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ゴールデンウィークの登山におすすめプラン-奥秩父縦走5日間

ゴールデンウィークの登山におすすめプラン-奥秩父縦走5日間

期間が必要だから、行きたいけど実現していない登山プランはありませんか?長い休みを得ることができるから山小屋泊、テント泊登山で長期縦走登山に挑戦するのはいかがでしょう?今回ゴールデンウィークの登山におすすめプランは奥秩父縦走5日間です。

注意喚起(4月25日更新)

4月16日(土) 三宝山では積雪の影響で30歳男性が道に迷ったという情報が「埼玉県警察本部地域部地域総務課」のtwitterでアップされています。

  • 早めの入山下山を心掛け、ゆとりある登山計画を立てましょう。
  • 雪が積もっていると登山道の区別が付きにくくなるので、必ず登山地図、コンパス等を携行しましょう。

また甲武信小屋の施設に関する情報に一部誤りがございました。トイレなしとの記述でしたが、日帰り・宿泊・テント泊の方全て使用可能です。大変申し訳ございません。

また甲武信小屋への縦走路についてですが、今年は積雪量が例年に比べて多く、現在気温上昇や雨などにより、登山道上に残っている残雪が腐ってつぼ足状態となり、最深部で70センチ(大人の男性股下くらい)となっており、現状通過者がいない為、通常のコースタイム以上は必至の状況です。

甲武信小屋のホームページでは登山道状況の確認ができる情報がありますので、事前に確認をお願いします。

ゴールデンウィーク登山で気をつけるべきこと

ゴールデンウィーク登山で気をつけるべきこと

ゴールデンウィークは4月末から5月1週目の期間です。この時期は北アルプスなどの高所にはまだ多くの雪が残っています。また今回案内する奥秩父縦走の登山道でも例年は4月末までアイゼンが必要と山小屋からの呼びかけがありますが、凍結場所があるため、チェーンアイゼンは必須装備に数えて行動しましょう。

奥秩父縦走5日間の登山ルートの事前準備

奥秩父縦走5日間の登山ルートの事前準備

このルートは多くのエスケープルートがあるため、途中離脱も可能です。エスケープルートは奥多摩駅に近くなると多くなるので、エスケープルート使用の可能性が高いのは登山後半と考え、スタートを瑞牆山荘、ゴールを奥多摩駅としています。

また事前に営業中小屋で食料の調達が可能か?水場はどこにあるかなどを確認して、できるだけ軽量な登山ができるように計画をたてるようにしましょう。

また4月~5月はツキノワグマの目撃情報が多いため、宿泊場所への到着時刻が16時を過ぎないように計画を立てましょう。

奥秩父縦走5日間で通過する山小屋の営業情報

奥秩父縦走5日間で通過する山小屋の営業情報

奥秩父縦走5日間では数多くの山小屋と避難小屋を通過します。事前に食料の調達が可能か、水場は凍っていないかを把握しておきましょう。

1日目に通過する山小屋

※横スクロールで表がスクロールできます。
小屋名瑞牆山荘富士見平小屋大日小屋金峰山小屋大弛小屋
通過日1日目1日目1日目1日目(金峰山から往復30分)1日目の宿泊地
営業開始日営業中4/1~営業7月上旬~営業4/23~営業4/29~営業予定
水場なし(飲料水の販売)ありありなし(飲料水の販売)なし(飲料水の販売)
トイレありありありありあり

2日目に通過する山小屋

※横スクロールで表がスクロールできます。
小屋名甲武信小屋
通過日2日目
営業開始日4/20~営業
水場なし(飲料水の販売)
トイレあり

3日目に通過する山小屋

※横スクロールで表がスクロールできます。
小屋名笹平(破風山)避難小屋雁坂小屋笠取小屋
通過日3日目3日目(雁坂峠から往復30分)3日目の宿泊地
営業開始日--4/29~営業予定4/29~営業予定
水場なし(周辺にあり)ありあり
トイレなしありあり

4日目に通過する山小屋

※横スクロールで表がスクロールできます。
小屋名将監小屋雲取山避難小屋雲取山荘
通過日4日目(将監峠から往復25分)4日目4日目の宿泊地
営業開始日4月下旬〜--営業中
水場なし(周辺にあり)なしあり
トイレありなしあり

