軽いだけではなく保護性能にも力を入れたペツルのヘルメット『シロッコ』は、縦走登山だけでなくマルチピッチ、アイスクライミングなどのアクティビティにも最適です。ペツルの独自の安全基準で安全な登山を楽しめる軽量ヘルメット「シロッコ」の特徴を紹介します。
製品概要
ブランド | ペツル |
商品名 | シロッコ |
商品説明 | シロッコは軽量性と保護性能の両立を求めるクライマー、登山者のニーズに応えるためにデザインされたヘルメット |
価格 | ¥18,370(税込) |
重量 | 重量: 160 g (S/M)、 170 g (M/L) |
ヘルメット構造 | ハイブリッド構造 |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
汎用性 | ★★★★☆ |
軽量化を行ったハイブリッド構造を持つ登山用ヘルメット
超軽量な構造の秘密はEPPフォームのシェルとポリカーボネートのクラウン、EPSフォームのライナーの3種類で成り立っているハイブリッド構造で170g(SMサイズで160g)という軽さを実現しています。
EPPフォームのシェルは、衝撃吸収性能に優れ、落石による衝撃、転倒による衝撃、木々などに頭をぶつける衝撃などの様々な衝撃に高い耐久性を発揮します。
落石による頭頂部を守るヘルメット構造
頭頂部は、内側に発泡ポリエチレンフォーム製のライナーで保護され、ポリカーボネート製のクラウンで落下物からの頭部保護を強化しています。これは主にクライミングにおける石の落下、アイスクライミングにおける氷の落下に大きな安心感をもたらします。
2種類のフォームとクラウンを組み合わせたハイブリッド構造でヘルメットの厚みと重量は抑えながらも頭部をより広く保護しています。
頭全体の保護性能の強化
クライミングや登山における頭部負傷のリスクは落石だけではなく、クライミングにおいては落下時における壁への強打、登山においてはつまずくなどして転倒時における頭の強打が考えられます。
このようなシーンを想定してペツルのヘルメット『シロッコ』は、頭をより広く覆うように設計されています。頭の側部や後部の衝撃に対する保護強化にも力を入れた作りです。
高い快適性を備えた登山用ヘルメット
ペツルのヘルメット『シロッコ』は優れた機能性を備え快適性にもこだわった構造を備えています。
取り外しと洗浄が可能なヘルメット内側のフォームパッドは汗を吸収しクッション性を提供します。
通気性においては複数のベンチレーターがヘルメット全体に配置され、夏山登山に代表される暑い日のヘルメット装着にも頭を涼しく保ってくれます。
フィット感に優れ行動に集中できるヘルメット
ウェビングストラップは簡単な調整と収納が可能です。マグネットバックルで素早く簡単に装着できるのもペツルのヘルメットならではです。
目が届かない状態でも手探りで素早くマグネット式のバックルでヘルメットを装着できます。
夜間の登山でもヘッドランプ装着が可能
シロッコにはヘッドランプ取り付け用のクリップが前部に2箇所、後部のホルダーを使って取り付けを容易にしています。
ペツルのヘルメット『シロッコ』は、軽量性に優れているだけでなく、様々なアクティビティ、様々なシーンで快適にヘルメットをした状態で行動ができ、長時間装着していてもストレスなく登山を楽しめます。
トの独自基準『トップアンドサイドプロテクション』
多くのヘルメットが、落石からの保護のため、主に頭頂部を保護していますが、この保護レベルはヨーロッパ規格や国際山岳連盟規格の要求事項を満たしています。
しかし実際は頭頂部だけでなく後部、側部、前部への衝撃も特にクライミングなどでは頻繁に起こっており、自分のアクティビティで起こる可能性のある頭部への衝撃から、どのようなヘルメットが必要なのかしっかり考える必要があります。
ペツルのヘルメットはヨーロッパ規格や国際山岳連盟規格とは別に、独自の基準として『トップアンドサイドプロテクション』と呼ばれるヘルメットの安全基準を作り、ヘルメット上部だけでなく、後部、側部、前部への衝撃の頭の保護にも力を入れた追加試験が実施され、クリアしたものだけがこの基準のロゴがついています。
今回紹介する3種類のヘルメットはすべてこのトップアンドサイドプロテクションの基準を満たしています。