登山ではスタッフバッグがあることで装備の整理がしやすくパッキングが楽になります。防水性があるドライバック、物の出し入れがしやすい巾着型やジッパー型、それぞれのスタッフバッグの使用素材や容量別で多くの種類があります。ここでは、それぞれの種類に見合った使い方をスタッフバッグの特徴別に紹介します。

スタッフバックとは?

スタッフバックとは?

登山装備をザックにパッキングする時、ヘッドライトやファーストエイドなど細かな装備をそのままザックに入れるとバラバラになって取り出しにくいし、見つけづらくなってしまいます。

そんな時に役立つのが、物を小分けにしてまとめて入れることができるスタッフバッグです。

スタッフバッグの種類と選び方

スタッフバッグの種類と選び方

スタッフバッグの種類を整理する時には、防水性と容量と素材の3つをチェックする必要があります。

スタッフバッグの防水性−濡らしたくないものか否かで選ぶ

スタッフバッグの形は大きく分けて巾着型・ジッパー型の非防水タイプと、完全防水のドライバッグに分けることができます。スタッフバッグに収納するものが、濡らしたくないものか否かで選びましょう。

スタッフバッグの防水性−濡らしたくないものか否かで選ぶ

巾着型・ジッパー型は防水性はありませんが、すぐに物の出し入れができ、構造がシンプルなため価格が安く設定されています。ただ整理したいだけであれば巾着型やジッパー型がおすすめです。

ドライバックは開口部がロールトップで、縫製部分にはシームテープが施されており、濡らしたくないダウン製品などを雨や汗から守ることができるスタッフバッグです。巾着型に比べると若干価格が高めに設定されています。

スタッフバッグの容量−収納したい装備で選ぶ

スタッフバッグの容量は最も小さいもので1 L〜大きいもので35 Lあり、商品にもよりますが、おおよそ7種類の容量があります。

以下の表はそれぞれの容量別で収納することができる装備一覧です。

容量収納例
1リットル・トイレットペーパー
・ファーストエイド
・モバイルバッテリー
・ライターや燃料類
2リットル・300g以内のダウンジャケット1着
・300g以内のダウンパンツ1着
・コンパクトカメラ
・500mlほどのチタンクッカーと固形やアルコール燃料のセット
4リットル・500g以内のダウンジャケット1着
・500g以内の軽量なダウンシュラフ
・軽量なダウンウェア上下
・着替え
・一眼レフカメラ
・濡れたテント(800g 以内のシングルウォールテントいやダブルウォールテント)
8リットル・500g以上のダウンジャケット1着
・500g以上のダウンシュラフ
・合計して500g以上になるダウンウェア上下
・濡れたテント(1kg前後のダブルウォールテント)
13リットル・1キロ以上の冬用ダウンシュラフ
・3シーズンの登山でダウンウェアとシュラフをまとめて収納
20リットル・厳冬期登山で使用するシュラフ
・厳冬期登山で使用するダウンウェア上下
35リットルザックのインナー防水バッグ

スタッフバッグの素材−軽さと耐水圧で選ぶ

スタッフバッグの素材−軽さと耐水圧で選ぶ

スタッフバッグの素材は実に様々です。最も軽量なスタッフバッグはダイニーマ製で、耐久性と防水性に長けており、高価な素材のため価格も高いですが、非常に長く使い続けることができます。

軽量なスタッフバッグが使用している素材の多くはシルナイロンやコーデュラナイロンの15〜30デニールと薄い生地で、薄いことで目安の耐水圧が低く(おおよそ1200〜2,000mm)なります。

70デニールのナイロン素材になると耐水圧が高く(おおよそ10,000mm)なる一方で、スタッフバック自体が重くなります。

防水透湿素材eVentファブリックを使用したスタッフバックは、収納した後に空気を抜くことができます。ドライバックに使用されており、ダウンウェアなど、濡らしたくないし嵩張る装備を収納するのに便利な素材です。

