オスプレーのタロンは最も小さいサイズが22Lで、次に26L、33L、36L、44Lと続きます。僕が小屋泊登山とテント泊登山で使用しているのが36Lサイズのタロン36です。タロンは軽量性と背負い心地を両立したモデルで装備の軽量化を行えばタロン36でテント泊装備のパッキングも可能です。
おすすめポイント
- 上部をがばっと大きく広げることができるので、装備の収納がしやすく、取り出しもしやすい
- ウエストポケットには大きめのスマホを悠々収納できる大きさのポケット
- ショルダーにスナップボタン付きのメッシュポケットが備わっている
- 自分の身長に細かく合わせることができるアジャスタブルショルダーベルト機構が備わっている
- 背面にはエアースケープと呼ばれるメッシュ地の中に空気の移動が生じる構造
商品概要
ブランド | オスプレー |
商品名 | タロン36 |
商品説明 | 1泊2日の旅行や軽量登山に適したパネルローダーの軽量テクニカルパックです。シンプルな構造ながらジッパーポケット付きヒップベルト、デュアルアクセスのサイドストレッチメッシュポケット、ハーネスポケット、トップリッドの収納など、豊富な機能を備えています。 |
価格 | ¥20,900(税込) |
重量 | S/M=1.17kg、L/XL=1.21kg |
容量 | S/M=34リットル、L/XL=36リットル |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★★ |
軽量性 | ★★★★☆ |
フィット感 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★★ |
オスプレーのタロン36の気に入っているポイント
オスプレーのタロン36は、雨蓋なし、1気室のシンプルな作りなんだけど、装備の出し入れのしやすさ、必要最低限のポケット、必要最低限のパッド、優れたギミックが備わったツウ好みのザックに仕上がっています。
オスプレーの最も軽量なモデル、レビティ45も愛用していますが、サイズ調整ができない、ウエストポケットがない、サイドがメッシュポケットではない、通気性には優れているが弓型のため、装備を収納した時にザックが自立してくれない、45L以下のサイズがないといった個人的な不満があり、タロン36を使っています。
以下の表は同じ容量があるオスプレーのザックの重量の比較表です。レビティに続いて2番目に軽いのがタロンです。
※横スクロールで表がスクロールできます。モデル | 容量 | 重量 |
---|---|---|
レビティ | 45L | 0.82kg |
ケストレル | 38L | 1.54kg |
タロン | 36L | 1.21kg |
ストラトス | 36L | 1.48kg |
タロン36の使いやすいポケット
メインポケットは雨蓋がないタイプで、大きなUの字型で開閉するポケットです。このポケットを採用しているのはタロンでも26と36のサイズのみで、タロン33と44は雨蓋がついたタイプです。
このメインの大きなポケットが気に入っていて、上部をがばっと大きく広げることができるので、装備の収納がしやすく、取り出しもしやすい特徴があります。
メインのポケットの上部にはジッパーポケットが備わっており、行動食やザックのレインカバーなど、すぐに取り出したいものを収納しておけます。
メインポケットの上部背面側には、ジッパー付きメッシュポケットが備わっており、中にはキーチェーンも付いています。ここには財布や鍵などの貴重品を入れておくのに便利です。
サイドには伸縮性のあるメッシュポケットがあり、コンプレッションベルトと重なっているため、長尺物やナルゲンボトルの1 Lサイズも収納することができます。僕はテントポール、水筒を収納しています。
フロントにもサイドと同様の伸縮性のあるメッシュポケットがあり、レインウェアやウインドブレーカーなどのシェルを収納しておくのに便利です。
ウエストポケットには大きめのスマホを悠々収納できる大きさのポケットがあり、行動食のゴミや日焼け止め、リップクリーム、目薬などを入れておくのに使用しています。
ショルダーにもスナップボタン付きのメッシュポケットが備わっており、サイズの小さいスマホを収納することができます。動画撮影をするときにも便利なポケットです。
トレッキングポールをザックに固定できる
オスプレーのザックのほとんどについているトレッキングポールを一次固定できるアタッチメントも備わっています。
鎖場や岩の多い場所を歩く時にトレッキングポールが邪魔になります。わざわざザックを下ろしてトレッキングポールを片付ける必要がなく、背負ったまま素早くトレッキングポールを固定することができます。
通気性がよく、優れた背負い心地に驚く
オスプレーのザックは様々背負いましたが最もフィット感がよく感じているのがタロン36です。
これは自分の身長に合わせることができるアジャスタブルショルダーベルト機構が備わっていて、自分にとってバッチリな位置にウエストベルトを持ってこれるのが素晴らしいと思います。
また肩をしっかりと覆うショルダーベルトにも特徴があります。まるで人の手で肩を掴まれてるような感覚のあるフィット感で全くと言っていいほど登山をしていてもザックがブレません。
ショルダーベルトとウエストベルトには程よいクッション性があり、さらに通気性の良い素材が使われているため、ベルトの下が熱くなりづらく夏山登山でも快適に使用することができます。
背面にはエアースケープと呼ばれるメッシュ地の中に空気の移動が生じる構造になっていて、背中が涼しく、体から出た熱がしっかりと移動するようになっています。
タロン36のサイズでテント泊をするときの装備
タロン36のサイズでテント泊をするときは、テントは600g弱のヘリテージクロスオーバードーム、テントマットに山旅のULテントマット、約130gを外付け、シュラフはシートゥーサミットのSP1、約350g、クッカーにはエバニューの400FDに固形燃料という軽量化を行った装備としています。
まとめ
以前は最も軽量なザックによって総重量の軽減を行なっていましたが、軽量化に行き過ぎてポケットが少ないなどで、物を出す時に、いちいちザックをおろさなければいけないなど、若干のストレスを感じていました。
タロン36は背負ったまま装備の出し入れが容易で、さらに背面長の調整が可能で、背負い心地も抜群!実際の総重量よりも軽く感じます。