東北を代表する名峰である飯豊山。大山塊による自然の奥深さを感じられる飯豊山には、たくさんの登山者が訪れます。ここでは、飯豊山の魅力やおすすめの登山コースについてご紹介します。

飯豊山ってどんな山?

飯豊山
飯豊山

福島県、山形県、新潟県の3県にまたがる飯豊連峰の主峰『飯豊本山』。豊かにご飯を盛った山容に見えることから飯豊という山名がつけられています。飯豊連峰は『東北のアルプス』と呼ばれることもあり、2,000m級の山々が連なる東北きっての大山塊です。

山名飯豊山(いいでさん)
場所福島県、山形県、新潟県の3県にまたがる
標高2,105m
天気・アクセス飯豊山の詳細情報

東北のアルプス【飯豊山】の魅力

高山植物咲く夏の飯豊山稜線
高山植物咲く夏の飯豊山稜線

東北きっての大山塊であり、奥深い自然を感じられる飯豊山。以下では飯豊山の魅力をシンプルにご紹介します。

【深い飯豊】と謳われる奥深い飯豊連峰

ニッコウキスゲの花と飯豊連峰・大日岳
ニッコウキスゲの花と飯豊連峰・大日岳

朝日連峰の『遠い朝日』に対し、飯豊連峰は『深い飯豊』と表現されています。飯豊山の山頂まで長い距離を歩く必要があり、山域には豊かな自然が広がっています。広大なブナ林や豊かな動植物、好展望の稜線など、飯豊連峰はまさに自然の宝庫です。

厳しい自然のなかに咲く高山植物

高山植物咲く飯豊連峰・御西岳付近から種蒔山付近の稜線を望む
高山植物咲く飯豊連峰・御西岳付近から種蒔山付近の稜線を望む

飯豊連峰は、日本海に近い山域であることから降水量・降雪量が多い。風化や浸食が進みやすい山岳地帯である反面、恵まれた水によって、たくさんの高山植物が咲き誇ります。

ヒメサユリやチングルマ、飯豊山固有のイイデリンドウなど、色とりどりの高山植物が登山道を彩る様は、まるで天上の楽園です。

東北の名峰を臨む好展望の山稜

飯豊本山から見るダイグラ尾根と朝日連峰
飯豊本山から見るダイグラ尾根と朝日連峰

約20㎞にもおよぶ飯豊連峰の山稜からは、朝日連峰や蔵王連峰、西吾妻山や磐梯山などの東北の名峰が望める大眺望

夏季にはどこまでも広がるような山林の緑に、遅くまで雪が残る雪形の白とのコントラストが美しい。秋には山肌が色鮮やかに色づき、まるでパッチワークのような展望が見られます。

飯豊山の難易度別登山ルート

飯豊山へ向かう登山者
飯豊山へ向かう登山者

以下では、飯豊山のおすすめ登山コースを3つご紹介します。飯豊山の山域は山深いため、道中の山小屋(テント場有)に泊まるのが一般的です。

▼飯豊山の登山情報、山小屋情報はこちらから
飯豊山登山情報 – 西会津町公式ホームページ (town.nishiaizu.fukushima.jp)

1泊2日【大日杉往復コース】飯豊の入門ルート

飯豊山頂からの景色
飯豊山頂からの景色

山形県側にある飯豊町の大日杉登山口から、地蔵岳・種蒔山を経由して飯豊本山に登るコースです。登山口から歩いてすぐ、『ザンゲ坂』と呼ばれる急登から始まります。ザンゲ坂を乗り越えて、一つ目のピークである地蔵岳を過ぎると、ヒメサユリの群生が登山道を彩るヒメサユリロード。また、種蒔山手前には『御坪』と呼ばれる美しいダケカンバ林があります。

好展望の稜線を歩きながら、『御秘所』の切り立った岩場を超えると飯豊本山へたどり着きます。登頂した後は、飯豊本山直下の『本山小屋』に1泊。来た道を戻って大日杉登山口へ下山します。

合計距離: 21943 m
最高点の標高: 2103 m
最低点の標高: 607 m
累積標高(上り): 2308 m
累積標高(下り): -2311 m

1泊2日【御沢往復コース】登拝路ルート

飯豊連峰・三国岳へ向かう登山者
飯豊連峰・三国岳へ向かう登山者

福島県喜多方市川入地区の御沢登山口から、三国岳・種蒔山を経由して飯豊本山に登るコースです。樹林帯の長坂尾根を進んでいくと、信仰登山の面影を残す広場がいくつか見られます。

