先日、長野県の聖高原を訪れた。聖高原ではアクティビティが充実していて、小さな子どもからご高齢の方まで楽しめる。安曇野市と長野市のちょうど中間地点に位置する、地域の人に愛される穴場的な自然公園だ。今回は、子どもとハイキングやスカイライダー、アスレチックなどでめいっぱい遊んできたので、その様子をレポートしたい。

聖高原(ひじりこうげん)について

長野県の県立公園に指定されている「聖高原」は、主峰である聖山(ひじりやま:標高1,447m)を中心にして広がる山岳高原で、その広さは東京ドーム430個分に相当する。長野市と安曇野市のほぼ中間地点にあって、付近には高速道路や鉄道も通っており、比較的アクセスしやすい場所に位置する。

聖高原の山頂部は東西に長く、放送局などの中継用アンテナも設置されていて、展望のよい場所が点在する。長野市や千曲市がある善光寺平がきれいに見下ろせたり、信州五岳(戸隠山など)をはじめ、北アルプスや浅間山、八ヶ岳などの長野県を代表する山岳を眺められたりする、パノラマ風景が広がっている。牧場はないが、第二の美ヶ原のような場所だといっていい。

高原にはカラマツや白樺林が広がっており、雄大な自然の中でハイキングやスカイライダー、テニス、冬にはスキーとさまざまなアウトドアアクティビティが楽しめる。三峯山(みつみねやま)の麓にある聖湖は、天然の湧き水による大きな湖で、レンタルボートに乗って湖面からの風景を眺められる。ヘラブナ釣りにおいては聖湖がメッカとされ、全国から訪れる愛好者で賑わっている。

山名聖高原(ひじりこうげん)
場所長野市、千曲市、麻績村、筑北村
標高1,447m(最高点:聖山頂上)
山域筑摩(ちくま)山地

今回歩いたルート

合計距離: 2457 m
最高点の標高: 1131 m
最低点の標高: 965 m
累積標高(上り): 217 m
累積標高(下り): -218 m

※下りは聖高原スカイライダー(ローラーコースター)を利用

行程:聖湖北側にある駐車場(猿ヶ馬場峠)→グラウンド→三峯山頂→スカイライダー滑走→聖博物館→聖湖畔公園(アスレチック)→駐車場

聖湖の北側、猿ヶ馬場峠(さるがばんばとうげ)にある湖畔の駐車場からスタート。駐車場から聖湖を見てすぐ左側に登山口がある。三峯山頂(1,130m)まで尾根伝いに登っていく。途中に野球グラウンドがある。登山道はよく整備されていて歩きやすく、道幅も広い。登りはじめと山頂直下は比較的斜度がきついが、とくに注意すべき危険個所は見当たらなかった(※山なので全幅の安心は禁物)。三峯山頂には展望台とトイレ、リフトの山頂駅、スカイライダー乗車口がある。

スカイライダーに乗車する際、リフト係員に申し出れば、荷物をリフトで運んでもらえる。料金(大人450円、小中学生250円、未就学児無料)は下車後に窓口で支払う。

スカイライダー下車口~聖博物館~聖湖畔公園はそれぞれ徒歩5分圏内。道標もあるので、迷わないだろう。湖畔公園から駐車場へは半時計周りで湖沿いを歩けば、ほどなく到着する。

登山口までのアクセス

自家用車でのアクセスは下記となる。

  • 長野自動車道「麻績(おみ)IC」出口から、国道403号線を北上し、約10分。
  • 長野自動車道「姨捨(おばすて)スマートIC」出口から、国道403号線を南下し、約10分。

公共交通機関でアクセスする場合は、JR東日本「聖高原駅」出口で、麻績村の村営バス(水・土曜日のみ。料金100円)を利用できる。日曜日は運行がないうえ、便数も少ないので要注意。また、1時間ほど揺られることとなる。(※2022/11/15時点の情報)

参考:麻績村HP

田舎の駅なので基本的にタクシーは常駐していない。利用する場合は、事前に予約したほうがよい。

参考:アルピコタクシー(聖高原駅)、更埴観光タクシー(姨捨駅)

ハイキングレポート

【10:00】ハイキングスタート!

