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凍った小沼・小滝氷瀑・長七郎山と盛りだくさんな冬の雪山ハイキング

凍った小沼・小滝氷瀑・長七郎山と盛りだくさんな冬の雪山ハイキング

「簡単に行ける雪山はないかな?」

「滑落の危険が少なくて、安心して行ける山がいいな」

そう思うことはありませんか?

今回は、体力に自信がない人も手軽に雪山ハイキングが楽しめる長七郎山をご紹介します!

長七郎山だけでなく、凍った小沼の横断や小滝氷瀑と盛りだくさんに楽しめるので、目的ごとにコースを選んでみてくださいね。

小沼、小滝、長七郎山の特徴

長七郎山の標高

標高は1,578mです。

長七郎山から小沼のコース(氷瀑なし)

標高差は142m、距離は2.5kmです。

登山にかかる時間は、大体1時間〜1時間半を見込むといいでしょう。

小沼から氷瀑のコース(長七郎山なし)

標高差は170m、距離は3kmです。

登山にかかる時間は、大体1時間半〜2時間を見込むといいでしょう。

小沼から氷瀑、長七郎山までのコース

標高差は298m、距離は4.2kmです。

登山にかかる時間は、大体2時間〜2時間半を見込むいいでしょう。

参考にならないかもしれませんが、私は小沼から氷瀑に行った後に長七郎山に向かいました。

その際、最短コースがいいなと思って下記のキツいコースを選んでしまったのです。

標高差は277m、距離は4.6km、登山にかかった時間は休憩を除いて3時間でした。

もし3つすべて行こうと考えている人は、私のコースではなく、緑のコースがおすすめですよ!

駐車場

県立赤城公園小沼駐車場が近くておすすめです。

長七郎山の登山口

県立赤城公園小沼駐車場から小沼に向かって行くところに、長七郎山の登山口があります。

トイレ

県立赤城公園小沼駐車場のトイレは、冬季閉鎖していたので要注意です!

長七郎山から近い赤城公園ビジターセンターがおすすめですが、開館時間にご注意ください。

ほかにも、おのこ駐車場、大洞駐車場、赤城神社裏に公衆トイレがあります。

コンビニ

長七郎山付近にコンビニはないので、道中でコンビニを見かけたら寄るようにしてくださいね。

1月の服装

私はスキーウェア(上下)、その中に何枚か着込んでいました。

ほかに毛糸帽子、サングラス、手袋、スノーブーツ、トレッキングポールを持って行きました。

雪は反射してまぶしいので、サングラスは必須ですよ!

各コースの特徴と必要な携行品

ワカン、スノーシュー、スノーブーツ、アイゼンどれが最適?

小沼、氷瀑、長七郎山に行くための携行品について説明する前に、ワカン、スノーシュー、スノーブーツ、アイゼンについて簡単にご紹介します。

ワカン

正式名称は輪かんじきです。

積雪量が多い時に浮遊力を使って前進できる道具で、登山靴に装着します。

接地面積が小さいため、狭い樹林帯を歩くのに向いています。

スノーシュー

西洋版のワカンです。

接地面積が広くワカンより浮力があり、モフモフの雪が積もった広い場所を歩くのに向いています。

狭い場所を歩くのには不向きです。

スノーブーツ

防水・防寒仕様の中綿入りのブーツ。

靴底は滑らないようになっていて、普段の靴と同じように歩けるので使いやすいです。

アイゼン

ツルツルの凍った道を登山靴に装着した爪がグリップするので、滑りません。

道具ごとに強みを発揮できる場面が違うので、小沼・氷瀑・長七郎山それぞれ適した道具を使って楽しんでくださいね!

小沼の特徴

群馬県の前橋市に位置する小沼は、火山活動によってできた湖です。

湖の標高は1,470m。

1月には湖の上に厚い氷が張り、凍結しています。

湖の表面をよく見るとアイスバブルが確認でき、近くからゴボゴボという音も聞こえてきます。

アイスバブルとは、凍った湖面の中に気泡が凍って閉じ込められている様子のこと。

北海道の阿寒湖や糖平湖で見られることで有名ですよね!

湖面が凍結しているため、スケート靴を持参してスケートをしている人を見かけました。

楽しそうに滑っていて、思わず見入ってしまいます。

小沼に行くのに必要な携行品

凍結した湖を横断するのに、滑らないことが一番重要ですよね。

スノーシュー、アイゼン、スノーブーツどれを履いていても安心して歩けそうでした。

私はスノーブーツで行きましたが、まったく問題なかったです。

小沼に行くなら、滑らない靴なんでも大丈夫!

氷瀑の特徴

氷瀑とは、氷結した滝のこと。

長七郎山近くにある氷瀑は、小滝という滝が凍ったものです。

晴天の日に氷瀑を見れば、氷瀑から透けて見える太陽と透明感あふれる青さに圧倒され、トリコになること間違いなしです。

時折ゴゴゴ…という音を立てて、氷瀑の一部が崩れ落ちるので近づきすぎないよう注意してくださいね。

氷瀑に行くのに必要な携行品

小沼から氷瀑までの道のりに、傾斜が急な坂が数箇所あります。

とくに標高1335mの氷瀑まで降りる道のりは踏み場所が狭くて急斜面なので、適切な足元で行かないと危ないです。

トレッキングポールがあると、体を支えてくれるので安心ですよ!

足元はワカンまたはアイゼンが良さそうでした。

一方、スノーシューで来ていた方は雪が固く、道が狭いので歩くのに苦労されていました。

氷瀑に行くなら、ワカンまたはアイゼンがおすすめ!スノーシューは不向き

長七郎山の特徴

群馬にある赤城山の1つです。

冬季は小沼から長七郎山へ登るコース(氷瀑なし)、小沼から氷瀑に行って長七郎山へ登るコースがあります。

長七郎山の山頂からは、周りの山々を見渡せて開放感がありました。

長七郎山に行くのに必要な携行品

私が通ったコースは体力的にキツかったので、あまりおすすめできません。

氷瀑から長七郎山に向かう道はモフモフの雪が膝丈まであり、ラッセルが必要だったのです。

ラッセルとは、深い雪をかき分けて進むこと。

スノーブーツは埋まってしまうので、踏み跡を探すしかありません。

もし私が通ったコースを行くのであれば、スノーシューが必要ですよ!

長七郎山の山頂に続く黒い矢印は急登だったので、ワカンが登りやすそう。

帰り道は、緑のコースの長七郎山の山頂から左に下りていくコースを通りました。

雪が固かったので、ワカンかアイゼンがいいかもしれません。

ヒップソリで少し滑りましたが、ところどころ急斜面だったので怖かったです…

長七郎山に行くなら、ワカンまたはアイゼンがおすすめ!
(キツいコースはスノーシューが必要)

長七郎山の雪山ハイキングは大満足できるはず

冬の長七郎山は、小沼や氷瀑と見どころがたくさんあります。

3時間あれば、小沼・氷瀑・長七郎山すべてを回り切れる手軽さも大きな魅力です。

注意点は、コースの周り方と必要な携行品ですね。

下記にまとめているので、よかったら参考にしてください!

小沼に行くなら、滑らない靴なんでも大丈夫!
氷瀑に行くなら、ワカンまたはアイゼンがおすすめ!※スノーシューは不向き
長七郎山に行くなら、ワカンまたはアイゼンがおすすめ!
(キツいコースはスノーシューが必要)

結論:ワカンまたはアイゼンがおすすめ

私はスノーブーツで行きましたが、もっと十分な装備があればより楽しめたでしょう。

これから道具を増やす必要性と期待を感じつつ、次の山に向かいたいと思います!

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