袋のラップ『アイラップ』は意外と知られていないとっても便利なアイテムです。袋のラップというキャッチコピーがついている通り、食品を持ち運ぶのに便利なアイテムす。今回はこのアイラップを使って、どんなクッカーでも簡単に炊飯ができる裏技を紹介します。
ポリ袋のラップ『アイラップ』とは
アイラップは、岩谷から販売されているレトロなパッケージと、三角形の箱型に入ったポリ袋です。キャンプや登山で食品を持ち歩くのにとっても便利で、60枚入り140円でジップロックを使う代わりにアイラップを使えばコストを抑えることができます。
防湿性に優れているので生ものを持ち歩いても食品の新鮮さが失われづらく、マチ付きの袋なのでお肉や野菜などを包むことがます。
また冷凍庫や電子レンジ、熱湯ボイルにも使用することができます。例えばアイラップにおでんやカレー、スープなどを入れて湯煎をすればしっかりと温まり、クッカーを汚さずに済みます。
どんなクッカーでも炊飯ができる裏技
この熱湯ボイルができるアイラップの特徴を生かし、クッカーで炊飯を行います。
熱伝導率が悪いチタン製クッカー、炊飯がしづらい深型クッカー、軽量コンパクトなマグカップサイズのクッカーなどでもアイラップを使えば簡単に炊飯をすることができます。
ポリ袋を使ったクッカーでの炊飯方法
それでは炊飯方法について紹介します。誰でも確実に美味しくお米を炊くことができる方法です。今回は最も小さなクッカーエバニューの400FDを使って炊飯してみます。
ステップ1:アイラップにお米とお水を入れる
アイラップに食べたい量のお米を入れます。マグカップサイズのクッカー「チタンマグ400 FD」で炊飯をする場合、1合のお米を炊くと吹きこぼれしてしまうので0.7合ぐらいの量にとどめておきます。
そして必要な水を同じくアイラップの中に入れます。お米1合で200ml です。炊飯するクッカーにメモリが付いている場合は活用しましょう。
ステップ2:クッカーでお湯を沸かす
次にクッカーにお水を入れてお湯を沸かします。このお湯の中にお米と水の入ったアイラップを入れることになるので、入れた時に溢れない程度の水の量にします。
ステップ3:クッカーの中にアイラップを入れる
お米と水が溢れないようにアイラップの上部を結びます。空気はできるだけ抜きましょう。これをお湯が沸いたクッカーの中に入れます。後は待つだけです。
ステップ4:アイラップの中がグツグツしてきたらもうすぐ炊飯完了
お湯の中に入れたアイラップを入れると、アイラップの中のお水も沸騰して炊飯されます。アイラップの中がぐつぐつと煮たってくると水蒸気が出てきます。これによってアイラップが膨張しますが、放っておくと穴が開いて水蒸気が漏れていきます。
水蒸気が出なくなったら完成です。クッカーの中に少しでもお湯が入っていれば、アイラップが溶けて破けることはほとんどありません。破れてもクッカーの中で炊飯は継続するので特に問題ありません。
クッカーの大きさによって炊き上がりが異なる
小さなクッカーの場合は、お米が押された状態で炊飯が継続するのでおにぎりのような状態で完成します。大きめのクッカーで炊飯した場合は、ふっくらと仕上がります。
ごはんが余ってもアイラップの中に閉まっておける
お腹がいっぱいになっても、アイラップの中に閉まっておけば、お腹が空いた時におにぎりのようにして食べることができます。登山であれば、下山をする時、また次の日の行動食にすることもできます。
アイラップで炊飯をする時はふりかけが1つあると余ったご飯を食べる時に役立ちます。