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ドライバッグの容量の選び方−収納する装備の目安

ドライバッグの容量の選び方−収納する装備の目安

登山装備をザックにパッキングする時、濡らしたくないものを収納するのに便利なドライバッグですが、〇〇リッターと表記されていて、どのサイズを選べばいいか、どんな装備が入るのか迷ってしまう方って多いのではないでしょうか?今回はドライバックの容量別でどのような装備を収納することができるのか、その目安を紹介します。

ドライバッグって何?

ドライバッグって何?

そもそもドライバックって何?という方のために簡単におさらいをしておきましょう。ドライバッグは防水性のスタッフバッグで、縫製部分にはシームテープが施され、開口部分はロールトップ型で、ドライバッグの中に入れたものを雨・汗で濡らさないようにすることができます。

ドライバッグがあることによるメリット

ドライバッグがあることによるメリット

例えば保温着として活用するダウンジャケットを、ザックの中に収納していたとします。登山中に大雨が降ってザックの中に雨が侵入して、中のものが濡れてしまった際、ダウンジャケットも濡れてしまうと保温着として使うことができなくなってしまいます。

濡れて困るものをザックから取り出すときや、収納するときも、濡らさないように注意する必要があり、気を使う必要があります。

登山装備で濡らしたくないもの

登山装備で濡らしたくないもの

例えばテント泊登山をすると想定した場合、濡らしたくない装備にどんなものがあるのかリストアップしてみました。

  • ダウンシュラフ
  • 保温着として活用するダウンウェア
  • 着替え
  • ライターや燃料類
  • トイレットペーパー
  • モバイルバッテリー
  • カメラなどの電化製品
  • ファーストエイド
  • テント(テントを濡らしたくないというより、濡れたテントで他のものを濡らしたくない)
登山装備で濡らしたくないもの

上に挙げたものは、濡れてしまうとリスクに繋がるものの代表格ですが、これ以外にも人によって濡らしたくないものは様々あると思います。

それでは次に濡らしたくないものが分かったところで、どの容量のドライバッグを選べば良いのか紹介していきます。

ドライバックの容量の選び方と収納する装備の目安

今回はシートゥサミットの中で最も軽量なウルトラシルドライサックを例にとって収納する装備の目安を紹介していきます。

1L−最もコンパクトなドライバッグ

1L−最もコンパクトなドライバッグ

最もコンパクトなドライバックで、可愛らしく何を入れようか、ちょっとウキウキしてしまうようなサイズです。トイレットペーパーをロールごと持っていく人にはちょうど良い大きさです。

収納する装備の目安

1L−最もコンパクトなドライバッグ 収納する装備の目安
  • トイレットペーパー
  • ファーストエイド
  • モバイルバッテリー
  • ライターや燃料類

1Lのドライバッグサイズ例:横幅13×高さ28cm

2L-日帰り登山で便利なドライバッグ

2L-日帰り登山で便利なドライバッグ

すごく小さく見えるのですが、実は結構色々なものが入るのが2Lサイズです。

日帰り登山でダウンジャケット1着、保温着として持ち歩く人って多いと思うのですが、300g以内のダウンジャケットであれば、このサイズのドライバックに収納ができます。

収納する装備の目安

2L-日帰り登山で便利なドライバッグ 収納する装備の目安
  • 300g以内のダウンジャケット1着
  • 300g以内のダウンパンツ1着
  • コンパクトカメラ

2Lのドライバッグサイズ例:横幅15×高さ33.5cm

4L-汎用性が高いドライバッグ

4L-汎用性が高いドライバッグ

テント泊装備の一つにダウンウェアの上下があり、これをまとめて収納するのにおすすめのサイズが4Lです。また「え?入るの?」って驚くと思いますが、500g以内であればダウンシュラフも収納できます。

収納する装備の目安

4L-汎用性が高いドライバッグ 収納する装備の目安
  • 500g以内のダウンジャケット1着
  • 500g以内の軽量なダウンシュラフ
  • 軽量なダウンウェア上下
  • 着替え
  • 一眼レフカメラ

