外反母趾は登山を楽しむ者にとって大きな悩みの一つです。登山における長時間のパフォーマンスの維持、登山靴選択の困難、登山中における足のトラブルなど支障が多い足のトラブルです。今回は簡単にできる外反母趾対策としてテーピングと足指スペーサーの活用方法を紹介します。
外反母趾になる原因から先ず初めに根絶する
外反母趾になる原因は生まれつき扁平足気味によるもの、筋力の低下などが一因と言われています。しかし、つま先が狭い靴に足を押し込んでいる事が原因として多く、まずは日常履いている靴の見直しから始めましょう。僕自身も外反拇趾気味なので普段履いているシューズはアルトラのTORIN5を、登山やトレイルランニングなどでもアルトラのシューズを履いています。
外反母趾の対処方法
ひどい外反母趾であれば、整形外科に行き診断を受けるようにしましょう。これ以外にテーピングとサポーター、また最近では足指スペーサーの活用がおすすめです。
足ゆびスペーサーで解剖学的に正常な位置に戻す
コレクトゥはレイ・マクラナハン博士がデザインしたシリコン製の足指スペーサーです。裸足でも靴下の上からでもフィットさせやすい作りで、行動中も、就寝中も取り付けることで外反母趾に対処することができるアイテムです。シリコン製なので素材が柔らかく痛くなるようなことが一切ありません。家の中で過ごしている時にも手軽に取り付けることができるアイテムです。
またアルトラのシューズを合わせてコレクトゥをつけてシューズを履くこともできます。
外反母趾に有効なテーピングの巻き方
外反母趾に有効なテーピングの巻き方は慣れてしまうと非常に簡単なので練習をしてみてください。使用するテーピングは高い固定力で汗に強く、伸縮性のある25mmのキネシオロジーテープがおすすめです。
ステップ1-テーピングの巻き始め
外反母趾を治すために親指を外側に向けるようにテーピングを行います。まずはじめに親指に巻きつけるようにテーピングをスタートします。
ステップ2-足の外側から内側に向けてテーピング
次に親指から足の裏を経由して、反対側の踵に向かってテーピングをします。
ステップ3-踵にかけてテーピング
反対側の踵から、踵を包み込むように反対側の踵へとテーピングを行い1本目のテーピングを終了させます。
ステップ4-クロスするように二本目のテーピング
2本目のテーピングは1本目と同様に親指からスタートさせます。次は親指の内側から外側に向かってテーピングをスタートさせます。
ステップ5-かかとの外側に向けてテーピングで完成
2本目は足裏を経由せずに親指から踵に向かって一直線にテーピングを行います。踵の反対側で貼り終えて完成です。覚えてしまうと非常に簡単です。
テーピングが面倒だと感じるならばサポーターがおすすめ
毎日もっと手軽に外反母趾対策を行いたい方はサポーターもおすすめです。
ソルボ外反母趾サポーター薄型
イギリスの医療分野から生まれた人工筋肉「ソルボ」を利用したフットケアサポーターシリーズの外反母趾用サポーターです。薄型なので、靴を履きながら使用して足指の曲がりを補正できます。
Dr.MED 外反母趾サポーター
簡単に親指の補正が可能な外反母趾用サポーターです。伸縮性に優れていて、面ファスナーで調整できるためフィット感にも優れています。