知床半島に鎮座する自然豊かで特徴的な眺望に優れた道東屈指の名峰が羅臼岳です。この羅臼岳へ車で行くベスト登山プランと岩尾別温泉駐車場情報を紹介します。
羅臼岳への登山コースとアクセスプラン
知床半島の背骨にあたる知床連山の主峰であり、かつ最高峰でもあるのが羅臼岳です。樹林帯を抜けハイマツと岩に彩られた山頂からは自然が色濃く残る知床半島と、オホーツク海と、根室海峡を同時に眺めることができる、眺望が美しい自然が色濃く残る山です。
山の名前 | 羅臼岳(らうすだけ) |
都道府県 | 北海道 |
山域 | 知床半島 |
標高 | 1,661m |
天気・アクセスなど | 詳細情報 |
最寄の女満別空港に到着したらその日のうちに登山を開始することはできないので登山口となる岩尾別温泉周辺に前泊するのがおすすめです。
登山口の岩尾別温泉には宿泊施設が2件あり前泊にはおすすめのスポットです。
登山コーススタート地点『岩尾別温泉』までのアクセス
女満別空港へは東京と大阪から直行便があります。女満別空港からは約100km車を走らせることで岩尾別温泉に到着します。
岩尾別温泉駐車場について
木下小屋周辺と未舗装部分に無料駐車スペースがあります。合計約15台駐車することができますが、近隣のホテルの宿泊者専用駐車場は利用不可なので注意しましょう。駐車場の近くにはトイレがあります。
羅臼岳への登山コースについて
総距離 | 約13.3km |
コースタイム | 8時間 |
累積標高 | 約1,621m |
難易度 | ★★★☆☆ |
岩尾別温泉駐車場から登山を開始するとしばらく樹林帯の急登が続きます。樹林帯の木々の向こうに見えるオホーツク海を振り返りながら登ると弥三吉水と呼ばれる水場に到着します。
水場を過ぎ樹林帯を登ると羅臼温泉からの登山道と知床連山の縦走路が交差する羅臼平に到着します。この辺りはヒグマの生息地とも重なるため、ベアスプレー熊鈴など熊対策を怠らないようにしましょう。以下の記事では熊に遭遇した時に対応ずべき行動を紹介しています。北海道の山に登る前に必ず一読してください!
ハイマツを縫うように登山道を歩くと徐々に傾斜が増してきます。大きな岩をいくつも越えて羅臼岳のピークが見え始めます。
山頂からは真正面に知床連山があり、根室海峡の隣に国後島(くなしりとう)を見ることができます。羅臼岳ならではのオホーツクの景色、振り返った先に見える羅臼湖など素晴らしい景色を頂上から楽しめます。
下山後のおすすめスポット
登山口の岩尾別温泉には「秘境知床の宿 地の涯」があります。ここは混浴の露天風呂や内風呂があります。
また野天湯と呼ばれるホテルが管理している北海道だからこそ楽しめる三段の湯も話題作りにもおすすめです。