長野県茅野市の赤岳の中腹に位置し、八ヶ岳登山の重要な拠点になる「赤岳鉱泉」。
名物のステーキや温泉などたくさんの魅力を持ち、多くの人に愛される人気の山小屋です。
今回はそんな赤岳鉱泉の魅力やアクセスの仕方などをまとめてご紹介します!
赤岳鉱泉の基本情報
![赤岳鉱泉](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_18191-1200x900_1706124271.webp)
住所 | 長野県茅野市 |
標高 | 2,240m |
営業期間 | 通年営業 |
予約 | 要予約 |
テント場 | あり |
水場 | あり |
個室 | あり |
電波状況 | 携帯の電波は繋がりにくい。衛星電話あり。 |
山小屋公式ホームページ | 赤岳鉱泉・行者小屋 公式ホームページ (alles.or.jp) |
赤岳鉱泉の魅力3選
ここは本当に山の中?絶対食べたい逸品「鉄鍋ステーキ」
![赤岳鉱泉の鉄鍋ステーキ](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/PXTME67141-1200x960_1706124272.webp)
赤岳鉱泉の名物といえば夕食の「鉄鍋ステーキ」。このステーキの他に、白米、サラダ、豚汁、果物がついてきます。
ここは本当に山小屋なのかと疑うほど豪華なメニューです。
そして、白米と豚汁はおかわり自由!ステーキの美味しさもさることながら、この豚汁が絶品で何度もおかわりしてしまいました。
小屋泊の人だけでなく、テント泊の人も予約すれば夕食を小屋で食べることができます。
ステーキの登場確率は土日祝日が高め!ただ、ステーキに巡り合えなかったとしても赤岳鉱泉の食事はどれも絶品です。朝ごはんの焼き魚もこんなに魚って美味しかったっけ?と思うほどでした。
![赤岳鉱泉の朝ごはん](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/UBSW01221-1-edited-1-scaled_1706124273.webp)
売店メニューも様々な種類があり、食事へのこだわりを感じます。
冬になると現れる「アイスキャンディ」
![赤岳鉱泉の人口氷瀑](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/974a0d8e-1200x719_1706124274.webp)
12月中旬から3月下旬ごろまで赤岳鉱泉の横に現れる「赤岳鉱泉アイスキャンディ」
初心者がアイスクライミングを体験する、中・上級者がスキルアップする場として設置された施設です。
いきなりアイスクライミングの道具をすべて揃えるのはハードルが高いですが、赤岳鉱泉ではレンタル用品も充実しているため初心者もチャレンジしやすい環境が整っています。
![赤岳鉱泉のアイスクライミングレンタル用品](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/ODEB95461-edited-scaled_1706124275.webp)
ガイドさんによる技術講習会や初心者講習会、2月に開催される「アイスキャンディフェスティバル」など様々なイベントも催されています。
登山の疲れが癒される「檜風呂」
![赤岳鉱泉の檜風呂](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/WAKH29671-1200x900_1706124275.webp)
ステーキに続き、またしてもここは本当に山小屋?と言いたくなるような立派な「檜風呂」。
ゆっくりと温泉に浸かって、登山で疲れた体を癒しましょう。
赤岳鉱泉は通年営業ですが、温泉は5月末から10月末までの夏季営業期間のみとなっているので注意しましょう。
また、石鹸、シャンプー等は使えません。
遊び心満載!赤岳鉱泉内の様子をご紹介
売店
![赤岳鉱泉の売店](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/JHGU74521-1200x900_1706124276.webp)
お酒やお菓子、グッズなど様々なアイテムが並ぶ売店。
赤岳鉱泉グッズは手ぬぐいやステッカーなどが揃っています。その中でも注目なのが雨の日にしか買えないレアグッズ「雨の日限定バッジ」!せっかくの登山が雨で気分が落ち込んでいる時でも、逆にハッピーな気分になれますよね。
客室
![赤岳鉱泉の2階個室](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/2f-kositu-1200x797_1706124276.webp)
客室は4つのグレードに別れています。
大部屋 | 通常料金 |
上の棟個室 | 通常料金+4000円 |
下の棟個室 | 通常料金+5000円 |
2階個室 | 通常料金+8000円 |
2階個室はベッドがあります!室内のインテリアはペンションのようなカントリー風であたたかな雰囲気の中、ゆったり落ち着くことができます。
談話室
