シンプルで使いやすいバックパック
外側にペットボトルを入れるスロットがなかったり、1機室で余計なポケットも排除された非常にシンプルな作りのザックは、ブラックダイヤモンドの『ボルト』です。
ザック自体も40リッターという大きさの割に軽く出来ていていいんですね。仕事がらお客さんと一緒に山に行くことも多いので、何かあった時の為に持ち歩く道具も多くなるんです。だから日帰りでもこのザックを使っていてパンパンになります。
作りがシンプルというのは考え方次第でメリットにもなるしデメリットにもなると思うんですけど、僕の場合は自分でパッキングの方法を考えて詰めるという工夫を楽しんでいます。
ブラックダイヤモンド ボルトの付き合い方
工夫の1つは全ての装備をそれぞれスタッフサックで小分けできるようにしておいて、すぐに取り出しやすくしています。小さく細かなものがごちゃごちゃとザックの中にあると取り出すだけで時間がかかる。そういうことがないのは突然のアクシデントにも対応しやすいと思ってます。
詰め方はロープやスリングといった使う頻度が少ないものは一番下に詰めて、重いものはできるだけ体の近く。水なども背中に近いところに入れるなど基本的なことを守ってパッキングをしています。
3泊4日で槍ヶ岳に登りに行った時もこのザックを使って、その時は15、6キロぐらいの重量でした。テントは使わず小屋泊というスタイルです。
ブラックダイヤモンド ボルトの特徴
シンプルな中にも命に関わるような施しとして、ウエストにはギアスリングが付いているので、無きにしも非ずなロープを使うような場面で使いやすさが再発見できます。
ブッラクブラックダイヤモンドのロゴの形をよく見てもらうと【C】なんですね。Cを変形させた形がロゴに採用されているんですけど、ChouinardのCなんです。シュイナードはイヴォン・シュイナード、パタゴニアの創設者ですね。ブラックダイヤモンドは元々の名はシュイナードイクイップメントなんです。その歴史がロゴに現れていて面白いですよね。