多くの山小屋が4月後半から営業を開始しています。電話をすれば水場の情報、またTwitterなどがあれば山小屋名で検索をして最新情報をチェックできます。

奥秩父縦走5日間の登山ルートで通過する山

奥秩父の主要な山はおおよそピークを踏むことになります。以下の表では通過する山と標高、天気やアクセスがわかる情報へのリンクを示しています。

山の名前金峰山(きんぷさん|きんぽうさん)
都道府県山梨県・長野県
標高2,599m
天気・アクセスなど詳細情報
山の名前朝日岳(あさひだけ|あさひやま)
都道府県山梨県・長野県
標高2,579m
天気・アクセスなど詳細情報
山の名前国師ヶ岳(こくしがたけ|こくしだけ)
都道府県山梨県・長野県
標高2,592m
天気・アクセスなど詳細情報
山の名前甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)
都道府県埼玉県・山梨県・長野県
標高2,475m
天気・アクセスなど詳細情報
山の名前笠取山(かさとりやま)
都道府県山梨県・埼玉県
標高1,953m
天気・アクセスなど詳細情報
山の名前雲取山(くもとりやま)
都道府県東京都・埼玉県・山梨県
標高2,017m
天気・アクセスなど詳細情報
山の名前七ツ石山(ななついしやま)
都道府県東京都・山梨県
標高1,757m
天気・アクセスなど詳細情報
山の名前鷹ノ巣山(たかのすやま)
都道府県東京都
標高1,737m
天気・アクセスなど詳細情報
山の名前六ツ石山(むついしやま)
都道府県東京都
標高1,737m
天気・アクセスなど詳細情報

奥秩父縦走5日間の登山ルート・難易度

必要日数4泊5日
総コースタイム※35時間50分
距離約67.4km
累積標高上り:約4,705m
下り:約5,877m
難易度★★★☆☆
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

1日目の登山行程

出典:富士見平小屋(4/5時点)

当日スタートは朝8時としています。到着は14時20分です。標高を約1300mアップで1日目の宿泊場所、大弛峠に到着します。途中の富士見平小屋で休憩を挟みながら、体を少しづつ登山に慣れさせていきましょう。

瑞牆山荘(08時00)→→富士見平小屋(08時50)→→大日小屋(09時50)→→大日岩(10時20)→→砂払ノ頭(11時20)→→金峰山(12時20)→→朝日岳(13時30)→→朝日峠(13時55)→→大弛峠(14時20)

総コースタイム※6時間20分
距離約9.2km
累積標高上り:約1,304m
下り:約455m
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

2日目の登山行程

スタートは朝7時としています。到着は13時05分です。標高を上げていくことで素晴らしい眺望を楽しめる登山道です。コースタイムも5日間の中で最も短く、縦走コースなので、ゆっくりと景色を楽しみながら登山を楽しみましょう。

大弛峠(07時00)→→国師ヶ岳(08時00)→→国師のタル(09時20)→→東梓(10時00)→→両門ノ頭(10時30)→→甲武信ヶ岳(12時50)→→甲武信小屋(13時05)

総コースタイム※5時間50分
距離約9.7km
累積標高上り:約969m
下り:約864m
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

3日目の登山行程

出典:甲武信小屋(4/24)

スタートは朝5時としています。到着は12時05分です。この登山道は人気が少なく静かな山歩きを楽しむことができます。4,5日目は体力勝負の登山となるので、疲れをため無いようにマイペースに歩きましょう。

甲武信小屋(05時00)→→巻き道分岐(05時15)→→笹平(破風山)避難小屋(06時05)→→西破風山(07時15)→→雁坂嶺(08時35)→→雁坂峠(08時55)→→雁峠(11時35)→→雁峠分岐(11時50)→→笠取小屋(12時05)

総コースタイム※7時間20分
距離約11.9km
累積標高上り:約782m
下り:約1,477m
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

4日目の登山行程

4日目の登山行程

スタートは朝6時としています。到着は14時45分です。距離は最も長い5日目とほぼ同じです。アップダウンが激しく、移動時間も最も長い約9時間となります。

笠取小屋(06時00)→→黒槐分岐(06時50)→→山ノ神土(08時10)→→将監峠(08時30)→→飛龍権現(11時00)→→北天のタル(11時30)→→狼平(13時00)→→三条ダルミ(13時40)→→雲取山(14時25)→→雲取山荘(14時45)

総コースタイム※8時間45分
距離約19.9km
累積標高上り:約1,614m
下り:約1,553m
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

5日目の登山行程

5日目の登山行程

スタートは朝5時としています。到着は12時35分です。移動距離が20kmと5日目の中で最も長いですが、その多くは下りとなります。しかしながら登りも累積で約1000mあるので、最後の力を振り絞ってゴールの奥多摩駅を目指しましょう。

雲取山荘(05時00)→→雲取山(05時30)→→小雲取山(05時50)→→雲取奥多摩小屋(06時10)→→ブナ坂(06時40)→→七ツ石山(06時55)→→千本ツツジ(07時30)→→巳ノ戸の大クビレ(08時30)→→縦走路分岐(09時10)→→水根山(09時15)→→六ツ石山分岐(10時25)→→三ノ木戸山分岐(11時05)→→奥多摩駅(12時35)

総コースタイム※7時間35分
距離約20.0km
累積標高上り:約995m
下り:約2,487m
※「40~50代(または60代)の登山経験者/2~5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準に設定

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