コンプレッションタイプのドライバッグは、収納した後にドライバックを外からコンプレッションすることでコンパクトにしてザックの中に収納することができます。

ここまでで、スタッフバッグの種類と選び方がわかったところでおすすめのスタッフバッグを紹介していきます。

登山装備の収納に焦点を絞った巾着型・ジッパー型スタッフバッグ

山旅スタッフバッグ−ダイニーマ製

山旅スタッフバッグ−ダイニーマ製

耐久性と防水性に優れたダイニーマ素材を使用した巾着型のスタッフバッグです。

Sサイズは行動食入れ、モバイルバッテリーとUSBケーブル、エマージェンシキット入れなど様々な用途に使用できるサイズです。

Mサイズは山ごはん食材+行動食を収納するのに丁度よい大きさです。その他クッカー周辺のギア入れ、ファーストエイド用スタッフバッグにも適したサイズです。

Lサイズは登山帰りのお風呂セット(下着、靴下、Tシャツ、薄手のズボン、タオル)を収納するのに丁度よい大きさです。その他ダウンウェアの圧縮袋、山ごはん食材、エマージェンシーグッズの収納にも適したサイズです。

【サイズ】

  • Sサイズ:約15cm x 19.5cm(6g)
  • Mサイズ:約20cm x 25.5cm(5g)
  • Lサイズ:約24cm x 35cm(4g)

山旅ペグサック−ダイニーマ製

山旅ペグサック−ダイニーマ製

テント泊で使用する土で汚れたペグを収納するのに便利なスタッフバッグです。ペグケース以外として活用もでき、スマホ入れ、ポケットタオルなどを入れておくのに便利です。

【サイズ】

  • 約10cm×18.5cm(約3g)

グラナイトギア-エアジップディティー

出典:granitegear Facebook

4種類のサイズ展開で、素材には30デニールのコーデュラのシルナイロンを使用した、小さなものをまとめておくのに便利なスタッフバッグです。浅型でジッパーが大きく開いて中のものを視認しやすいので、女性の方は化粧品を、行動食やファーストエイドなどを収納するのにおすすめです。

【サイズ】

  • 0.6L:7×7×14cm(約14g)
  • 1.0L:8×8×17cm(約16g)
  • 1.7L:9×9×21cm(約19g)
  • 2.4L:10×10×24cm(約21g)

グラナイトギア−エアジップサック

グラナイトギア-エアジップディティー

上で紹介したエアジップディティーの大容量タイプです。山ご飯で使用する食材や、クッカーやカトラリー、ナイフなどの細かなものを収納しておくのに便利なスタッフバッグです。こちらも浅型タイプでジッパーが大きく開く特徴があるので、スタッフバッグに入れた状態で物の出し入れがしやすいです。

【サイズ】

  • 5L:20×12×10cm(約28g)
  • 9L:24×15×12cm(約34g)
  • 12L:27×17×15cm(約39g)
  • 16L:33×22×17cm(約48g)

ザ ノースフェイス-パーテックス スタッフバッグ

防水素材であるパーテックスを使用したスタッフバッグです。巾着型でタイプなので完全防水ではありませんが、耐水性が高い素材による安心感があります。全部で4種類のサイズ展開で、各サイズに5色のカラー展開があるため、荷物の仕訳がしやすいです。

【サイズ】

  • 2L:21×11cm
  • 3L:25×13cm
  • 5L:30×15cm
  • 7L:32×18cm

装備を濡らさないドライバッグ

山旅ドライバック−ダイニーマ製

山旅ドライバック−ダイニーマ製

耐久性と防水性に優れたダイニーマ素材を使用したドライバッグです。シームテープにもダイニーマテープを使用しており1.43の生地厚による耐久性に優れたドライバッグです。

山旅ドライバック−ダイニーマ製

ドライバッグの開口部はマジックテープが縫われており、開口部を閉じてからロールを折って畳むことで、防水性能を高めるとともに、空気の移動が少なくダウンウェアやシュラフを圧縮して収納することができます。(コンプレッションザックではありません)

