9月末、3回目となる白山に登りました。本当は高山植物をより楽しめる9月頭予定やったけど、台風で延期。過去2回と変わらず別当出合からのスタートだが、今回は白山初の小屋泊。しかも贅沢に個室棟。

9月末日の白山登山の服装

天気予報は初日の昼頃雨、2日目晴れるかも?という感じ。星と御来光が小屋泊にした1番の目的なので、少し賭け。予報では室堂より上は秋の気配なので、久々に長ズボンの出番。

シャツはウール混の半袖。寒ければ山シャツを。シューズはARC’TERYXのアクルックス。そこそこしっかりしている靴。最近はVIVOやビブラムファイブフィンガーズ等のベアフットシューズや裸足で山に行くことが多いので、固い靴に少し不安あり。

白山登山-1泊2日の小屋泊登山のルート

合計距離: 12521 m
最高点の標高: 2700 m
最低点の標高: 1239 m
累積標高(上り): 1556 m
累積標高(下り): -1556 m
  • 1日目:別当出合~砂防新道~黒ボコ岩~弥陀ヶ原~白山室堂
  • 2日目:白山室堂~御前峰~室堂~弥陀ヶ原~黒ボコ岩~観光新道~別当出合

白山登山-1日目のコースレポートと見所

駐車場から登山口まで10分程、徳島から来られている山岳会?の方々と一緒に。南竜荘に泊まられるとのこと。2日目に登頂して下山やとしたら2日目の行程が結構長いなぁとか余計な心配をしながら、登山届を出して山行開始。

2回目も思ったけどスタートして早々、白山ってこんなに階段やっけ?!
景色の良さ、花の美しさでしんどい記憶が消されてる……。予報通り天気悪くガスで湿度が高く蒸し暑い。

登りと下りで分岐する箇所も通過し、スタートから40分程したとこでYAMAPを起動していないことに気づく。戻って初めから軌跡を追って……一瞬そんなことがよぎったけどそんなことするわけもなく。

思ったより早く1つ目のお手洗いに到着。先は長いのでザックを下ろして肩を回してほぐす。小屋泊で枕とインナーシーツと少しの着替えが増えるだけでいつもよりだいぶ重く感じる。

5分ほどの休憩で行動食と水分補給をしてザックを背負うと冷たっっ。背中の汗が冷たい。こんなことにも季節が進んだことを感じる。

そろそろMILLETのアミアミ(ドライナミックメッシュ)の出番やな。前日も雨だったようで森は露でキラキラ元気。キノコもたくさん、特に真っ赤なキノコが印象的。

途中から別山どーんな景色が見えるはずやけど、ガスが濃くて展望は一切ない。雨が降ってるのか木から雫が落ちてきているのか分からないような状態が続き、さっきのお手洗いから1時間半程で甚之助避難小屋到着。ここにきて急にガスがはれて万才谷が見える。

近くにいる人々と共に歓声をあげて写真撮ったら昼食休憩。最近山によく持っていく高級コンビニおにぎり。今回はトロサバ。名前の通りトロッとしたサバ。脂が美味しい。

2つ目のおにぎり(2個目はお手頃価格)を食べていたら急に強い雨が降ってきたので、小屋の中に避難。
広くて着替え用のカーテンもあり、避難小屋泊も可能(していいのか知らないけれど)。

ちなみに、夏季トイレは満杯になっている為、来春まで使用不可とのこと。避難小屋内のトイレは使えました。

昼食も終わり雨もやんでいたのでレインウェアは着ずに黒ボコ岩へ向けて再スタート。

しかし5分で雨が降りだし慌てて木陰でレインウェア(上のみ)、カメラをザックにしまう。雨は10分程でやんでそれ以降は降らなかったが、体が冷えたのでレインウェアは着たままで。

