ミレーのドライナミックシリーズはベースレイヤーと肌の間に着用するウェアです。このウェアは全てがメッシュ構造でピタッと体にフィットする特徴があります。
ドライナミックメッシュを着用する目的は、肌についた汗を素早く吸引して、肌をドライに保つことで汗冷えを防ぎます。
今回はドライナミックメッシュの種類と、おすすめの着用シーン、実際に着用したレビューを紹介します。
製品概要
ブランド | MILLET(ミレー) |
製品名 | ドライナミック メッシュ ショートスリーブ |
製品概要 | 一年を通して発汗による"冷え"と不快感を軽減する、究極のドライ感を実現した次世代のアンダーウェア(肌着)。疎水性に優れ、熱伝導率の低いポリプロピレンをベースに、かさ高メッシュで編み上げることで肌面の汗を素早く吸収し、上位のベースレイヤーに拡散します。 |
特徴 | ・高い吸汗速乾性 ・年中汗冷えと無縁の快適性 ・抜群のフィット感 |
価格(税込) | ¥5,830 |
平均重量 | 110g |
素材 | ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6% |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
ドライナミックメッシュの構造
ドライナミックメッシュはポリプロピレン66%、ナイロン28%、ポリウレタン6%、Tシャツタイプで平均重量110gというスペックです。
他のメッシュ素材のウェアとは異なり生地の厚みと大きな編み目が特徴です。肌から出た汗はメッシュの繊維を通って重ね着したベースレイヤーへと移動します。
その後ベースレイヤーで汗を拡散し乾いていくのですが、この時ドライナミックメッシュの厚みによって常にベースレイヤーが肌から離れているので、肌は濡れた感覚がなく、べたつきを感じづらく、汗が乾いていくときに生じる気化熱による汗冷えを軽減します。
また大きな編み目なので通気性に優れ、ベースレイヤーの乾きを促進する働きもあります。
ドライナミックメッシュの種類
ミレーのドライナミックメッシュはメンズとウィメンズがあります。どちらも以下の5種類展開です。
- 上半身:3/4スリーブ、Tシャツ、ノースリーブ
- 下半身:3/4タイツ、ボクサーパンツ(女性はショーツ)
- サイズ展開はメンズにおいてはS-M、L-XL、XXL(下半身はS-M、L-XL)
- ウィメンズにおいてはSAB、SCD、MAB、MCD(下半身はS-M、L-XL)
カラー展開も豊富で、自分の好みに合わせて、ぴったりとしたサイズ選びが可能です。
ドライナミックメッシュのサイズ感
サイズ感に迷ったら、ぴったりよりも少し大きめを選ぶのがおすすめです。理由は非常に優れたストレッチ性によって、肌にぴたっとフィットします。登山やトレイルランニング、スキーなどで大きな動きを伴う運動をしていると、めくれ上がってウェアの中がゴワゴワしてしまう可能性があります。
このようなことがないように少し大きめなサイズを選ぶことで、ボトムスの中にドライナミックメッシュを入れることができてめくれ上がりを防止することができます。
例えば身長178CMの痩せ型タイプの男性でL-XLを着用しています。S-Mは160-180、L-XLは175-190で、どちらを着用しても問題ないと思いますが、この場合少し大きめのL-XLを選んでいます。
ドライナミックメッシュのタイプの選び方
3/4スリーブ、Tシャツ、ノースリーブの3つのタイプがありますが、どのように使い分けているか紹介します。厚みのあるメッシュウェアなので嵩高がでて、この嵩でデッドエアを作ることができます。
なのでドライナミックメッシュを着用する時は9月後半の秋の訪れを感じる秋山登山、11月から12月のゲレンデスキーや雪山登山、1月から2月にかけてのバックカントリースキーをメインに着用しています。
寒さに慣れていない9月は3/4スリーブやTシャツタイプのドライナミックメッシュで体を温める目的で着用することができます。また1月から2月前半の厳冬期も気温によってTシャツタイプがおすすめです。
春の陽気を感じる2月後半にもなるとノースリーブタイプが心地よいです。
ドライナミックメッシュとドライレイヤーの使い分け
ドライナミックメッシュは上で紹介したように、嵩高があるので肌寒さを感じる登山やスキーで着用します。ファイントラックのドライレイヤーは非常に薄手なので、暑い季節のレイヤリングに取り入れます。
また体が温まりやすいトレイルランニングでもファイントラックのドライレイヤーを着用することの方が多いです。
ドライナミックメッシュを着用した時としていない時の違い
肌が冷たくなりやすいのは
- 汗をかくアクティビティであること
- 寒暖差があること
- 風が強いこと
この3つが重なると、大抵は肌は冷たくなります。肌が冷たくなることで以下のようなリスクが生じます。
- 体を温めるためにカロリーが消費される
- 体力を奪われて力が出なくなる
- 集中力がなくなる
- 本来力を入れるべき場所に力が入らない
ドライナミックメッシュを着用することで、肌のドライ感が圧倒的に異なります。
肌がドライであることは実際に行動している時に体感しづらいのですが、ドライナミックメッシュを着用していない時は寒いと感じることが多かったバックカントリースキーで、ドライナミックメッシュを取り入れたら、寒いと感じることが圧倒的に少なくなりました。