Sサイズは300g以内のダウンウェア1着、濡らしたくないガジェット類、着替えを収納するのに適したサイズです。

Mサイズは300g以内のダウンウェア2着、500g以内のダウンシュラフ(写真はシートゥーサミットのSP1)、着替を収納するのに適したサイズです。

Lサイズは300g以内のダウンウェア2着+300g代のダウンシュラフ、600g以上のダウンシュラフを収納するのに適したサイズです。

【サイズ】

  • Sサイズ:約21.5cm x 34cm(17g)
  • Mサイズ:約24.5cm x 41cm(20g)
  • Lサイズ:約28.5cm x 47cm(25g)

シートゥサミット-ウルトラシルナノ ドライサック

シートゥサミット-ウルトラシルナノ ドライサック

シートゥサミットのドライサックの中で最も軽量に仕上げています。素材には15デニールのシルナイロンを使用し、ロールトップクロージャーは細めのタイプで、シートゥサミットで二番目に軽いウルトラシルドライサックと比較すると30%軽量です。

【サイズ】

  • 1L:底面(13×7.5)×高さ24cm(13g)
  • 2L:底面(15×9.5)×高さ28.5cm(16g)
  • 4L:底面(17×11.2)×高さ33cm(19g)
  • 8L:底面(20×15)×高さ47cm(24g)
  • 13L:底面(22.5×16.5)×高さ52cm(28g)
  • 20L:底面(26×20)×高さ63cm(36g)
  • 35L:底面(31×25)×高さ70cm(46g)

グラナイトギア-eVentシルドライサック

グラナイトギア-eVentシルドライサック

30デニールのシルナイロンコーデュラを使用した軽量性に優れたドライバックです。ボトムには防水透湿素材のeVentファブリックを使用しているため、ドライサックの中に装備を収納してからロールトップを止め、圧縮をかけることでドライサックの中の空気を抜くことができます。ボトムは楕円形で平らに潰れてザックの内部形状にフィットさせることができます。シュラフなどを圧縮してコンパクトにしてザックに収納するのに便利なドライバッグです。

【サイズ】

  • 7L:底面(11×18)×高さ43cm(33g)
  • 10L:底面(12×19)×高さ51cm(37g)
  • 13L:底面(13×20)×高さ53cm(41g)
  • 18L:底面(15×22)×高さ57cm(48g)
  • 25L:底面(17×25)×高さ63cm(56g)

シートゥサミット-eVac ドライサック

シートゥサミット-eVac ドライサック

上で紹介したグラナイトギア-eVentシルドライサックとほぼ同じ使い方ができますが、70デニールの耐久性と耐水圧に優れたドライバッグです。またサイズ展開が豊富なのも特徴です。ボトムの楕円形形状もグラナイトギア-eVentシルドライサックとほぼ同じです。

【サイズ】

  • 3L:底面(17×11)×28cm(42g)
  • 5L:底面(17×11)×39cm(48g)
  • 8L:底面(21×13)×44cm(58g)
  • 13L:底面(23×15)×51cm(69g)
  • 20L:底面(27×17)×60cm(86g)
  • 35L:底面(33×21)×70cm(112g)
  • 65L:底面(38×25)×85cm(148g)

シートゥサミット-ウルトラシル コンプレッション ドライサック

シートゥサミット-ウルトラシル コンプレッション ドライサック

30デニールのウルトラシールナイロンを使用した、コンプレッションをすることができるドライバックです。ボトムには防水透湿素材のeVentファブリックを使用しているため、ドライバッグの中に装備を収納してから空気を抜くことができます。シュラフなどを圧縮してコンパクトにしてザックに収納するのに便利なドライバッグです。

【サイズ】

  • 2XS:1.3~3.3L(50g)
  • XS:2~6L(56g)
  • S:3.3~10L(75g)
  • M:4.5~14L(90g)
  • L:6.5~20L(100g)

ザ ノースフェイス-ピーエフスタッフパック

ドライバッグを背負うことができるアタックザックにも便利なアイテムです。70デニールのリップストップナイロンと75 D に入るのリップストップポリエステルを使用したドライバックで耐久性に優れています。ショルダーベルトはメッシュ素材で通気性に優れています。

【サイズ】

  • 45cmxヨコ33cmxマチ15cm:130g

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