黒ボコ岩手前にある谷のトラバースも濃霧に覆われていて、素晴らしい景色は心の眼で。雨やら濃霧で辛かったけど急登もなんとかクリアし、黒ボコ岩到着。

一応黒ボコ岩に登って写真を。去年と比較すると天気でこんなに違うのか。ここでも少しザックを下ろして休憩。

今回履いてるARC’TERYXのアクルックスは防水バッチリでそこそこ固い靴なので、足元が岩でゴツゴツしていても足裏痛くならないし、ソールはVibramのメガグリップなので滑りにくい。それでいて固すぎないので足運びも抜群、何よりこのクラスの靴の中ではかなり軽量。とか考えながら目的地の室堂に向けて歩き始める。

黒ボコ岩を出るとすぐに弥陀ヶ原。何回来ても「ここは天国か!?いや、弥陀ヶ原やから極楽浄土か!!」とノリツッコミしてしまうくらいテンションが上がる。濃霧で辺りが見渡せなくてもここの場合それはそれで良い。

木道を5分程進むと1日目ラストの登り。レインウェア着たままで、景色もない登りはきつかった。

室堂の屋根が見えるとほっとして一気に力が抜けた。過去2回は共に日帰りでピストンしたけど、精神的にはその時の1日分よりも辛かった。ビジターセンターでチェックインして、翌日の昼食も注文。
西に少し離れた白山雷鳥荘へ。

入ってすぐ右に乾燥室があり、レインウェアを脱ぐ。内側は汗でびしょびしょ。軽さ重視で透湿性低いレインウェアやから仕方ないけど。この濡れを浸水してきてると勘違いしてる人が意外と多いのです。そんなことより背中の汗がひどい。

シャツの速乾性を余裕で上回る発汗量で、ズボンやパンツまでも全部びしょびしょ。ザックの中もびしょびしょ。汗かき派ではないはずなんやけど…。気温はじっとしてたら寒いくらいで、背中以外は汗かいてない。やはりウールポリ混にポリ100の速乾性を求めるのはあかんか…にしても購入初期よりもかなり乾き悪くなってる気がする、洗濯方法に問題……?

部屋は4.5畳で余裕の広さ。予約時はもっと大きい部屋しか空いてなかったけど、キャンセル出てラッキー。

部屋に荷物を置いたらコインシャワーへ。ホワイトボードに名前を書く予約制ですが、皆さんで譲りあってスムーズに入れました。(3分間で、当然石鹸やクレンジング等は使用不可です)

さすがにシャワーだけでは寒いので、部屋でぬくぬくストーブ点けて暖まっていたら外が明るくなってきた。慌てて外に出るとさっきまでのガスがはれて秋の山頂がはっきりと見える。

ビジターセンターの南側に行くと夕陽と大雲海。青とオレンジのコントラストで正にマジックアワー。
弥陀ヶ原の木道が雲海に向かって伸びて別世界に繋がっているよう。

雲海に乗っているような素敵な写真。縦に広がる巨大な雲の塊がまるで雲巨人が雲を吐き出して大雲海を生み出しているように見えたり。

10分程でまた一面ガスに覆われたけど特別な時間になった。

ビジターセンターに戻り夕食。疲れた体に辛口のジンジャーエールがしみる。辛口のジンジャーエール幾つかあるけど、WILKINSONが断然美味しい。

1つ注文をつけるとすれば味噌汁はもう少し温かくしてもらえると嬉しい。夕食後部屋に戻る途中に空を見るとたくさんの星。辺りが真っ暗になる消灯の20時まで待って再度外に出てみたけど、その時は残念ながらガスで満点の星空とはいかなかった。

マッサージ機で疲れた体を癒したら、明日の御来光登山に備えておやすみなさい。

白山登山-2日目のコースレポートと見所

4時30分起床。窓から外を見ると晴れてそう。

急いで準備し、前日少し残ったジンジャーエールを一気飲みし、5時47分の御来光に向けて5時前山行開始。コースタイムは40分程。スタート直後はまだ暗くヘッドライト。寝起きやけど体調良くどんどん進む。