4Lのドライバッグサイズ例:横幅17×高さ38cm

山旅 ダイニーマ製ドライバッグ【Mサイズ/軽量/登山用スタッフバッグ/スタッフサック/防水】 | 山旅-山旅旅オンラインショップ

山旅 ダイニーマ製ドライバッグ【Mサイズ/軽量/登山用スタッフバッグ/スタッフサック/防水】 | 山旅-山旅旅オンラインショップ

DCF(Dyneema®CompositeFabricAKA Cuben Fiber)で作られたロールトップ型ドライバッグです。超軽量でありながら、高い耐久性をほこるDCFは半透明素材のため、中身の識別が可能です。ドライバッグの開口部はマジックテープが縫われており、開口部を閉じてからロールを折って畳むことで、防水性能を高めるとともに、空気の移動が少なくダウンウェアやシュラフを圧縮して収納することができます。(コンプレッションザックではありません)本体の縫い目はキューベンテープでシームされており、極限まで軽量化にこだわっています。また雨で濡らしたくないダウンジャケット、ダウンシュラフ、電気機器やデバイスをしまうのに便利です。●収納できるアイテム例・300g以内のダウンウェア2着・500g以内のダウンシュラフ(写真はシートゥーサミットのSP1)・着替●ドライバッグのカラーについて1、2枚目をご参考ください●スペック重量:約20gサイズ:約24.5cm x 41cm(平置きサイズ)素材:ダイニーマ®コンポジット ファブリック素材厚み:1.43oz(引裂き強度に優れ、張りがある)カラー:ホワイト

8L-ダウンシュラフの収納に便利なドライバッグ

8L-ダウンシュラフの収納に便利なドライバッグ

ダウンシュラフは絶対に濡らしたくない装備の代表格ですが、500g以上のダウンシュラフを収納するのに便利なサイズです。4Lと8Lの境目は500gと考えると良いと思います。

収納する装備の目安

8L-ダウンシュラフの収納に便利なドライバッグ 収納する装備の目安
  • 500g以上のダウンジャケット1着
  • 500g以上のダウンシュラフ
  • 合計して500g以上になるダウンウェア上下
  • 濡れたテント(1kg前後の山岳用テント)

8Lのドライバッグサイズ例:横幅20×高さ54cm

山旅 ダイニーマ製ドライバッグ【Lサイズ/軽量/登山用スタッフバッグ/スタッフサック/防水】 | 山旅-山旅旅オンラインショップ

山旅 ダイニーマ製ドライバッグ【Lサイズ/軽量/登山用スタッフバッグ/スタッフサック/防水】 | 山旅-山旅旅オンラインショップ

DCF(Dyneema®CompositeFabricAKA Cuben Fiber)で作られたロールトップ型ドライバッグです。超軽量でありながら、高い耐久性をほこるDCFは半透明素材のため、中身の識別が可能です。ドライバッグの開口部はマジックテープが縫われており、開口部を閉じてからロールを折って畳むことで、防水性能を高めるとともに、空気の移動が少なくダウンウェアやシュラフを圧縮して収納することができます。(コンプレッションザックではありません)本体の縫い目はキューベンテープでシームされており、極限まで軽量化にこだわっています。また雨で濡らしたくないダウンジャケット、ダウンシュラフ、電気機器やデバイスをしまうのに便利です。●収納できるアイテム例・300g以内のダウンウェア2着+300g程度のダウンシュラフ・600g以上のダウンシュラフ●ドライバッグのカラーについて1、2枚目をご参考ください●スペック重量:約25gサイズ:約28.5cm x 47cm(平置きサイズ)素材:ダイニーマ®コンポジット ファブリック素材厚み:1.43oz(引裂き強度に優れ、張りがある)カラー:ホワイト

13L-まとめて収納に便利なドライバッグ

13L-まとめて収納に便利なドライバッグ

このサイズのドライバックは、1キロ以上のダウンシュラフや、3シーズンの登山でダウンウェアとシュラフをまとめて収納するのに便利なサイズです。

収納する装備の目安

  • 1キロ以上の冬用ダウンシュラフ
  • 3シーズンの登山でダウンウェアとシュラフをまとめて収納

13Lのドライバッグサイズ例:横幅22×高さ60cm

20L-厳冬期登山に活躍するドライバッグ

20L-厳冬期登山に活躍するドライバッグ

このサイズのドライバックは、厳冬期登山で使用するシュラフやダウンウェアなどを収納するのに適したサイズです。

1500g以上と以下で13Lと20Lのドライバックを使い分けるのがおすすめです。

収納する装備の目安

  • 厳冬期登山で使用するシュラフ
  • 厳冬期登山で使用するダウンウェア上下

20Lのドライバッグサイズ例:横幅26×高さ73cm

35L-ザックのインナー用防水バッグに便利なドライバッグ

35L-ザックのインナー用防水バッグに便利なドライバッグ

この大きな容量のドライバックは、登山での使用というより、川や海などのアクティビティでの使用を目的に作られているようです。

もし登山で使用するのならば、ザックのインナーバッグとして使用するのがおすすめです。使用するザックが35L以内であれば、ザックの中の全ての装備を防水することができます。

35L以上でも、濡らしたくない装備をまとめて収納するザックのインナーバッグとして活用するのも手段の1つです。

35Lのドライバッグサイズ例:横31×高さ82cm

まとめ

ドライバッグのまとめ

トライバックを購入する時に、まず何を収納したいのか、そして何を濡らしたくないのか考えることで適切なサイズのドライバックを購入することができます。

また濡れてしまうとどのようなリスクが生じてしまうのかということの把握も重要です。

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