登山者であれば誰もが一度は注目するのが、日本百名山。日本百名山を始めとして、花の百名山、2百名山など、登山では各ジャンルに注目した百名山が紹介され、登山をする人の目標であり、ライフワークとなっています。今回は岩崎元郎氏が選定した、新日本百名山の中で、東京から日帰りで登れる山をご紹介します。

新日本百名山とは

新日本百名山とは、ヒマラヤへの登山経験もある登山家の岩崎元郎さんが選定した、中高年の方でも登りやすい山を厳選したものです。体力低下とともに事故が多くなる中高年世代のトラブル防止を元に考えられ、各都道府県の魅力ある山々を厳選しながらも、安全に登れる場所が選ばれています。今回ご紹介する東京から日帰りで登れる新日本百名山も、時期を選べば比較的安全に登れる山となっています。

新日本百名山 東京 日帰り 赤岳

登山の難易度

登山経験があり、歩行技術と体力、雪のない季節であれば日帰りで登れます。ご紹介する山の中にはリフトやロープウェイなど行程を短縮できる方法もあり、当日のコンディションにも合わせた登り方ができるのが特徴です。一般登山道を登った方なら十分に登れる範囲ですが、東京から日帰りということで時間としては無理をする場合もあるので、前夜泊したり出発時間を遅らせて十分な睡眠を取るなど、より安全の精度を高めれば楽しく登れます。

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豊富な植生が特徴『霧ヶ峰』

紹介した山霧ヶ峰
都道府県長野県
標高1,925m
天気・アクセスなど霧ヶ峰の詳細情報

長野県にある2,000m近い山で、最高峰は1,925mの車山です。国の天然記念物である八島ヶ原湿原や車山湿原があり非常に豊富な植生が特徴で、車山山頂も360度のパノラマがあり、南アルプス、八ヶ岳、御嶽山など、日本を代表する名峰が望めます。おすすめは植生が豊かな春から夏にかけてで、特にニッコウキスゲが見頃を迎えている時は2,000m近い山でありながら、まるでお花畑にいるような世界が広がり、心奪われます。

新日本百名山 東京 日帰り 車山 山頂

山頂までのルート

山頂までは車山高原スキー場に駐車し、すぐそばの登山道から登れます。視界が開けており近くには独立峰の蓼科山が望め、ニッコウキスゲが見頃の時は霧ヶ峰の豊かな植生を愛でながら登ることができます。山頂まではリフトを利用することができ、こちらを使えば苦労することなく山頂まで行け、疲労した際は下山時に使ったり、ファミリーハイクでレクリエーション的に使うのもおすすめです。

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中央アルプスの最高峰『木曽駒ヶ岳』

紹介した山木曽駒ヶ岳
都道府県長野県
標高2,956m
天気・アクセスなど木曽駒ヶ岳の詳細情報

中央アルプスの最高峰で、標高3,000m近い高峰でありながら日帰りで登れる山として人気があります。森林限界を超えた高地からの眺望は見事の一言で、絶景の中で登るという登山の醍醐味を存分に味わえます。日帰りでも十分に登れる山ですがホテル千畳敷、駒ヶ岳頂上山荘でのテント泊など、高所での宿泊もでき、プランに合わせて行程を組むことができます。

新日本百名山 東京 日帰り 木曽駒ヶ岳

山頂までのルート

菅の台バスセンターに駐車し、駒ヶ岳ロープウェイのしらび平駅までアクセスします。ロープウェイ終点で降り、目の前にはこれから登る千畳敷カールが広がります。歩き出しから乗越浄土までは急勾配で、さらに高所ということで息を切らしそうになりますが、焦らずゆっくり登れば大丈夫です。乗越浄土以降は中央アルプスの稜線を、木曽駒ヶ岳頂上までゆるやかな登りを経て到達します。

頂上は遮ることのない大パノラマが広がり、このルートは片道2時間で時間的にも余裕があるので、天気が良く風も落ち着いていれば、3,000m近い高所でゆっくり過ごすことができます。

新日本百名山 東京 日帰り 木曽駒ヶ岳 千畳敷カール

奥秩父を代表する名峰『金峰山』

紹介した山金峰山
都道府県山梨県・長野県
標高2,599m
天気・アクセスなど金峰山の詳細情報

奥秩父を代表する名峰で山頂にある五丈岩が特徴の山です。車道で行ける峠の中で日本最高所の大弛峠から山頂まで至るルートは非常に人気があり、遠方からも多くの登山者が訪れます。気軽に森林限界を越えた登山が楽しめ、初めて歩く高峰としてもおすすめです。大弛峠からは金峰山以外にも、同山域の有名なピークである国師ヶ岳、奥秩父最高峰の北奥千丈岳へのルートがあり、早朝着で時間があれば登ることも日帰りで登ることも可能です。