聖湖の北側湖畔にある駐車場の隣にある登山口からスタートする。初っ端は急登だが、岩や木の根が露出していないので歩きやすい。ゆっくりペースで登って行く。

歩き出して10分程度で急登が終わり、車も通れそうな道幅のハイキング道に合流する。

子どもは木の実や昆虫、落ち葉、枯れ枝などで道草しながら登っていく。年齢にもよるが、計画には余裕を持とう。我が家の歩行計画はコースタイムの2倍が基本だ。

初秋の適度な木漏れ日は気持ちいい。

我が家の2歳の娘は最初からベビーキャリアに乗る。目線が高くなるので、楽しいようだ。嫌な記憶にさせたくないため、無理やり歩かせることはしない。親の趣味に付き合ってくれているので、これくらいのもてなしは当然だ。兄も小さいうちはベビーキャリアにのっていたが、今ではしっかり歩いてくれる。

目標地点である三峯山頂にある展望台が目視できた。

写真はないが、野球のグラウンド脇を抜けていく。その後、土が露出していて滑りやすい急坂が出現するが、すぐに終わる。

道中はたくさんのキノコに遭遇した。県立公園なので、基本的に採取できない。子どもも興味津々だが、毒キノコもあるので、間違っても口にいれないように気を付けよう。カエンタケのような触るだけでただれるようなキノコは稀だが、注意するにこしたことはない。

今回、見れたキノコたち。右下はテングタケと思われ、最悪の場合死に至る猛毒キノコだ。反対に、左上は見た目が毒キノコっぽいが、実は食用でおいしいタマゴタケというキノコ。

休憩タイム。おやつやジュースで気分を盛り上げると同時に、こまめに水分とエネルギーを補給する。

朴(ほお)の木の実や栗の実、ドングリや落ち葉などの自然物が子どもたちを楽しませてくれた。

朴葉(ほおば)は子どもたちに大人気!

そうこうしているうちに、視界が開けてきた。ゴールが近づいている。

山頂の展望台が見えてきた。山頂直下は急坂なので、目標物が見えても焦らずゆっくり登ろう。

【11:30】三峯山頂に到着!ランチタイム

三峯山頂からは、善光寺平がきれいに見下ろせる。

北信五岳や北アルプスも望める。

5歳の息子も景色を楽しんでいるようだった。

ひとしきり景色を楽しんだら、ランチタイム!天候もよく気持ちいいピクニック日和だった。

【12:30】聖高原スカイライダーで滑走!

お腹いっぱいになったら、子どもたちお楽しみのスカイライダー(ローラーコースター)で下山しよう。

スカイライダー乗車口で荷物を渡してリフトで降ろしてもらった。

乗車中は撮影できないので写真はないが、スピードコントロールできるので、2歳の子どもも怖がらず楽しんでいた。

注意点としては、9歳以下の子どもは大人と同乗になる。大人一人と9歳以下の子どもが二人の場合は、残念だが乗車できない。この場合、リフトで下山することは可能。

滑り終わったら、窓口で料金(大人:450円、小中学生:250円、未就学児:無料)を支払い、預けた荷物を受け取ろう。

【13:00】博物館でSL機関車や小型航空機を見物!

楽しみはまだまだ続く。次は聖博物館だ。スカイライダー下車口から聖博物館までは徒歩5~10分の距離。今回は入館せず、屋外展示のみ観覧する。屋外展示場はこのとき無料で開放されていた。

ここでは、SL機関車や小型航空機が間近で見られる。子どもたちも興奮気味。

間近で見ると迫力のある蒸気機関車D51。

小型航空機のコックピットものぞける。

【13:30】疲れ知らずの子どもと聖湖畔公園のアスレチックで遊ぶ

聖湖畔公園のアスレチックは、聖博物館から数分の場所にある。遊具はこぢんまりとしているが、最新式だ。未就学児や小学生低学年の子どもは十分楽しめるだろう。

ここまで遊ぶと、子どもより大人が疲れるかもしれない。

アスレチックで永遠に遊べる我が家の子どもたちをなんとか離脱させ、帰路につく。

湖沿いのハイキング道を使って駐車場まで歩こう。振り返ると、三峯山頂の展望台が見える。子どもたちに「あんな高くて遠いところまでよく歩いたね」と話す。

【番外編】聖湖では、レンタルボートやヘラブナ釣りも楽しめる

今回我が家は体験しなかったが、聖湖ではレンタルボートに乗れる。また、釣竿をレンタルしてヘラブナ釣りをすることもできる。子どもの年齢に合わせて、遊びをチョイスしよう。

帰りは姨捨(おばすて)SAでご当地グルメ

松本・岡谷方面に帰る方は、姨捨(おばすて)スマートインターを利用すると便利。インターの入り口には姨捨SAがあり、信州の蕎麦や地元味噌蔵の味噌を使ったラーメン、山賊焼き蕎麦クレープ、地元野菜おやきなどのご当地グルメが楽しめる。

なかでも、ここの季節限定ソフトクリームは我が家も鬼リピしている。今回はシャインマスカットを使ったソフトクリーム。ひとつ500円となかなか高級だが、かなりおいしい。

このSAには広場もあり、走り回って遊べる。鬼ごっこや簡単なかくれんぼ(少し離れてはいるが、車道まで出ないように注意!)をしてドライブのストレスを発散できる。

また、この広場から眺められる善光寺平の展望も素晴らしい。ここから見える夜景は日本夜景遺産というものにも選出されているらしい。

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