軽量装備を持ち歩くメリットは、体の負荷を軽減し体力の消耗を抑制することができる点です。しかし軽量化が行き過ぎて登山中リスクを生じてしまわないようにすることも重要です。今回は軽量装備付き登山者が選んだ、買ってよかった登山ギアベスト5を紹介します。
エバニュー チタンカップ400FD
登山装備の軽量化をする前はお湯を沸かすのにもガスストーブを使用していました。深型のクッカーでたくさんのお湯を作っても、結局使わずにお湯を捨てるなんていうこともありました。その時に必要なお湯の量を考えたら、カップヌードル用に300mlと、コーヒーを飲むのに80mlで、合わせたら380mlでした。そしたらもっと小さくてコンパクトなクッカーで良いと考えて、エバニューチタンカップ400FDに変えました。重量はわずか50g。以前使用していたクッカーが約150gだったので100gの軽量化ができました。
エスビット チタニウムストーブ
僕が知っている限りの固形燃料用五徳の中で圧倒的な軽さとコンパクト性を備えたのがエスビットのチタニウムストーブです。重量はわずか13gで固形燃料でお湯を作ると決めてからは、手放せないアイテムのひとつです。ガスストーブだと、バーナーヘッドと五徳がセットになって、約70gだったので55gの軽量化ができました。
ヘリテイジ クロスオーバードーム2G
テント泊をする際に愛用しているのがヘリテイジのクロスオーバードーム2Gです。シングルウォールなので結露と、前室がない点をどのように工夫するかがポイントですが、これを克服すればシングルウォールテントとして大活躍してくれる装備となります。重量は630gでダブルウォールテントの最軽量クラスのテントと比較しても約200gほど軽量化ができました。設営がものすごく簡単に早くできるので、登山スタート付近のエリアに移動して前泊するのにも使用することができます。
サーマレスト ネオエアーウーバーライトスモール
テントマット最軽量級の軽さが魅力のサーマレストのネオエアーウーバーライトのスモールサイズは冬山登山以外で使用しているテントマットです。スモールサイズは長さ119cmで身長180cmの僕の場合で太ももから上をしっかり支えてくれるサイズです。SOLのエマージェンシーシートとの併用で地面からの冷えを防止し、ダウンウェアとシュラフとの兼ね合いで比較的寒い季節でも使用することができます。重量は170gで、約300gあったテントマットと比較すると約130g軽量化ができました。
山旅 リバーシブルスタッフバッグピロー
テント泊をする際には枕を使用するのですが、就寝時に使用していない衣類を活用して、枕を作ることができるのがリバーシブルスタッフバッグピローです。頭が当たる部分にはポリエステル100%のニット地で、気持ちの良い寝心地を作ることができ、衣類の量で枕の形や高さを調整でき便利です。中に入れる衣類は多くが登山終わりの着換えで、これらを入れておくのにもちょうど良いサイズのスタッフバッグです。