
コンビニやスーパー、ドラッグストアで簡単に購入できるお菓子やカロリー食品で、登山におすすめの行動食をランキングにしてみました。1gあたりの熱量を、商品重量と熱量から割り出してランキング化しています。
目次
- 1 登山の行動食で重視するカロリーについて
- 2 登山におすすめの行動食-重量に対してカロリー高ランキング
- 2.1 11位)1gあたりの熱量1.0:inゼリーエネルギー
- 2.2 10位)1gあたりの熱量2.8:スポーツようかん あずき
- 2.3 9位)1gあたりの熱量2.9:えいようかん
- 2.4 8位)1gあたりの熱量3.7:大粒ラムネ
- 2.5 7位)1gあたりの熱量3.9:柿の種
- 2.6 6位)1gあたりの熱量4.7:SOYJOY(コーヒー&ナッツ)
- 2.7 5位)1gあたりの熱量4.8:カントリーマアム
- 2.8 4位)1gあたりの熱量4.9:SNICKERS
- 2.9 3位)1gあたりの熱量5.0:カロリーメイト(チーズ)
- 2.10 1位)1gあたりの熱量5.3:TimTamオリジナル
- 2.11 1位)1gあたりの熱量5.3:ブラックサンダー
- 3 行動食におすすめのお菓子やカロリー食品のランキング表
登山の行動食で重視するカロリーについて
カロリーとは人が生きるために必要なエネルギーのことを言います。厚生労働省では推定必要カロリーを「基礎代謝量」×「身体活動レベル」で求めています。何もせずにじっとしているときに消費される、呼吸や心拍、体温の維持など生命を保つために必要な最小限のカロリーを基礎代謝量といいます。
以下の表は活動レベルが最も高い数値で出しています。
性別 | 男性 | 女性 |
身体活動レベル | 高い | 高い |
18〜29歳 | 3,050kcal | 2,300kcal |
30〜49歳 | 3,050kcal | 2,350kcal |
50〜64歳 | 2,950kcal | 2,250kcal |
65〜74歳 | 2,750kcal | 2,100kcal |
75歳以上 | – | – |
登山では行動中にしっかりとカロリーを摂取して、バテないように心がけることが重要です。次からは重量に対してカロリーが高い、行動食におすすめの食品をランキング形式で紹介します。
登山におすすめの行動食-重量に対してカロリー高ランキング
栄養バランスは特に考えず、重量に対してカロリーが高い行動食をピックアップして紹介します。どれもコンビニやスーパー、ドラッグストアで簡単に購入できるお菓子やカロリー食品です。
11位)1gあたりの熱量1.0:inゼリーエネルギー

1gあたりの熱量は低いですが、ビタミン類の栄養バランスに優れ、ゼリー状だから素早く摂取することができます。行動食と言うより、登山はじめに摂取するとパフォーマンスを維持しやすいでしょう。
配合栄養素:ビタミンC、クエン酸、パントテン酸、ナイアシン、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンA、葉酸、ビタミンD、ビタミンB12

10位)1gあたりの熱量2.8:スポーツようかん あずき

配合栄養素:たんぱく質:1.4g、脂質:0.1g 、炭水化物:26.5、食塩相当量:0.14g、カリウム:9mg、マグネシウム:6mg、カルシウム:13mg
ギュッと押し出して手軽に摂取でき、タンパク質を摂取できる行動食におすすめの栄養食品です。片手で手軽に食すことから登山でも人気の食品です。
9位)1gあたりの熱量2.9:えいようかん

配合栄養素:たんぱく質, 1.9g ; 脂質, 0.1g ; 炭水化物, 40.7g ; ナトリウム, 2mg
ようかんが最も効率よくカロリーを摂取できる、といった声も聞きますが、順位は割と低めです。井村屋のえいようかんは、しっとりとした水分を多く含んだ羊羹で食べやすい特徴があるため、登山時に食べやすい点でおすすめです。
8位)1gあたりの熱量3.7:大粒ラムネ

配合栄養素:脂質0.5g、炭水化物37g
ブドウ糖を多く含んでいるから集中力を回復させることができ、またエネルギー転換も早い行動食です。甘すぎず食べやすくトレイルランニングをしている人の行動食にも人気です。
7位)1gあたりの熱量3.9:柿の種

配合栄養素:タンパク質12g、脂質14.1g、炭水化物69.6g、食塩相当量1.28g
お米を主成分としているので、腹持ちしやすく行動食以外にも、山ごはん前後のおつまみとしても食べることができる汎用性の高さが魅力です。
6位)1gあたりの熱量4.7:SOYJOY(コーヒー&ナッツ)

