登山でもトレランでも、旅行でも普段でも細かなもの、ちょっとした着替えを入れておくものとしてエクスペドのビスタオーガナイザーは非常に使いやすく、大きさの異なった3種類のものを愛用しています。
3種類のビスタオーガナイザーの使い分け
サイズ表記が面白く一番大きなケースがA4で、次にA5、A6という順で小さくなっていきます。
時と場合によって入れるものは様々ですが、一番多い活用方法はA6にファーストエイドと細かなエマージェンシーキットを入れる事が多くて、山ではない旅行とかになると、スマホの充電器や携帯バッテリー、カメラの予備バッテリーと電池などを収納することが多いです。
A5サイズは、ヘッドランプや地図、サングラスやタオルなどを入れる事が縦走時には多く、日帰りでトレランに行くときなどは着替えなどのお風呂グッズ、通勤ラン用の着替えなど衣類を入れることもしばしばです。
A4サイズになると山に行くときの食材入れや、キャンプになるとカトラリー類を入れることもあれば、普段では家族みんなの下着入れにしたりと色々です。
ビスタオーガナイザーの良さ
色々なケースがある中ビスタオーガナイザーを選んでるのには幾つか理由があって、1つは透明で中身が解ることです。それでいて完全な透明じゃないから『自分が入れたものがわかる』という調度いいプライバシー感が好きなんです。
これが完全に見えてしまうと、お風呂に行くときに下着が丸見えだったり、中にお金を入れる事もあるのでちょっと見られたら嫌っていうのを程よく隠してくれるのが絶妙なんです。
もう1つは非常に高い耐候性であるということ。小雨の中ケース片手に移動しても中のものが濡れづらい安心感があります。食材や調味料をテント場に出した状態で雨に降られても中のものは濡れづらいし、またザックがびちょびちょに濡れてしまうような状況に見舞われても、このケースの中に入れた例えば着替えやファーストエイドなども濡れる心配が少ないというのはありがたいです。
もう1つは丈夫であるということ。色々なものがザックの中で擦れ合ったりしても破れる心配はないです。これはビスタオーガナイザーじゃない、例えば100均で売っているようなケースでも相当なことがない限り破けることはないと思うんですが、例えば僕の場合、テント場が石でゴツゴツしているような場所ではビスタオーガナイザーの中に衣類をいれてお尻に敷いたり、枕にしたりすることもあるので、ハードな使い方をしても破れづらいっていうのは安心感を感じます。
ビスタオーガナイザーの細かな施し
もう1つは細かなディテールに施された使い心地です。例えばジッパーの引き手部分が光るんです。それもボンヤリじゃなくて結構しっかり光ってくれるんです。これはテント場で暗がりの中で探すときにも、探し当てて中身を取り出すときにも、結構便利なんです。
それとジッパーの開け閉めするときの使い心地も抜群なんです。これは使ってみて、手にしてみてわかることだと思うんですが、手袋をしていても指で掴みやすい大き目の丈夫なタブがジッパーの横に付いてるんです。
止水ファスナーってちょっと硬めに出来ているから、こういう柔らかい素材でできたケースを開け閉めする時にちょっとしたストレスを感じるものって結構多かったんですが、これは全く苦にならない。
このタブには小さな穴が開いているので、細引きなんかを通してケース類をひとまとめにすることも出来るんだと思います。
所有感をくすぐるエクスペド
フックも付いているので、状況に応じてザックの外付けも簡単にできるんです。ザックの外側に付けると荷物が揺れて重心が取りづらくなったり、付け方にもよるけど体から離れていればいるほど、変にザックに加重がかかってしまうこともあるので、外付けは行動中には行わないようにしています。
よくやるのはテントの中に細引きを1本屋根部分に通して、そこに吊るして荷物を整理するというような事はします。あとは所有感ですね。エクスペドはとにかくちょっと面白いと思わせてくれるギアが色々とあるんです。エクスペドのザックもテントも遊び心をくすぐられるんです。なかなか面白いんですよ。