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山頂までのルート

大弛峠から山頂までは約3時間で、樹林帯を歩きながらゆっくり標高を上げ、朝日岳、鉄山を経て山頂に至ります。山頂が近くなると視界が一気に広がり、森林限界を越えた世界が眼前に広がります。山頂標識は岩場にあり狭い場所ですが、そばにある五丈岩は広く整ったスペースとなっているので、ここで休憩して大弛峠に戻ります。日程的に余裕があれば大弛峠にある大弛小屋でテント泊をすることもでき、翌日には国師ヶ岳m北奥千丈岳に登ったりと、充実したプランを組むことができます。

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力強い存在感を放つ山容『赤岳』

紹介した山赤岳
都道府県長野県・山梨県
標高2,899m
天気・アクセスなど赤岳の詳細情報

八ヶ岳の最高峰で、雄々しく何者も寄せ付けない力強い存在感を放つ山容、その名の通り、赤い岩肌が特徴の岩峰です。八ヶ岳連峰の中でも岩峰が連なる南八ヶ岳エリアの中にあり、赤岳鉱泉を起点にして、硫黄岳から縦走して赤岳に登るプランは、八ヶ岳に来たら一度は登りたいルートです。山頂からは八ヶ岳の峰々はもちろん、眼下にある茅野、諏訪の町並みを望むことができ、山の恵みを受けながら発展してきた人の歴史を垣間見ることができます。

新日本百名山 東京 日帰り 赤岳

山頂までのルート

登山口である美濃戸まで車でアクセスできれば、赤岳までは日帰りで登ることができます。赤岳鉱泉、もしくは行者小屋まで行ったら一息入れ、そこから文三郎尾根を経て山頂に至ります。標高を上げるごとに勾配が急になってくるので、呼吸を整えて焦らず登るのが大切です。山頂の大パノラマを堪能したら再び美濃戸を目指して下山します。

比較的整った登山道ではありますが、疲労が出てくる下山中の転倒滑落には注意が必要です。疲労で足も弱っているので、安全圏内である樹林帯まで慎重に下っていきます。

新日本百名山 東京 日帰り 赤岳 文三郎尾根

日本の山岳史にその名を刻む名峰『谷川岳』

紹介した山谷川岳
都道府県群馬県・新潟県
標高1,977m
天気・アクセスなど谷川岳の詳細情報

群馬県新潟県の県境にある山で日本の山岳史にその名を刻む名峰です。山頂は双耳峰になっており、オキの耳、トマの耳の二つのピークがあるのが特徴です。日本海と太平洋の中央分水嶺となっており、気候を始めとした多様な一面と美しい山容が目を引く谷川岳。1,500m付近からの森林限界、気候変動が激しいエリアでもあり、クライミングの名所としても国内屈指のスポットでもあります。

新日本百名山 東京 日帰り 谷川岳

山頂までのルート

谷川岳ロープウェイまで車でアクセスし、ロープウェイに乗って終点の天神平駅からスタートします。頂上までは天神尾根を利用し、途中の熊穴沢避難小屋、谷川岳肩ノ小屋で休憩を取りながら頂上を目指します。肩ノ小屋まで行けば、美しく吸い込まれそうな稜線が続き、その先に存在感を放つ谷川岳山頂が待っています。山頂からは群馬、新潟の自然を一望できます。

天神尾根のルートは片道2時間30分ほどで焦らず登れますが、蛇紋岩という滑りやすい岩場が続いたり、天候の変化も激しいので、想定以上より多めの行程で計画しておくと安心です。

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サービスエリアを有効活用しよう

日帰りで遠方に登る際は時間が限られているため、登山前にコンディションが整わなかったり、焦るあまり出発前のパッキングで荷物を入れ忘れてしまうこともあります。

食料やライター、ヘッドライトの電池など、登山で使用するものが手に入り、大型の駐車場で休息することができるサービスエリアは、登山者にとって強い味方になります。登山口に着くと物品を入手することができないので、サービスエリアがどこにあるのかを把握しておくのがおすすめです。

新日本百名山で安全で楽しい登山を!

新日本百名山は、全国の中から、安全に楽しく登れる場所から厳選された山々が記されています。数日を要する山もありますが、日帰りで登れる山も多くあり、計画をしっかり組み、体力と技量に合わせていけば、多様な山に登ることができます。東京からマイカーを利用して行けば、日帰りで行ける山も多くあり、ご紹介した5座は、是非おすすめしたいピークです。

新日本百名山を登って、充実した登山を楽しんでくださいね。

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