MSRの山岳用テントは軽量性と快適性と安心感の高さで登山者から高い評価を得てます。2022年はさらに進化したモデルが加わり、中でも注目なのがハバハバシールドです。今回は1人用のハバハバシールド1を実際に北アルプスに出かけてテント泊をしてみたのでレビューしたいと思います。

製品概要

ブランドMSR
商品名ハバハバシールド1
商品説明軽さと居住性を両立したバックパッキングテントのベストセラーです。メッシュの使用を減らすことにより幅広いシーンにも対応できるテントです。
価格¥77,000(税込)
最小重量950g(本体、ポール、フライ)
室内サイズ76×216cm
高さ94㎝
収納サイズ46X10cm

管理人の評価・レビュー

総合評価★★★★☆
居住性★★★★★
軽量性★★★★☆
コンパクト性★★★★☆
コストパフォーマンス★★★★☆

MSRの山岳用テントの定員数が解りやすく製品名称を改定

2021年はハバシリーズとして、ハバNX、ハバハバNX、マサハバNXと一見名前からでは定員数が分かりませんでしたが、2022年からはハバハバシールドシリーズとして、ハバハバシールド1、2、3と何人用のテントなのか製品名からすぐにわかるように改定されました。

更にカラーリングも変更され、薄い黄土色がフライシートのメインカラーになっています。

耐久性と軽量性を両立させたMSRハバハバシールド1

MSRのハバハバシールド1は、従来のモデルハバNXと比較すると最小重量で170g、2人用のハバハバシールド2においては最小重量で300gも軽量になっています。

フライシートは20デニールのままですが、フロアは30デニールのリップストップナイロンから20デニールのリップストップナイロンに変更され軽量化が行われています。

縫い目にシームテープがないので、シームテープの劣化の心配がなくなる

20デニールのリップストップナイロンに、従来の標準的なコーティングと比較して約3倍長持ちするエクストリームシールドシステムを採用しているので耐水圧は1200mmあり、耐候性も安心です。

インナーテントにおいては従来モデルが15デニールのナイロンメッシュなのに対し、10デニールのナイロンメッシュに変更し、軽量化が行われています。

しかし新モデルからメッシュパネルの面積が少なくなっていて、日本のテント泊登山で、換気を促しつつ冷気の侵入を抑える効果を高め、気温が低い3シーズンにおける高所でのテント場でも快適に過ごせるように特徴を改めています。

快適な居住空間は健在

ハバハバシールドは長辺に出入り口が設けられていて前室の空間が広く、大きなザック、登山靴を置いておくスペースが確保されています。

横幅51㎝のテントマットの横に荷物を置くスペースが確保できる

多くの1人用テントの平面が台形型なのに対し、MSRのハバハバシールドは長方形なのでどちらを頭にしても良いし、テント内に装備を置いておくスペースが確保されています。長さは216cm×76cmで高さは94cmあります。身長180cmの大人があぐらをかいて座っても頭が当たることはありません。

効果的なポールの配置によって、地面からほぼ垂直に立ち上がるMSRのテントは居住性の高さは群を抜いており、天井においては出入り口部分と、テントの中心位置の高さがほぼ同等で、広々とした空間の中で過ごすことができます。

バスタブ(赤い生地)で雨の侵入を防ぐ

また地面からほぼ垂直に立ち上がるのでバスタブも効果的に働き、強い雨による水の跳ね返りをしっかりとバスタブ部分で受け止め、水の侵入を防ぎます。壁についた結露が体に付きづらい点も垂直に立ち上がるテントのメリットです。

使いやすくなったポケットと優れた機能

ポケットは張りのあるメッシュ素材で、中に入れたものが確認できます。頭と足元側に上辺46cm、下辺21cm、高さ25cm(素人採寸)の台形型のポケットが2箇所、寝た時に左側に位置します。

下辺の角2隅にはケーブルホールがありモバイルバッテリーをポケットに入れてケーブルを引き出すことができます。テント内での充電時に便利です。

天井には同じメッシュ素材のポケットが左右にあり、使用しないスタッフバッグやランタンを置いておくのに便利です。

ポケットの中に入れた時、落ちて来ないように切り返しの壁が設けられています。

またテント内部の天井部分には赤いループが4箇所あり、ガイラインを取り付けてものを掛けておいたり、ランタンをかけるなど使い方は様々です。

出入り口のパネルは開いた状態を固定しておくためのループ以外に、簡単に引っかけて留めておくことができる赤いループが設けられています。かなり気が利いた施しです。

MSRならではの特徴ある作りと素材

航空機にも使われている複合素材を使ったサイクロンポール

テントポールにはイーストン社製のサイクロンポールを使用しています。サイクロンポールはテントを設営する際インナーテントの四隅にポールの先端を差し込むのですが、この時に驚くように湾曲して、撤収する際も曲がり癖がつかず、強靭な素材のポールであることが分かります。アルミのように曲がったり折れたりせず、カーボンのように爆ぜることがなく、だけどカーボンのように軽く、アルミのように強いポールがサイクロンポールです。

設営がよりスムーズになったテントポール構造

インナーテントの天井部のポールは、以前は交差部分にハブを使っていましたが、ハバハバシールドになってからはこのハブが無くなり、設営撤収がスムーズに行えるようになりました。

シームテープを使わずに防水性を発揮する高度な技術

ハバハバシールドの生地は劣化しやすいシームテープを使用せず防水コーティングによって高度な防水性を発揮しています。一般的な防水コーティングの約3倍の耐久性を持つエクストリームシールドを使用しています。

ジッパーは直線2つのシングルジッパー構成

ハバNXのときはダブルジッパーでUの字に開くのに対し、新しくなったハバハバシールドは2つの直線のジッパーで構成されていて、開閉時にジッパーが噛みづらく使い心地が良くなっています。以前よりも出入り口が広くなったように思います。また片手でも開閉することができます。

ベンチレーションの開閉、テントの出入り口を開放しておくための固定など、細かな部分においての使い勝手のよさは引き続き顕在です。

まとめ・個人的な感想

個人的に素晴らしいと感じたのは、最小重量で950gと軽量なのに対してメッシュ部分を減らしたインナーテントだから3シーズンフル活用できるという点です。またフルメッシュのダブルウォールと比較して、体感で暖かさに違いを感じるし、直接風が当たらないので、シュラフの軽量化、保温着の軽量化を行うことができます。

長方形の構造とインナーテントが地面からほぼ垂直に立ち上がるので、シュラフや保温着がインナーテントに付いた結露に付きづらく、シュラフカバーを省いて登山を行えました。

テントが軽量であることで、装備の軽量化を行えるというシンプルな考え方もありますが、テントの特徴から周りの装備の軽量化が行えることに気付かされました。

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