
トレラン、ファストパッキングで愛用しているレインウェアはアークテリクスのノーバンSLフーディーで、これはまだ日本に入ってきてないんです。斬新な発想で開発されたゴアテックスのパーマネントビーディングを採用したレインウェアで、アクティビティを選んで使えば最高に使い勝手のいいレインウェアなんです。
ノーバンSLフーディーで体感した出来事
このレインウェアを持ってきて本当に良かったという出来事が先日あったんですが、八ヶ岳へファストパッキングに出かけたんです。1日目の途中から大雨に見舞われたんで、アークテリクスのノーバンSLフーディーを着てテント場へと急ぎました。横殴りの雨でどんどんレインウェアの中に雨が侵入してくるんです。
テント場に到着して体が冷えないようにとりあえず急いでテントを張って、中で着替えて、スマホで明日の天気をチェックしてみたら『明日も雨は止まない』っていう予報なんです。

引き続きレインウェアを着なくちゃいけないんだけど、裏地は雨の進入でビチョビチョ。濡れたままの状態でフィールドに出れば確実に体は冷えるから、なんとか乾かしたい。そんな状況に陥りました。
保水しないノーバンSLフーディー

今まで使ってたレインウェアだと1日では絶対に乾かず、仕方がないから予定を変更して天気がよくなるまで待機するという手段を選ぶ事が多かったんですが、アークテリクスのノーバンSLフーディーは乾く。乾くというよりそもそも保水しづらい裏地なので、パパッと雨を落としてタオルで拭けばもう着用できるレベルなんです。

これがパーマネントビーディングという生地のすごいところで、ギリギリの環境下で威力を発揮してくれます。

その上、ものすごく軽くコンパクトだから持ち運ぶのにも全く苦にならないです。重量は付属の小さな袋に入れた状態で家で測ってみたら120グラムでした。
日本のトレランレースだと「レインウェア上下」とレギュレーションが定められている事が多いと思うんですが、そんな時にもノーバンSLフーディーのコンパクト性と軽量性に助けられます。
アークテリクスの素晴らしさ

パーマネントビーディングという生地を採用しているレインジャケットという事は、とにかく保水をさせないという事に重点が置かれているのでハードな環境での使用が前提となっていると思うんです。

だから強い雨、風の中でもストレスなく着続けられる作りとなっていて、その1つにとにかく無駄を省いたシンプルな作りというのが挙げられます。ポケットは一切ないし、ドローコードもフードを頭にフィットさせる為のもの1つだけ。


裾や袖口も伸縮性のあるゴムでフィットさせる作りとなってます。
無駄を省いたアークテリクスウェア


アークテリクスの凄いと思うところは、無駄を省いても、ちゃんと万人にフィットする立体裁断を実現しているところで、着用してもダボつくところは無く、それによって強風でバタつくことを防いでます。これが2つめの凄いと思うところで、アークテリクスというブランドがアーバンウェアとしても人気が高い証拠なんだと感じます。
同じ素材で作られたレインウェアにザ・ノース・フェイスの『ハイパーエアGTXジャケット』がありますが、これは今、さかいやスポーツで購入することができますね。