登山やキャンプなどで出番の多いライターですが、風が強くて火がつきづらいとか、手と火口の距離が近く火傷がしやすかったりなど、使いづらい点があります。そんなストレスを全て解消するのがSOTOのスライドガストーチです。今回は登山やキャンプで実際に使った感想と、スライドガストーチを使うことのメリットとデメリットを紹介します。

商品概要

ブランドSOTO
商品名スライドガストーチ
商品説明火口がのびる小型耐風バーナー。使用時は伸ばして安全に、収納は縮めてコンパクトに。
価格(税込)¥2,400
重量52g
サイズ幅38×奥行18×高さ115~185mm

管理人の評価・レビュー

総合評価★★★★☆
利便性★★★★★
軽量性★★★☆☆
コンパクト性★★★☆☆
コストパフォーマンス★★★★☆

スライドガストーチの魅力と特徴

ライターではなくスライドガストーチを使うことのメリットを実際に使った感想を交えて3つのポイントで紹介をします。結論、スライドガストーチを使うことで様々なメリットがあります。

ポイント1:ノズルが伸縮するスライドガストーチ

登山やキャンプでライターを使うシーンを列挙します。

  • ガスストーブに着火
  • 固形燃料に着火
  • アルコール燃料に着火
  • 焚き火に着火

主な着火シーンは上の通りですが、いずれも普通のライターで火をつけると指がやけどする危険があります。

スライドガストーチは最大で7.5cm伸びるので、火口と指の間の距離を保つことができます。特に固形燃料とアルコール燃料、そして焚き火の火種に火をつけるとき、火口と指の距離が短いので、恐る恐る火を着けて、着いたと思ったら素早く手を引っ込めるというような動作が必要です。

引っ込めた後に、ちゃんと火がついていなかった、何て言う経験をした事がある方は多いと思います。こんなことを繰り返していると、だんだんと体が寒くなって、結果調理時間は長くなるし、火がつかないから寒くなるしと、良いことがありません。

ポイント2:高火力で耐風性があるスライドガストーチ

ポイント2:高火力で耐風性があるスライドガストーチ

炎には温度があります。フリントライターやガスライターは火口ノズルから出たガスが空気と混合して燃焼するため、炎の温度は約800から1000度です。

対して内熱ライターは、あらかじめ空気と混合したガスが燃焼するため温度が高く、約1200から1400度と言われています。

スライドガストーチは内熱ライターでSOTOの製品ページを確認すると炎の温度は1300度と説明されています。また強力な耐風バーナーなので風の影響が少なく、しっかりと着火することができます。ライターだと風によってすぐに火が消えてしまうのですが、このようなストレスがありません。

ポイント3:使い捨てでなくカセットガスで充填可能

スライドガストーチはカセットガスからの充填が可能です。OD缶の場合は別売りのフィルアダプターが必要ですが、多くの場合は家庭にもあるカセットボンベに使用するガス缶で充填が可能です。

スライドガストーチのデメリット

次にスライドガストーチを使用することによるデメリットについて紹介します。

登山の軽量化にはふさわしくない重さ

登山の軽量化にはふさわしくない重さ

登山の軽量化に力を入れている方の多くが使用しているビックのミニライターが10gです。これに対してスライドガストーチは52gなので42g 重くなります。

長く設計されているためクッカーの中に収納しづらい

長く設計されているためクッカーの中に収納しづらい

スライドガストーチのサイズは幅38×奥行18×高さ115~185mmで決してコンパクトとはいえません。ソロクッカーと呼ばれる一人用のクッカーの中に収納することが難しいサイズです。装備をコンパクトにして持ち歩きたい方には不向きです。

火がつかない時がある

ガスは出ているけど火が出ないということがあります。これは多くは自分のミスによるもので、注意をすることで防ぐことができます。

ガスが切れていないか確認

ガスが切れていないか確認

まずガスが出ているかを確認しましょう。ガスの残量は側面の窓から確認できます。

着火装置から火花が出ているか確認

着火装置から火花が出ているか確認

ガスがしっかりとはいっているにもかかわらず、火がつかない場合は、着火時の火花が出る部分にゴミが付着している場合があります。これを取り除くことで着火しやすくなります。

火口部分が濡れていないか確認

火口部分が濡れていないか確認

次に火口部分が濡れていないか確認しましょう。湿気や水で濡れてしまうと火はつきません。この場合乾くまで待つ必要があるので、アウトドアでは予備にマッチを持参するようにしましょう。

気温や気圧が低くてガスが気化しにくい

気温や気圧が低くてガスが気化しにくい

それでも着火しない場合は、標高が高く気温が低くつきづらいという環境的な問題が考えられます。少し本体を温めることで着火することがあるので試してみましょう。

充填したガスの相性が悪い

充填したガスの相性が悪い

ガスの相性に問題があるかもしれません。SOTO純正のガスを使用することで火がつきやすくなる場合があるので試してみましょう。SOTO純正のガスを使用する場合は充填用アダプターを使用する必要がります。

スライドガストーチのガスの充填方法

スライドガストーチにガスを充填することができないと悩んでいる多くの方が間違ったガス充填をしていることが多いです。スライドガストーチの充電は液だし式なので、ガス缶が上、ガストーチが下という位置で充填する必要があります。これが逆だとガスがどんどん漏れるだけで、周辺がガス臭くなるだけです。

充填する部分はガストーチのガス調整つまみ横についています。

スライドガストーチで火力を調整

スライドガストーチで火力を調整

スライドガストーチの底に火力調整用のつまみがあります。マイナスドライバー用ネジの頭のような形をしたつまみで、これをプラス側にすることで火力が強くなります。アウトドアでの使用をメインに考えている方はプラスにしておくと火の付きが良い印象です。

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