スノーピークのチタンシングルマグ450は本来マグカップなんですが、ウルトラライト界ではこれをポットとして利用することが定番なんです。軽さを重視したらチタンになるんですけど、中でもスノーピークは他のメーカーに比べてチタンが肉厚な気がしてます。
だから使い込んでいってもベコベコなりにくく、割と頑丈でウルトラライトギアの入門で利用する代表的なポットとして定着しているように思います。
チタンシングルマグ450の色をみて
ジョンミューアに行ったときもこれをポットとして利用しました。日本ではアルコール燃料を使ってお湯を沸かしてたんですが、ジョンミューアではより軽くしたいと思い固形燃料を使ってお湯を沸かしてたんです。そうするとどうしても煤で汚れて黒ずんでくるんですね。この使い込んだ焼けた色をみると「いいアジが出たな」って思って、同時にジョンミューアトレイルを歩いた時の事を思い出します。
チタンシングルマグ450の丁度良さ
食事はアルファ米におかずもドライフードで、その食事の為に使う1回のお湯の量を考えたときに450は十分なサイズなんですね。これよりひとまわり大きい600というサイズもあるんですが、大きすぎてパッキングしづらくなってしまうんです。そういうバランスで考えた時に450がベストだったんです。
冬だとなにかとお湯を沸かす量が多くなってくるので、そういう場合は600というサイズを持ち歩くという人が多いと聞きます。
シングルマグに合わせる蓋
チタンシングルマグ450の蓋に使っているのはティーズストーブという日本のガレージブランドから出ているもので、Tだから、きっとTから始まるイニシャルの苗字の方が作っているメーカーなんだと思うんですけど、空き缶を使ったアルコールストーブを商品としてメインに取り扱っているんです。
1人の場合はチタンシングルマグ450を使ってお湯を沸かすだけなんですけど、複数人で山に遊びに行くときはガスを使って調理が出来たほうが楽しめると思うんです。山に行くときの楽しみ方を考えてクッカーや持ち歩くストーブを選ぶようにしています。
シングルマグに合わせる燃料
お湯を沸かすときに利用する燃料はエスビットの固形燃料でミリタリーっていう大き目のものを使っています。固形燃料1つで450のマグ2杯分のお湯が沸かせるんです。
まず1回目に満タン沸かして、沸いたら食事用に使います。食事が出来上がるその間にもう1度お湯を沸かして、味噌汁とコーヒ用のお湯を準備しておく。お湯が沸いたら味噌汁を飲みながら、出来上がった食事を食べて、最後にコーヒーを飲んで食事終了という具合です。
固形燃料の良さとメリット
液体燃料は測るのが面倒で、固形燃料であれば1個でお湯2杯分ってシンプルに考えられるところが好きなところです。またザックを激しく落としちゃった場合に燃料の蓋が外れて漏れちゃったなんていう事があったらおしまいじゃないですか。固形であれば砕け散っても、寄せ集めればなんとかなりますよね。そういう安心感もあって固形が好きです。
選ぶときに大事なのは燃焼の強さだと思うんですが、固形は液体の燃料よりも弱いと思うので、そういう視点でも選択するのが大事だと思います。