![赤岳鉱泉の談話室](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_18311-1200x900_1706124277.webp)
談話室ではミレーのウェアを着た人形がお出迎えしてくれます。
室内の床にはカーペットが敷かれていて、座ってくつろげる造りになっています。豊富な種類の雑誌や本があるので、読書をゆったり楽しんで時間を過ごすのもいいですね。
赤岳鉱泉と行者小屋のちがい
![行者小屋](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_19621-1200x900_1706124277.webp)
赤岳鉱泉からさらに40分ほど登っていくと行者小屋に到着します。
赤岳鉱泉と行者小屋は同じオーナーが経営していますが、2つの小屋はそれぞれの個性を持っています。
赤岳鉱泉はステーキが食べられたり、冬はアイスキャンディが出現したりとエンタメに富んでいて、にぎやかな雰囲気があります。
行者小屋は赤岳鉱泉に比べると落ち着いた雰囲気があり、1人や少人数でゆっくり過ごすのにおすすめです。また小屋、テント場からのロケーションは抜群です。
![行者小屋から見る赤岳](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_19751-1200x900_1706124278.webp)
赤岳鉱泉までのおすすめ登山ルート
赤岳鉱泉は縦走の途中に宿泊することもでき、さまざまな登山口からアクセスが可能です。
その中でも登山口までバスで行けて、登山道も整備されている美濃戸口からの登山ルートを今回は紹介します。
美濃戸口から赤岳鉱泉まではコースタイム3時間程なので、初心者さんは赤岳鉱泉を目指して登るのもおすすめです。
八ヶ岳山荘のある「美濃戸口」からやまのこ村、赤岳山荘、美濃戸山荘のある「美濃戸」までは車で行くことも出来ますが、道路状況がかなり悪いため車の下を擦ったり、窪みにはまって動けなくなることもあります。運転に自信がない場合は美濃戸口にある八ヶ岳山荘の駐車場に停めて、美濃戸まで歩いて行きましょう。
バスやタクシーは「美濃戸口」までしか入ることができません。
![美濃戸口までの道路](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_17961-1200x900_1706124278.webp)
美濃戸からは「北沢」と「南沢」にルートが分かれます。赤岳鉱泉までの最短で行く場合は「北沢」ルートを選択しましょう。堰堤広場までは林道が続きます。
堰堤広場からは本格的な登山道が始まります。コース上には岩がごつごつとしている部分が多く、雨の日やその翌日などは滑りやすくなっているので注意しましょう。
川に架かる橋を何度か渡って進んで行きます。標高が上がるにつれて川の水の色が透明から赤茶色にどんどん変化します。
![赤岳中腹の小川](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_18161-1200x900_1706124279.webp)
川の色が綺麗な赤茶色になってほどなくすると赤岳鉱泉に到着です。
美濃戸口・美濃戸の登山口と駐車場情報・アクセス
美濃戸口
登山口と駐車場情報
美濃戸口横には八ヶ岳山荘の広い駐車場があります。日帰り風呂も使用できるため登山後にさっぱり汗を流して帰るのにおすすめです。
駐車台数 | 150台 |
駐車料金※ | 普通車(6m以内) 800円/日 大型車(6m以上) 2000円/日 |
▼八ヶ岳山荘公式ホームページ
南八ヶ岳と赤岳天望荘 | 赤岳天望荘・美濃戸山荘・八ヶ岳山荘・ヒュッテ夏沢 (yatsugatake.gr.jp)
登山口までのアクセス
▼車の場合
茅野駅から八ヶ岳山荘(美濃戸口横)まで約25分
▼バスの場合
・茅野駅から
茅野駅からアルピコ交通の美濃戸口行き路線バス(美濃戸口線)に乗車、終点の美濃戸口で降車します。
▼美濃戸口線時刻表
バス 美濃戸口線 - 茅野市ホームページ (chino.lg.jp)
・関東地方から
新宿から美濃戸口への直行バスが発着しています。運行日が限定されているので公式ホームページを確認ください。
▼毎日アルペン号公式ホームページ
登山バス|登山ツアー・登山バス・日帰りバスツアー・国内/海外旅行なら毎日新聞旅行「まいたび」 (maitabi.jp)
美濃戸
登山口と駐車場情報
美濃戸横にはやまのこ村、赤岳山荘、美濃戸山荘の駐車場があります。美濃戸山荘の駐車場は宿泊者限定のため注意しましょう。
駐車台数 | 170台 (赤岳山荘70台、やまのこ村70台、美濃戸山荘30台) |
駐車料金※ | やまのこ村、赤岳山荘:1000円/日 美濃戸山荘:宿泊者のみ駐車可能 |
▼やまのこ村ホームページ
▼赤岳山荘Facebook
▼美濃戸山荘公式ホームページ
南八ヶ岳と赤岳天望荘 | 赤岳天望荘・美濃戸山荘・八ヶ岳山荘・ヒュッテ夏沢 (yatsugatake.gr.jp)
登山口までのアクセス
▼車の場合
茅野駅から美濃戸山荘(美濃戸横)まで車で約40分