パタゴニアのテクニカルフリースとして知られている「R(レギュレーター)」シリーズの中で最も通気性と速乾性を発揮するミドルレイヤーが『R1エア』です。
冬の様々なアクティビティで、暑すぎず寒すぎず、適度に体温を保ってくれる汎用性に優れたアイテムです。このR1エアを、バックカントリースキー、登山、ファストハイクなどのアクティビティで使用したレビューをしていきます。
3種類のR1エアのタイプ
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パタゴニアのR1エアは「フルジップ・フーディ」「ジップネック」「クルー」の3タイプをラインナップしています。
フルジップやジップネックは、ジッパーの開け閉めで体温調整が容易で、行動中にオーバーヒートを未然に防ぐことができるモデルです。
クルータイプはジッパーがない分、軽量なので、アウターの着脱のみで体温調整をするような、バックカントリースキーや雪山登山などでおすすめのタイプです。
R1エアの素材の秘密
![R1エアの素材の秘密](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/PXL_20230116_044724918_1706116562.webp)
R1エアはパタゴニア独自のジグザグ織りの生地を採用しており、トロー状の中空糸を使用しています。これによってロフト(嵩高)が生まれ、ウェア内にデッドエアを溜め込み寒い場所でも暖かさを維持します。
![R 1フリースのフリース素材は独自のジグザグ織りの生地](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_6142_1706116563.webp)
ジグザグの溝の部分は生地が薄くなっているため通気性があり、ポーラテックのパワーグリッドのように、ウェア内にこもった熱や湿気を外へ放出します。
またストレッチ性にも優れており、バックカントリースキーではポール裁き、地面に手を付けるような大きな動きに追随、登山やファストハイクなどで岩場に取り付くようなシーンでは、手をあげたりする動作に追随します。
ミドルレイヤーとしての機能
![ミドルレイヤーとしての機能](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/PXL_20230116_044948875_1706116563.webp)
1月、2月の厳冬期における高所登山では、R1エアの通気性に不安を感じることもあると思います。こんな時はより保温力に優れたR1テックフェイスやデイリーが良いかもしれません。
2月後半から春のバックカントリースキーや、3シーズンのミドルレイヤーが必要になるような登山では、R1エアが継続して行動しても蒸れ感が少なく、快適に行動することができます。
通気性や汗抜けの良さをいかしたい時には、薄手のベースレイヤーにR1エアというレイヤリングで行動し、肌寒くなれば上からレインジャケットやハードシェルを着用するというのが、おすすめの方法です。
着心地の良さ・サイズ感
![着心地の良さ・サイズ感](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_6181_1706116564.webp)
肌にあたる素材は、程よく起毛しているから、Tシャツの上からR1エアを着用すると、肌触りが良く着心地の良さを実感することができます。このような着方は普段使いにおすすめで、夏の暖かい時期以外で活用することができます。
サイズは身長180㎝、65㎏の男性でSサイズです。(上の写真)
中に着用するものが多い場合はMサイズが良いですが、薄手のベースレイヤー1枚と合わせるのならばSサイズが程よいフィット感で好みです。
R1エアの細部の特徴
R1エアはさまざまなアクティビティで快適に活用できるように、細部にわたってこだわった特徴を備えています。
縫い目が肌に干渉しない
![縫い目が肌に干渉しない](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/PXL_20230116_045037826.PORTRAIT_1706116564.webp)
肩の部分はザックを背負った時にショルダーハーネスとの干渉を防ぐために、縫い目を後方にずらしています。縦走登山など長い時間ザックを背負ったまま行動するようなアクティビティで快適安心なデザインに仕上がっています。
程よいフィット感
![程よいフィット感](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_6183_1706116565.webp)
軽量性を活かすために裾の背中側と、袖口の約半分に伸縮性を備えた縁取りがされています。これによって手首と裾のフィット感を向上させ、冷気の侵入を防ぎます。
デザインにもなっている胸ポケット
![デザインにもなっている胸ポケット](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/PXL_20230116_044750014_1706116565.webp)
小銭や鍵などちょっとした小物を入れておくのに便利なポケットが胸に施されています。リップストップナイロンで破れに強い素材を採用しています。
ハンドウォーマーポケット
![ハンドウォーマーポケット](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/PXL_20230116_044822309_1706116566.webp)
ジッパー付きのハンドウォーマーポケットが左右についています。胸ポケットに使用されている素材と同様の記事が使用されており、ストレッチ素材なので大きなグローブを入れておくこともできます。
フィット感に優れたフード
![フィット感に優れたフード](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/IMG_6182_1706116566.webp)
フードの周りにはストレッチ素材が使用されており頭と顔を包み込むようにフィットします。これによってフードをした状態でヘルメットを着用することができバラクラバのような使い方ができます。高所登山で思った以上に強い風にたたかれるようなシーンで使用することができます。
内側にある縦型の大型ポケット
![内側にある縦型の大型ポケット](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/PXL_20230116_044713593_1706116567.webp)
ハンドウォーマーポケットの生地が、ウェアの内側に取り付けられており、上部が縫製されていないので縦型の大きなポケットとして活用することができます。ここにはグローブをしまっておくことで、体温で温めることができます。
3種類のR1エアのスペック
メンズ・R1エア・フルジップ・フーディ
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商品概要 | R1エア・フルジップ・フーディは軽量で通気性と速乾性を備え、寒冷な状況での激しいアクティビティに最適なテクニカル・フリース。リサイクル・ポリエステル100%素材の構造は、運動中も快適さを保つデザイン。 |
価格(税込) | ¥22,000 |
平均重量 | 366g |
メンズ・R1エア・ジップネック
![](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/40245_BLK_MK1_1706116568.webp)
![](https://ytb-ec-bucket-stg.ap-south-1.linodeobjects.com/images/40245_BLK_MK2_1706116568.webp)
商品概要 | R1エア・フルジップ・フーディは軽量で通気性と速乾性を備え、寒冷な状況での激しいアクティビティに最適なテクニカル・フリース。リサイクル・ポリエステル100%素材の構造は、運動中も快適さを保つデザイン。 |
価格(税込) | ¥15,400 |
平均重量 | 289g |