トレランは3年前からやりはじめて、その間は3シーズン、いわゆる春・夏・秋をメインに楽しむスポーツだと思ってたんです。そんな中、友人に『冬、雪山で走るのって最高に気分がいいよ!』って誘われてたんです。
雪って八角形や六角形といった結晶の形によって音が吸収されるんですね。隙間の部分に音の振動が閉じ込められてしまい、遠くまで音が届かない。雪は条件によっては80%以上の音を吸収してしまうそうですから、「静かだ」と感じるのも納得です。
そんな環境の中、自分の走る音だけを聞き取って雪景色に覆われたトレイルを走ってみたいと思って、今年から相棒になったのがテクニカのスノートレイルシューズ『スノーキャット』です。
テクニカのスノーキャットはゴアテックスを採用しているから防水防風性に優れています。トレランのシューズだと、雪の中に足が入って、その雪がシューズのもつ熱で溶ければ自然と濡れる。その繰り返しでどうしても指先から冷えてきてしまいます。こういった状況を回避するためにもゴアテックス採用というのは1つの安心感があります。
スノーキャットの軽さとしなやかさ
冬の山でも寒さや濡れから足を守ってくれて、しかも走れる。走れる理由の1つに軽さがあると思います。ゴアテックス採用シューズと聞くとどうしてもゴツイ登山靴を想像してしまうのですが、これは驚くような軽さがあります。シューズを持つだけで見た目とは裏腹の軽さに驚きます。実際に走ってみても全くストレスを感じません。
もう1つがしなやかさです。ゴアテックスを採用しているからといって硬いということはなく、非常に全体が柔らかくしなやかなので、足曲げや走っている最中に硬さを感じることがないので非常に走り心地がいいんです。その上チェーンスパイクやスノーシューを取り付けることもできます。
スノーキャットの持つ機能性
機能性においても2つあって、1つがソールのグリップ力です。雪の上を走っていてもしっかりと雪を掴んでくれる安心感を感じます。
凍結しているところでは流石に滑りそうになるので、雪の上を走るときには気をつけてます。
もう1つにゲイターの役割をになうシューズの形状です。雪山を走るときに欠かせないパンツにマウンテンハードウェアのビズルパワータイツがあるんですが、これにウールの長めの靴下を履いてテクニカ(TECNICA)スノーキャットという出で立ちが冬のトレランには多いんですが、これは僕なりには非常に正解だと感じてます。
というのも踝(くるぶし)あたりが雪で濡れると必然的に靴下も濡れる。結果足全体が冷たくなるという危険性があるんですが、まずビズルパワータイツとテクニカ(TECNICA)スノーキャットのゲイターとで雪の進入をしっかり防いでくれます。テクニカ(TECNICA)スノーキャットのゲイターは長めに設計されていて、踝を隠してくれます。
もしも何かの拍子に濡れてしまってもウールの靴下だから熱が奪われづらい、濡れても冷たくなりづらいという良さがあると思います。とにかく冬山で手足が冷たくなるのは非常にリスクだし、楽しい遊びも辛いものになってしまう。だからここには細心の注意を払っていて、テクニカ(TECNICA)スノーキャットは、足を守ってくれる安心感をもたらしてくれます。