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登山靴
2022.03.07
登山靴とスニーカの違い-登山靴の選び方(初心者編)

登山靴とスニーカの違い-登山靴の選び方(初心者編)

山を始めようと考えている人や、高尾山、筑波山、六甲山といった初心者にも登りやすい山で登山靴である必要があるか?という質問があります。例えばそれが舗装された登山道であればスニーカーでも問題は少ないでしょう。登山靴はスニーカと異なり登山をする際に多くのメリットがあります。大きく4つの点で登山靴とスニーカの違いについて学んでいきましょう。

登山靴とスニーカの違い①硬いアウトソール

登山靴とスニーカの違い①硬いアウトソール

まず登山靴とスニーカの違いとしてアウトソールについて見ていきましょう。

登山靴によってもソールが柔らかく作られているものから、硬いものまで幅広く、アウトソールが硬いことで、ガレた登山道で足を置いても安定を保ちます。しかし硬いことで足首が固定され、さらに登山靴の重量が増すため素早い足運びをしづらくなります。

スニーカーはソールが柔らかく、足運びがしやすく設計されているため歩きやすいのが特徴です。基本的には舗装路や身軽な状態で移動する時に適した靴です。重い荷物を背負い歩行する登山では、ソールが柔らかすぎるため、石や砂利、起伏のある登山道では足元がふらつきやすく、それによって転倒、捻挫などを引き起こす可能性が高まります。

履くもの荷物登山道
スニーカー軽い舗装路もしくは凹凸が少ない
ソールが柔らかい登山靴軽いガレ場、岩場が少ない
ソールが硬い登山靴重いガレ場、岩場が多い

登山靴とスニーカの違い②グリップ力のあるアウトソール

岩場の多い登山道
登山靴とスニーカの違い②グリップ力のあるアウトソール

次に登山靴とスニーカの違いとしてグリップ力について見ていきましょう。

登山道で最も滑りやすいのは濡れた木や岩でしょう。また傾斜角度がある登山道では砂利道は非常に滑りやすく危険です。こういった「滑りやすい」路面で力を発揮するのがグリップのあるアウトソールです。

スニーカーは舗装路を歩くことを前提につくられているので、グリップ性能は少なく、登山道では滑りやすく転倒の可能性が高まります。

履くもの登山道
スニーカー傾斜角度が少ない、濡れた木、岩がない
登山靴傾斜角度があり、濡れた木、岩がある

登山靴とスニーカの違い③足のブレを軽減するミッドソール

登山靴とスニーカの違い③足のブレを軽減するミッドソール

次に登山靴とスニーカの違いとして足のブレを軽減するミッドソールについて見ていきましょう。

凹凸が多く平坦地が少ない登山道では、足首のブレをなくすことで筋肉のブレを抑え、疲労を軽減し、怪我のリスクを下げます。また硬い岩場を連続して歩くさいにクッション性があることで、筋肉への負担を軽減します。このブレの抑制、クッション性を担うのがミッドソールです。

スニーカーはクッション性はあるものの、ブレの抑制には弱く、「ふにゃふにゃ」した柔らかさで足運びのしやすさに重点が置かれています。スニーカーで登山をすると筋肉のブレが多いため、疲れやすいことに注意しましょう。

履くもの登山ルート
スニーカー距離が短く、標高差が少ない
登山靴距離が長い、標高差がある

登山靴とスニーカの違い④通気性と防塵性を備えたアッパー

登山靴とスニーカの違い④通気性と防塵性を備えたアッパー

登山靴はアッパーに防水処理が施されているタイプがあり、多少の雨なら弾きます。また足の汗を効果的に排出する機能があるため、登山靴内のムレや濡れを排除し、足のトラブルを軽減します。またアッパーにゴアテックスを使用しているシリーズがあるのも登山靴ならではです。

スニーカーでは少しの雨や水たまりでも、濡れてしまうと直ぐに靴下まで濡れてしまうため、それによって足のトラブルを引き起こしてしまう可能性が高まります。

履くもの登山道と気候
スニーカー当日、前日に雨が降っていない
登山靴雨の可能性がある、水たまりがある

スニーカーでも大丈夫な登山についてまとめ

4つの視点で登山靴とスニーカの違い、登山靴の選び方について説明しました。まとめると以下のような登山道、状況であればスニーカーでも問題は少ないでしょう。

舗装路もしくは凹凸が少ない登山道
傾斜角度が少ない、濡れた木や岩がない
距離が短く、標高差が少ない
当日、前日に雨が降っていない
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