満点の星空やランプ、そして揚げパンで人気の高見石小屋。
今回はそんなたくさんの魅力を持った高見石小屋について紹介していきます。
高見石小屋の基本情報
住所 | 長野県南佐久郡小梅町 |
標高 | 2,270m |
営業期間 | 通年営業 閑散期、不定休あり 軽食販売時間 10~14時ごろまで(宿泊の混雑状況により軽食の販売時間変動あり) |
電話番号 | 080-2188-4429(予約の電話は8時~20時) |
テント場 | あり |
水場 | あり |
個室 | あり |
電波状況 | 電波あり |
山小屋公式ホームページ | 北八ヶ岳 高見石小屋 (takamiishi.com) |
高見石小屋の魅力
抜群の展望が楽しめる!
標高2,270mにある高見石小屋は展望が良く、朝日から日の入り、そして星空まで楽しむことが出来ます。
特に高見石小屋から見る星空は、普段街から見る星空とは別格です。客室には天窓があり、星空を見ながら眠りにつくことができます。
高見石小屋のご主人は天体に関する知識が豊富で、星空観察会が開催されることもあります。
名物!できたて揚げパン
高見石小屋名物「できたて揚げパン」。これを目当てに高見石小屋を訪れる人も珍しくありません。
味はきなこ、ココア、抹茶、チーズ、黒ゴマの5種類があります。5種類の中から2種類を選ぶセットと、5種類全部を食べられるセットがあります。
私は5種類セットを頼みました。小ぶりなパンを使用しているため1人でもペロッと食べることが出来ます。ドリンクメニューも豊富で、その中でもコケモモジュースは甘酸っぱく登山の疲れを癒してくれます。
アクセス良好!登山口から山小屋まで約1時間
高見石の麓にある白駒池登山口から高見石小屋までは約1時間程。
コースは整備されていて分かりやすく、傾斜も緩やかなので初心者さんも登りやすくなっています。
初めて山小屋泊にもピッタリです。
高見石小屋内の様子
談話室
談話室の天井には高見石小屋名物のランプが吊るされています。夜になるとランプが灯り、あたたかな雰囲気が広がります。
部屋の中心には薪ストーブがあり、その周りは乾燥室代わりにも使われています。
本棚には様々な種類の本も用意されているため、薪ストーブで温まりながら本を読む時間も素敵ですね。
客室
高見石小屋には大部屋と個室3室があります。個室は空きがあれば、当日でも大部屋から変更が可能です。
寒い時期には個室、大部屋ともにコタツが出現します。
個室小(3~4人用)2部屋 | 通常料金+3,500円 |
個室大(5~6人用)1部屋 | 通常料金+5,000円 |
売店
売店では揚げパンや豊富な種類のドリンクメニューに加えて、様々なオリジナルグッズが販売されています。
エコバックや手ぬぐい、ピンバッチはデザインが可愛く、オリジナリティーに溢れています。
売店 メニュ- | ・揚げパン2種類:400円 5種類:900円 ・コ-ヒ- ココア カルピス:450円 ・コケモモジュ-ス カリンジュ- ス 信州リンゴジュ-ス:500円 ・水出しコ-ヒ-:650円 |
お土産 | ・オリジナル山バッジ:600円 ・オリジナル手ぬぐい:800円 ・オリジナルエコバッグ:1000円 |
トイレ
トイレは外にあります。昔ながらの雰囲気です。小便のみできる室内トイレもあります。
宿泊者以外は1回100円のチップが必要です。
テント場
テント場は小屋前にあります。使用料は1人600円。
テント泊は先着順で予約せずに使用することが出来ます。
高見石小屋までのおすすめ登山ルート
高見石小屋へは様々なコースでアクセス出来ますが、今回は登山口から小屋までのコースタイムが1時間程度で、初心者さんも登りやすい白駒池入口登山口からのコースを紹介します。
冬は麦草峠に至る国道299号線が冬季通行止めになるため注意が必要です。
白駒池入口から整備された木道を進んで行きます。歩き始めから苔と原生林の幻想的な景色が広がっていて、ついつい立ち止まってしまう美しさです。
白駒分岐までは観光客も多くにぎやかですが、白駒分岐から小屋方面に向けて登り始めると通行する人の数も減り、静かな登山を楽しむことが出来ます。
白駒荘を少し過ぎた分岐からも高見石小屋に向かうルートはありますが、岩が多く足元が滑りやすくなっています。白駒池手前の分岐からのルートは傾斜も緩やかで、岩の数も多くないためおすすめです。
白駒池手前の分岐から45分ほど進むと高見石小屋に到着します。高見石小屋横の高見石は白駒池をはじめ、八ヶ岳、北アルプスなどを見ることが出来る展望スポットです。
白駒池
標高2115m、日本で最も高いところにある天然湖です。池の周りは40分ほどで一周することが出来ます。
池のまわりには原生林と苔の森が広がっていて、ジブリ作品「もののけ姫」の世界に入り込んだような世界観を楽しめます。
池周りの遊歩道は整備されていますが、滑りやすい箇所もあるため注意しましょう。
登山口と駐車場情報・アクセス
白駒池駐車場
登山口と駐車場情報
白駒池入口横にある有料駐車場です。綺麗なトイレやお土産も購入できる売店もあります。
180台と広い駐車場ですが、白駒池は人気スポットなので土日祝日は午前9~10時ごろには満車になってしまうことも少なくありません。9月下旬から10月上旬の紅葉シーズンは特に混雑しているので朝早く向かうか、平日に訪れるのがおすすめです。
また、運行日は限定されていますがJR茅野駅とJR佐久平駅からは路線バス、八千穂高原スキー場駐車場からは無料シャトルバスが運行されています。
駐車台数 | 180台 |
駐車料金(1日)※ | 二輪車:200円 普通車:600円 中型車(マイクロバス):1,200円 大型車:1,800円 |
営業期間※ | 4月下旬~11月上旬 営業期間中は、24時間駐車場可能 |
トイレ | あり(協力金50円) |
売店 | あり(お土産、簡易的な登山案内あり) |
▼白駒池有料駐車場公式ホームページ
白駒の池入り口有料駐車場 | 南佐久北部森林組合 (hokubu-f.jp)
登山口までのアクセス
▼車の場合
諏訪ICを出て白駒池駐車場まで約50〜60分
▼バスの場合
※無料バス、路線バスともに運行日が限定されています。公式ホームページで運行日をご確認ください。
・無料シャトルバス(八千穂高原スキー場駐車場⇔白駒の池入口駐車場)
自家用車を「八千穂高原スキー場駐車場」に駐車し、八千穂高原スキー場駐車場から無料シャトルバスに乗車
※便数が少ないため帰りの便の時間に注意が必要です。
・JR茅野駅から路線バス使用
茅野駅からアルピコ交通「白駒の池方面行」に乗車し、白駒池で下車
・JR佐久平駅から路線バス使用
佐久平駅から千曲バス「麦草峠方面」に乗車し、白駒池入口で下車
▼路線バス、無料シャトルバス運行日・時刻表(長野県公式ホームページ)
「白駒の池」交通対策について/佐久地域振興局 (nagano.lg.jp)
▼白駒池駐車場ライブカメラ映像(佐久穂町観光協会公式ホームページ)
「白駒の池入口駐車場」ライブカメラ映像