20分程すると空は白けてきてヘッドライトをしまう。山頂の祠が見えてからは更に調子良く歩く。スタートから30分で登頂。

山頂東側には御来光を待つたくさんの人がいる。雲は少し多めだが空はオレンジ色になり今にも御来光が姿を現しそうな気配。

カリマーのinner insulation jk(アクティブインサレーション)をミッドレイヤーに、ARC’TERYXのインセンドフーディをアウターに着て暫く待機。

カリマーのジャケットはプリマロフトゴールドを使用した化繊綿ジャケット。ダウンと違い濡れに強く、フリースよりも保温性高いのにコンパクトになる優れもの。

風が強かったがフードを被れば寒さは凌げた。手袋はメッシュタイプしかなかったのでカイロで温める。

東の空が一層明るくなったので雲と雲の間から……、と期待が膨らんだが時間になっても御来光は遂に現れなかった。しかし、朝焼けにシルエットの槍ヶ岳、雲海に浮かぶ恵那山、前日は見られなかった大迫力の別山。たくさんの素晴らしい景色を眼に焼き付けた。

山頂標識側に移動。剣ヶ峰、御池、大汝峰バッチリ。

御池巡り&大汝峰登ってから室堂に戻る予定やったけど、体がかなり冷えていて部屋のストーブで暖まりたい欲が強く、写真を撮ったら下山開始。

下っている途中にも雲はどんどん薄くなり雲の間から太陽が姿を現す。雲の隙間から溢れる光線は雲海と恵那山を照らすスポットライトのよう。天使の階段といわれています。

ビジターセンターに戻り、朝食。やはり味噌汁はぬるいけど、温かい米とふりかけは最高。

チェックアウトの9時前まで部屋に戻ってストーブでぬくぬく。

白山国立公園認定60周年記念のバッヂを購入して、別当出合に向けて下山開始。下山ルートは初めての観光新道。

弥陀ヶ原ではあまりの気持ち良さにスキップ。

黒ボコ岩では立っていられないくらいの暴風やったけど、迫力の別山。ここから観光新道方面へ進む。

前日歩いた砂防新道が見える。そして別当坂分岐までの稜線がずっと続いていて、これから進む道を示してくれている。まずは見えている殿ヶ池避難小屋を目指す。

観光新道は一部細く離合に気を遣うけど、基本的には歩きやすく、花も砂防新道より多く感じる。

殿ヶ池避難小屋は比較的新しいのか桧の香りが心地いい。お手洗いもある。日差しが強いのでしっかり水分補給を意識。白山釈迦岳や七倉山の迫力も抜群。 

岩のトンネル仙人窟は登れるか試みたが素直にくぐる。赤トンボ多くザックにとまってくれてリアルオニヤンマくんになりました。

別当坂分岐で左に折れる。地図ではここからかなりの激下り。

分岐直後少し急だったが全体的によく整備されていて、思っている程苦にならない。靴がしっかりしているので足裏が痛くならず、安定感がある。少し拓けた場所にさしかかった時に、大きな鳥が飛び立っていき驚く。

茶色くて長い尻尾と1メートルはあるということしか見えなかったけど、キジかな?

ブナが少し色づいた森、小さな滝を過ぎると無事下山。自販機で缶コーヒーですっきり。

近くにある白峰温泉総湯に寄る。

ぬるっとしたお湯と蜂蜜ソフトクリームで疲れを癒し、帰阪。

天気予報をしっかり見極め、2日目の晴れを信じて歩き始めてよかった。初日しんどかった分、2日目の感動は大きい。

白山3回目にして初めての小屋泊は色んな意味で良い思い出になった。また、来年登りたい。

大阪から別当出合までのアクセス情報

大阪市内より往復(軽自動車)
距離…600㎞
ガソリン代…7,000円(180円/L、15㎞/L換算)
高速代…約14,000円(勝山ICまで)

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