地蔵山分岐を剣ヶ峰方面へ行くと、岩稜の鎖場が現れます。雨や朝露などで濡れていると滑落の危険性が増すので、慎重に登りましょう。

難所の剣ヶ峰を超えて種蒔山へ着くと、大日杉コースと合流します。種蒔山付近の『切合小屋』に1泊し、飯豊本山へ登頂して下山します。

合計距離: 22109 m
最高点の標高: 2104 m
最低点の標高: 539 m
累積標高(上り): 2289 m
累積標高(下り): -2290 m

2泊3日【飯豊連峰東西縦走コース】最高峰の大日岳を走破する

高山植物咲く飯豊連峰の登山道と大日岳
高山植物咲く飯豊連峰の登山道と大日岳

大日杉登山口から飯豊本山と大日岳に登るコース。飯豊連峰の東西にわたって縦走するロングトレイルコースになります。

大日岳は飯豊連峰の最高峰で、標高2,128m。大日岳山頂からは飯豊連峰の大山塊、遠くには雄大な磐梯山が望め、飯豊本山と同様に大パノラマが広がります。

飯豊本山から大日岳の区間は好展望の稜線歩き。さらに、道中には広大なお花畑や『文平ノ池』など、美しい景観が目白押しです。

※大日杉登山口~飯豊本山までは、上記の【大日杉往復コース】を参照

合計距離: 33143 m
最高点の標高: 2123 m
最低点の標高: 608 m
累積標高(上り): 3205 m
累積標高(下り): -3205 m

飯豊山登山口へのアクセス方法

飯豊山 大日杉コース登山口 大日杉小屋
飯豊山 大日杉コース登山口 大日杉小屋

飯豊山へ至る登山口は10つあります。

  • 川入登山口 / 御沢登山口
  • 飯豊山荘 / 天狗平
  • 奥胎内登山口 / 足ノ松登山口
  • 大日杉登山口
  • 小白布沢登山口
  • 弥平四郎登山口
  • 弥生登山口
  • 実川登山口
  • 大石ダム登山口
  • 加冶川治水ダム / 湯ノ平登山道登山口

各登山口のマップはこちらから

上記でご紹介した、飯豊山の登山コースにおける登山口
①大日杉登山口
②御沢登山口
この2つの登山口へのアクセス方法は以下の通りです。

大日杉登山口へのアクセス方法

・マイカー
東北中央自動車道 米沢北I.C.より車で約1時間10分(約46㎞)

・米沢駅/タクシー
米沢駅~羽前椿駅 JR米坂線で約50分
羽前椿駅からタクシーで約1時間

御沢登山口へのアクセス方法

マイカー
東北横断自動車道 会津坂下I.C.より車で約50分(約35㎞)

飯豊山下山後の山旅スポット

いいでのゆ
いいでのゆ 出典”いいでのゆ | いいでとそばの里 -喜多方市ふるさと振興株式会社 山都事業所- (sobanosato.jp)

飯豊山の麓、福島県喜多方市にある『いいでのゆ』。飯豊山の御沢往復コースを利用した後におすすめの日帰り温泉施設です。鉄分、塩分等を含んだ茶褐色の源泉は、切り傷、神経痛、アトピーなどにも効果があるとされています。

いいでのゆは宿泊もできるので、飯豊山の前泊・後泊に利用するのもよいでしょう。

名称いいでのゆ
住所喜多方市山都町一ノ木字越戸乙3876-4
泉質ナトリウム塩化物・硫酸塩温泉
日帰り入浴料大人500円/子供300円
(17:00以降:大人300円/子供150円)

▼いいでのゆの詳細はこちらから
いいでのゆ | いいでとそばの里 -喜多方市ふるさと振興株式会社 山都事業所- (sobanosato.jp)

飯豊山の魅力やおすすめ登山コースについてご紹介しました。飯豊山は東北きっての大山塊で、奥深い自然を感じられる山です。はじめて飯豊山に登る方であれば、『大日杉往復コース』がおすすめ。危険箇所が少なく、比較的短い行程で登れます。大きい荷物を背負い、長い距離を歩いた先に出会える飯豊山の展望に、多くの登山者が魅了されています。

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