シートゥサミットのテントマットには、セルフインフレータブルマットとエアマットの2種類があり、今回紹介するのはエアーマットの中でも寝心地と軽量性を両立させた登山に持ち歩くのに最適なテントマットです。
おすすめポイント
- 柔らかく体にピッタリ沿い、快適な寝心地を提供
- テントマットと体が擦れる音がしづらい
- 傷がついて穴が開いてしまうというリスクが少ないエアーマット
- スリーサイズ展開で、ウルトラライト思考向けのテントマット
- 寝心地の良さを追求した夏山登山向けのテントマット
- 空気入れと撤収をより簡単にできる設計で、逆止弁付バルブと開放バルブが備わっている
製品概要
ブランド | シートゥサミット |
商品名 | ウルトラライトマット |
商品説明 | 極上の寝心地を生む「エアスプラングセル構造」を採用した最も軽量コンパクトに収納できるマットレス。 |
素材 | 40Dリップストップナイロン |
価格(税込) | ¥14,300 |
R値 | 1.1 |
厚さ | 5cm |
重量 | 395g |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
セッティングのしやすさ | ★★★★★ |
コンパクト性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
他のテントマットにはない寝心地の良さ
レギュラーサイズで395gの重量は、サーマレストのネオウェアウーバーライト250gや、ニーモのテンサー345gと比較しても重いのですが、シートゥサミットのウルトラライトマットは、エアスプラングセル構造と呼ばれる無数のドット状の気室をテントマット内部に接着し、網の目のように小さな気室がマット内の構造を作ることで、マットの上に体重をかけた際、圧力が分散され、柔らかく体にピッタリ沿い、快適な寝心地を提供します。
ブランド | シートゥサミット | サーマレスト | ニーモ |
商品名 | ウルトラライトマット | ネオエアーウーバーライト | テンサー レギュラーマミー |
重量 | 395g | 250g | 365g |
サイズ | 183×55cm | 183×51cm | 183×51cm |
素材 | 40Dリップストップナイロン | 15Dナイロン | 20D PUポリエステル |
構造 | エアスプラングセル構造 | トライアンギュラーコアマトリックス | スペースフレームバッフル構造 |
R値 | 1.1 | 2.3 | 2.5 |
膨らませると、中の構造上、くにゃっと曲がったように膨らみ、体を乗せることで体に密着します。この寝心地の良さからシートゥサミットのウルトラライトマットを愛用しています。
テントマットの上に体をのせても、テントマットと体が擦れる音がしづらく、40デニールの厚みのある引き裂き強度に優れたリップストップナイロン素材を採用しているので、エアーマットの最大のリスクである、傷がついて穴が開いてしまうというリスクが少ないエアーマットです。
シートゥサミットのウルトラライトマットの位置づけ
下のシートゥサミットのテントマットの比較表を見ていただくと分かる通り、イーサーライトXTマット(390g)に次いで軽量で、長さ125cmと168cmと183cmのスリーサイズ展開で、ウルトラライト思考向けのテントマットです。
厚さ5cmはシートゥサミットのエアーマットの中では最も薄い5cmで、軽量性とコンパクト性に重点を置きながら寝心地の良さを追求した夏山登山向けのテントマットです。
※横スクロールで表がスクロールできます。商品名 | ウルトラライトS.I.マット | イーサーライトXTマット | イーサーライトXT インサレーティッドマット | イーサーライトXTエクストリームマット | ウルトラライト マット | ウルトラライト インサレーティッドマット | コンフォートライトマット | コンフォートライト インサレーティッドマット | コンフォートプラスマット | コンフォートプラス インサレーティッドマット | コンフォートプラスXT インサレーティッドマット |
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構造 | セルフインフレータブルマット | エアーマット | エアーマット | エアーマット | エアーマット | エアーマット | エアーマット | エアーマット | エアーマット | エアーマット | エアーマット |
厚さ | 2.5cm | 10cm | 10cm | 10cm | 5cm | 5cm | 6.3cm | 6.3cm | 6.3cm | 6.3cm | 8cm |
R値 | 2.6 | 1.2 | 3.2 | 6.2 | 1.1 | 3.1 | 2 | 3.7 | 2 | 4 | 4.7 |
サイズ展開 (全長×幅) | XS=125×51cm S=170×51cm R=183×51cm | 183×55cm | S=168×55cm R=183×55cm RW=183×64cm | R=183×55cm L=198×64cm RR=183×64cm RRL=201×64cm | XS=125×55cm S=168×55cm R=183×55cm | XS=128×55cm S=168×55cm R=183×55cm | 184×55cm | S=168×55cm R=184×55cm | S=168×55cm R=183×55cm | S=168×55cm R=183×55cm | 183×64cm |
重量 | XS=385g S=520g R=550g | 390g | S=470g R=490g RW=630g | R=720g L=950g RR=950g RRL=1,050g | XS=296g S=345g R=395g | XS=349g S=430g R=480g | 515g | S=590g R=640g | S=640g R=710g | S=775g R=845g | 1,185g |
女性モデル | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ |
容易にテントマットを膨らませることができる機能性
バルブには空気入れと撤収をより簡単にできる設計で、逆止弁付バルブと開放バルブが備わっています。
このバルブにポンプが一体になったスタッフサックを取り付けて膨らませることができます。
このスタッフサックに空気を入れた際、テントマット側は空気を多く溜め込む袋となり、持ち手側はスタッフサックで少し形状が細くなっているので、空気を逃がしづらく、膨らませるのが非常に簡単です。
バルブもしっかりとポンプに取り付けることができるので、空気を入れている最中に取れてしまうことがなく、シートゥサミットならではの丁寧な作りが光っています。
空気を抜くときはテントマットに取り付けられているバルブを取り外すことで、一気に空気を抜くことができるので、撤収スピードを早めることができます。
ウルトラライトマットのR値について
R値とは熱抵抗値の略称で、スリーピングマットがどれだけ熱を逃さないかを評価する指標です。この値が高いほどマットの断熱力が高く、寒い季節におけるスリーピングマットや、寒がりな人はR値の高いスリーピングマットを選ぶようにしましょう。
地面の温度は空気よりもずっと低く、就寝時は下から体温が奪われます。シュラフが暖かくともスリーピングマットのR値が低いことで、眠ることができないということもあるので注意しましょう。ウルトラライトマットはR値が1.1なので夏山登山向けのテントマットです。
シートゥサミットが採用しているATSMF3340-18は、Therm-a-Rest(サーマレスト)、NEMO(ニーモ)、EXPED(エクスペド)、BigAgnes(ビッグアグネス)、KLYMIT(クライミット)のR値でも活用しているため、メーカーをまたいでも比較することができます。
- ASTMR値(0~2.0):夏向け
- ASTMR値(2.0~4.0):3シーズン向け
- ASTMR値(4.0~6.0):積雪期
- ASTMR値(6.0~):高所・極地でも対応できる