配合栄養素:タンパク質5.7g、脂質9.5g(飽和脂肪酸2.7g、トランス脂肪酸0g)、コレステロール6〜13mg、炭水化物11.7g(糖質6.6g、食物繊維5.1g)、食塩相当量0.1〜0.3g、大豆イソフラボン20mg
大豆イソフラボンを摂取できる行動食で、栄養バランスに優れています。味が豊富で食べやすく、ドラッグストアなどで手軽に入手できます。タンパク質を多く含んでいるので、登山中にこまめに摂取することで、筋肉痛を和らげることにつながります。
5位)1gあたりの熱量4.8:カントリーマアム

配合栄養素:たんぱく質0.5g、脂質2.2g、炭水化物6.4g、食塩相当量0.05g
温めると美味しい、コーヒーブレイクにも大人気のお菓子です。休憩時におすすめの行動食です。
4位)1gあたりの熱量4.9:SNICKERS

配合栄養素:たんぱく質 2.4 g、脂質 10 g、炭水化物 23.7g、糖質:20g、食物繊維:3.7g、食塩相当量 0.20 g、ビタミンB1 0.55 mg、ビタミンB2 0.55 mg、ビタミンB6 0.61 mg、ビタミンB12 1.1 μg、ビタミンE 4.7 mg
栄養バランスとしっかりとした甘さを楽しめる行動食におすすめの食品です。タンパク質と一緒に摂取ると良いとされるビタミン類も豊富なので、登山中こまめに摂取するとパフォーマンスを維持させながら行動が可能です。
3位)1gあたりの熱量5.0:カロリーメイト(チーズ)

配合栄養素:タンパク質:8g、脂質:21.9g、糖質:41.7g、食物繊維:2g、ナトリウム:280mg、カリウム:110mg、カルシウム:200mg、鉄:2.5mg、マグネシウム:50mg、リン:80mg、ビタミンA:225μg、ビタミンB1:0.5mg、ビタミンB2:0.6mg、ビタミンB6:0.5mg、ビタミンB12:1μg、ナイアシン:5.5mg、パントテン酸:2.8mg、葉酸:100μg、ビタミンC:40mg、ビタミンD:2.5μg、ビタミンE:4mg
栄養素のバランスに長けた持ち歩きやすくカロリーも豊富な行動食に最適な食品です。メープル、チーズなど味の種類も豊富です。最もタンパク質量が紹介中の行動食の中では豊富なので、登山終わりの筋肉痛に悩まされている方は特に行動食にカロリーメイトを取り入れると良いでしょう。
1位)1gあたりの熱量5.3:TimTamオリジナル

配合栄養素(1枚):タンパク質0.8g、炭水化物12.1g、食塩相当量0.07g
オーストラリアの人気のお菓子が堂々1位にランクインです。行動食として持っていく場合は1枚づつパッケージされているわけではないので、ジップロックなどに入れて持っていくことをおすすめします。個人的には今回紹介している行動食の中では最も味が好みです。

1位)1gあたりの熱量5.3:ブラックサンダー

配合栄養素:たんぱく質1.3g、脂質6.0g、炭水化物13.1g、食塩相当量 0.2g
コンビニでも手に入り、いろいろな味を楽しめるブラックサンダーが堂々の一位獲得です。登山をしていると多くの人たちが行動食に活用しているのをみかけます。
行動食におすすめのお菓子やカロリー食品のランキング表
※横スクロールで表がスクロールできます。順位 | 11位 | 10位 | 9位 | 8位 | 7位 | 6位 | 5位 | 4位 | 3位 | 1位 | 1位 |
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商品名 | inゼリーエネルギー | スポーツようかん あずき | えいようかん | 大粒ラムネ | 柿の種 | SOYJOY(コーヒー&ナッツ) | カントリーマアム | SNICKERS | カロリーメイト | TimTamオリジナル | ブラックサンダー |
重量(g) | 180 | 40 | 60 | 41 | 100 | 30 | 10 | 51 | 20 | 18 | 21 |
熱量(kcal) | 180 | 113 | 171 | 153 | 387 | 142 | 48 | 248 | 100 | 95 | 112 |
1gあたりの熱量 | 1.0 | 2.8 | 2.9 | 3.7 | 3.9 | 4.7 | 4.8 | 4.9 | 5.0 | 5.3 | 5.3 |