登山をする時に時計は必須アイテムとして活用しています。中でも最も利用するのが時間の確認です。
標高や気圧、ルートの確認や心拍数など、さまざまな機能が登山用時計には盛り込まれていますが、日帰りの軽登山やハイキングでは、これらの機能はあまり使いません。
だから手首周りがとっても軽く、まるで装着していないような軽快感のある超軽量なシンプルな時計を日帰りの軽登山やハイキングでは活用しています。
今回は超軽量な10〜30グラム台の腕時計を紹介します。
登山で使用する超軽量な腕時計の選び方
軽量な腕時計を選ぶときには、登山で使用するシーンを考えていくつかのポイントを抑えて選びましょう。
電池式が最も軽くて軽快に動ける
軽量な腕時計を探していると、その多くが電池式の腕時計です。電池式の腕時計は、機構がシンプルで、結果軽量化を行うことができます。
登山での使用は簡単な日帰り登山やハイキングとなるので、ソーラー式等のスペックが高いものでなくても良いと思います。
薄型タイプが登山で使いやすい
軽量な腕時計の多くが、本体が薄型で、登山用ウェアを着用するときに、腕時計に引っかかりづらく使いやすいのが特徴です。
まるで装着していないような軽快なつけ心地を楽しみたいならば、できるだけ薄型タイプの腕時計を選ぶようにしましょう。
バンドは好みの素材で選ぶ
軽量な腕時計で使用されているバンドは様々で、レザー、樹脂、ウレタンなどです。レザーのバンドは汗をかく登山では敬遠されがちですが、天然成分が配合された革用のクリーナーを使うと汚れを落とし皮に栄養成分を追加することができます。
レザーのメリットは普段使いも楽しめる点です。バンドの素材で大きく重さが変わるわけではないので好みの素材で選べば良いと思います。
画面表示はアナログとデジタルのメリデメで確認
アナログとデジタルは好みもありますが登山での使用はそれぞれにメリットとデメリットがあります。
時間を知るにはデジタルの方がすぐにわかる点がメリットとして挙げられますが、アナログは、あとどれだけの時間で下山をしなければいけないか?という時間のボリュームがわかりやすいという点で好まれている方が多いようです。
デジタルの【15時】とみて「もうすぐ暗くなる」と感じるのと、【短針が→】の状態で「もうすぐ暗くなる」と感じるのとでは、どちらの方が馴染みやすいかで考えると良いと思います。
登山におすすめの超軽量な腕時計を紹介
今回紹介する腕時計は全部で7種類です。各メーカー事で最軽量モデルをピックアップしました。以下は比較表です。最も軽いものが12g、重い物でも39gで、着けていることを忘れる様な、軽快な着け心地の腕時計たちです。
※横スクロールで表がスクロールできます。メーカー | スカーゲン | タイメックス | カシオ | カシオ | セイコー | スウォッチ | ボッチアチタニウム |
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型番・ブランド名 | SKW6082 | オリジナルキャンパー | F-91W | MQ-24-7B2LLJH | ALBA-APBX083 | スキン クラシック | 3637-02 |
重さ | 39g | 13g | 21g | 20g | 32g | 12g | 24g |
厚み | 7.9mm | 10mm | 8.5mm | 7.8mm | 8.6mm | 3.9mm | 6.8mm |
動力 | 電池 | 電池 | 電池 | 電池 | 電池 | 電池 | 電池 |
ムーブメント | クォーツ | クォーツ | クォーツ | クォーツ | クォーツ | クォーツ | クォーツ |
画面表示 | アナログ | アナログ | デジタル | アナログ | アナログ | アナログ | アナログ |
ベルト素材 | レザー | ナイロン | 樹脂 | 樹脂 | ウレタン・ラバー系 | バイオ由来素材 | レザー |
洗練されたデザイン-スカーゲン『SKW6082』
高級感があり、普段使いしたくなるシンプルなつくりと洗練されたデザインで人気の腕時計です。デンマーク発のスカーゲンの時計はさまざまなデザインから選ぶことができ、いずれも薄型で軽量なシンプルなデザインの腕時計です。
耐久性と軽さを両立-タイメックス『オリジナルキャンパー』
ハードな環境下でも修理や電池交換を必要としない手巻き式の腕時計が初代モデルで、今回紹介する復刻版はクオーツムーブメントで、ドーム型のプラスチック風防のアンティークなデザインの腕時計です。ナイロンベルトでメンテナンスがしやすく、文字盤やケースには3Dプリンター技術を採用しています。
チープカシオの代名詞-カシオ『F-91W』
チープカシオと呼ばれるコストパフォーマンスに優れた代表的なデジタル式腕時計です。1989年から販売されているロングセラーモデルで、直感的で見やすいデジタル表示と、長寿命の電池式クオーツ仕様で、飽きないデザインが特徴です。モードボタンで時刻モードとアラームモードとストップウォッチに切り替えることができ、機能性に優れた愛着を感じる腕時計です。
飽きの来ないデザイン-カシオ『MQ-24-7B2LLJH』
カシオ『F-91W』がデジタル式腕時計のロングセラーモデルならば、こちらはアナログ式腕時計のロングセラーモデルに位置づけられます。写真を見るとバンドや本体が金属製に見えますが、素材にはウレタン樹脂・ラバーを使用しており、メンテナンスも楽で使い心地に優れた腕時計です。
可愛らしいアラビア文字で人気-セイコー『ALBA』
文字盤が見やすくて男女問わず愛されるデザインに仕上げた腕時計です。日付と曜日の表記もされています。軽量モデルのAPBX083以外にもさまざまな素材とデザインで幅広い展開がされている腕時計です。
圧倒的な薄さに驚く-スウォッチ『スキン クラシック』
スウォッチのスキンシリーズはさまざまなデザインと形状があり、その中でもスキンクラシックは飽きのこない軽量でシンプルなデザインが特徴の腕時計です。余計なものは一切省いた美しい構造で、複数種類使い分けながら楽しみたくなるようなカラー展開がスウォッチの腕時計ならではです。何よりも驚くのが本体の厚みで、4mm以内の薄さは他を凌ぐ圧倒的な厚みです。
チタンの高級感を楽しめる-ボッチアチタニウム『3637-02』
登山というよりも普段使いにおすすめの軽量な腕時計です。スウォッチ『スキン クラシック』の圧倒的な薄さには勝てませんが、それでも7mm以内に収めた紹介する腕時計の中では2番目に薄い腕時計です。
ケースにはピュアチタニウムを使用しており高級感漂う風合いが魅力の一つです。軽量ながらも優れた耐久性があり、幅広い使用に適しています。