登山のベースレイヤーは汗を素早く吸収し汗冷えを防ぐ役割を担います。肌寒い季節では汗を吸収した後ゆっくりと乾くメリノウールがおすすめです。今回紹介するウールパワーのクルーネックライトはチクチク感がなく柔らかく着心地の良さが特徴のベースレイヤーです。
おすすめポイント
- 他のベースレイヤーに比べて圧倒的にストレッチ性が高く、動きを妨げない
- 肌触りがよくチクチク感もなければ、縫い目の肌当たりが一切ない
- クルーネック以外にもロングジョンと呼ばれるタイツの展開がある
商品概要
ブランド | ウールパワー |
商品名 | クルーネック ライト |
商品説明 | 縦方向の縫い目は最適な快適性のために背中側に配置されており、袖はバックパックを背負った時に縫い目が擦れないようラグランスリーブになっています。 |
価格 | ¥11,000(税込) |
素材 | メリノウール80%、ポリアミド20% |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★★ |
保温性 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
メリノウール製のベースレイヤーの選び方
メリノウール製のベースレイヤーは様々なメーカーから選ぶことができます。同じメリノウールを使用したベースレイヤーでも一つ一つ手に取って見てみるとそれぞれに特徴が見受けられます。
肌触り、混紡素材の違いによるストレッチ性や耐久性、縫い目の肌あたりが主なところです。
直接肌に触れるベースレイヤーだから、ミドルレイヤーやアウターなどと違い、肌に触れた時の心地よさや、動きの妨げにならないストレッチ性、汗で濡れた時の素材感を重視して、自分好みのメリノウール性ベースレイヤーを選んでいます。
ウールパワーのベースレイヤーを選ぶ理由
まず特筆すべきはストレッチ性と肌触りです。これはウールパワーの編み方によるのだと思うのですが、他のベースレイヤーに比べて圧倒的にストレッチ性が高く、動きを妨げないから手足を上げることが多いアクティビティで着心地の良さを実感できます。
また肌触りがよくチクチク感もなければ、縫い目の肌当たりが一切なく、着用中は存在感すらありません。自宅ではストレッチやヨガなどをする時にも素晴らしい着心地を提供してくれます。
着用するシーンとおすすめのアクティビティ
ウールパワーの中でも最も薄手モデルとなるライトはクルーネック以外にもロングジョンと呼ばれるタイツの展開もあります。
この2着を1月後半から2月のピステスキーにおいてのベースレイヤーに活用した際、寒くもなく暑くもなく快適にスキーを楽しむことができました。外気温は-8度前後で、レイヤリングにボトムはベースレイヤーの上にゴアテックスプロのビブス、上半身はベースレイヤーの上にパタゴニアのキャプリーンR1とゴアテックスプロのハードシェルという出で立ちでした。
その他冬山登山では運動量によってベースレイヤーを変えるだけで同じレイヤリングで行動することが可能です。
暖かい季節の縦走登山では、ウールパワーのライトモデルにミドルレイヤー&ウィンドブレーカーを羽織って行動することで、腕は日焼け防止にもなるし、汗を素早く吸い上げゆっくりと乾く特徴のあるメリノウールなので、急激に肌を冷やすこともなく、汗の臭いも吸着して閉じ込める性質があるので気になりづらく、一泊二日以上の登山では重宝します。気温に応じてベースレイヤーを調整すると良いでしょう。
夏山のテント泊登山では、パジャマ代わりにウールパワーのライトモデル上下を持ち歩いて就寝時の汗冷えと保温力向上を狙って装備に加えることもできます。重量は実測でクルーネックが209g、ロングジョンが177gです。
このようにオールシーズン様々なシーンで活用できるコストパフォーマンスに優れたベースレイヤーです。
サイズ感
179cmの痩せ型でMサイズを着用しています。クルーネックライトは着丈が長めに出来ているのでめくり上がる心配がなくお腹や背中をしっかり温めてくれます。タイトではなく程よく包み込むようなフィット感で、肌の汗を吸い上げます。ロングジョンはモタつきがなくキツすぎないフィット感が心地よいです。
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