登山でお肉を持ち歩くとなると、お肉を凍らせたり、塩漬や味噌漬けにして腐らせないように気を使う必要があります。そこで有効なのが大豆ミートです。今回はマルコメから出ている大豆ミートを使った登山におすすめの山ご飯レシピを紹介します。
大豆ミートとお肉の違い
大豆ミートは栄養豊富な大豆を原料とした加工食品です。大豆の油分を加熱加圧・高温乾燥をさせてお肉のような食感を引き出しています。
大豆ミートは食物繊維が豊富でさらに低脂質、高タンパク、動物性原料不使用で栄養価が高く、まさに登山で筋肉疲労を軽減する役割を果たしてくれます。
実際に大豆ミートを使って山ご飯を作ると、お肉と間違えるほどの食感で、非常に満足の行く食事を山の上で楽しむことができます。
また大豆ミートは冷めても美味しく食べることができます。
そして何と言っても軽くて、登山中に腐りません。一年中使える食材として様々なレシピに活用することができます。
3種類の大豆ミートから選べる
ダイズラボにはブロックタイプ・フィレタイプ・ミンチタイプの3種類があり、作りたいレシピによって3種類から選ぶことができます。例えばひき肉のような使い方をしたい場合はミンチタイプ。焼肉、炒め物として使う場合はフィレタイプ。シチューや唐揚げ、ミートボールのようなレシピの場合はブロックタイプというような使い方です。
内容量はフィレタイプとブロックタイプが90g で、ミンチタイプが100g です。完全乾燥タイプは湯戻しが必要なので、山で調理をするのに面倒なのですが、今回紹介する「湯戻し・水切りがいらない」タイプは料理に混ぜるだけで食べることができます。
大豆ミートを使った山ご飯レシピ
続いて3種類の大豆ミートを使っておすすめの山ご飯レシピを紹介していきます。
ミンチタイプを使ったキーマカレー
メスティンや浅型のクッカーでお米を炊くか、アルファ米で白米を作るかしてお米を準備します。キーマカレーは材料を全て入れて炒めて、煮詰めて完成です。
材料 A
- 大豆ミート-ミンチタイプ
- 生姜-ひとかけ
- 玉ねぎ-スライス
- にんじん-スライス
- きのこ-ざく切り
材料 B
- カレースパイス-大さじ2
- コンソメ-キューブ1つ
- 塩-少々
- 油-少々
- 濃縮トマトペースト-1袋
作り方
- フライパンに油をひいて材料Aを全て入れて約2分炒めます。
- 材料 B を全て入れて汁気が飛ぶまで煮詰めます。
- 塩で味を調えて完成です。
フィレタイプを使ったカレー
山の鉄板山ごはんといえばカレーでしょう。フィレタイプはカレーの具としていれると豚肉のような食感で食べごたえがあります。材料全てをジップロックに入れておゆにいれてるだけで完成します。
材料A
- 大豆ミート-フィレタイプ
- 高野豆腐
- カレーパウダー
- ターメリック
- 水-80ml
- コンソメ
材料B
- トマトペースト
- シーチキン(入れると更に美味しい)
作り方
- 沸騰させたお湯の中に材料 A を全て入れて煮込みます。
- トロトロになるように水の量と材料Aの量を調整しながら入れます。
- 最後に材料Bを入れたら完成です。
ブロックタイプを使った唐揚げ
ブロックタイプの大豆ミートに片栗粉をまぶしてフライパンで揚げるように焼くだけで完成するレシピです。ビールのおつまみにもなるし、おかずにもなる登山で超おすすめのレシピです。
材料 A
- 大豆ミート-ブロックタイプ
- 米油-大さじ2
材料 B
- すりおろし生姜-小さじ2
- 醤油-大さじ1
- 片栗粉-適量(大豆ミートにまぶす程度)
作り方
- フライパンに油を入れて熱します
- 大豆ミートに片栗粉を振って少量の油で揚げていきます。揚げたら裏返しにします。
- 最後に粉醤油につけていただきましょう。