山の中で食事をすることは登山中に素晴らしい景色を見るのと同じくらい楽しいひとときです。だからこそ登山での食事に使う山ごはん道具はかなりこだわっています。そこで今回は僕が使っているおすすめの山ごはん道具の一部を紹介します。
片手で素早くナイフを取り出せる『ベンチメイド ミニバグアウト』
ベンチメイドはアメリカのオレゴン州にあり、軍の特殊部隊や警官、SWAT隊員等を対象に製造しており、プロから非常に高い評価を得ているナイフメーカーです。ミニバグアウトはコンパクト性と使いやすさを両立したちょうど良い大きさで、42.5gと非常に軽く登山に最適なのはもちろんキャンプや日常使いなどオールマイティに活躍してくれるナイフです。
片手が使えない時にナイフを取り出せる使い心地の良さと、素晴らしい切れ味で野菜やお肉などを綺麗に切ることができる点が気に入っています。ナイフが意図せず開閉しない固定装置も付いています。
山で炊きたてご飯を簡単に作ることができる『ダイソーメスティン&メスティンコジー』
山で炊きたてのご飯を食べると幸せな気持ちになります。そこで僕が活用しているのがテフロン加工されたダイソーメスティンです。ダイソーメスティンは約1合お米を炊くことができますが一人用では多いので0.6合ぐらいのお米を炊くのですが、ちょうど良い大きさです。
そしてテフロン加工されているので焦げ付きづらく簡単にお米を炊くことができます。山の上が寒いとお米を蒸らしている最中にどんどんお米が冷めていってしまいます。そこで利用しているのが山旅のダイソーメスティン用のコジーです。
内側にアルミと空気層を使った遮熱材アストロフォイルを使用していて、外側はタイベックなので蒸らしと保温に優れていてかなりの時間放置していても温かい状態を保ってくれます。そして蒸らし時間を短縮してくれます。
ちなみにトランギア製メスティンとトランギア製メスティン用コジーのセット重量が182gなのに対してテフロン加工版ダイソーメスティンとコジーのセットで147gなので約40g軽量です。
鍋料理には欠かせない『スノーピーク ヤエンレードルツグ』
大きなクッカーで作った鍋料理や汁物を各自のマグカップに注ぐのに欠かせないのがスノーピークのヤエンレードルツグです。重量25gで使いやすいデザインを採用しています。ハンドルにはワイヤー素材を用いており、ハンドルを畳むことでコンパクトにして持ち歩くことができます。また畳んだ時に持ち手部分が自立するように設計されているので汚さずに置いておけます。
7gと軽量で使いやすさ抜群の先割れスプーン『UL先割れスプーン』
最も軽量なカトラリーに挑戦したアルマイト加工済みのアルミニウムを使った口当たりが優しい先割れスプーンです。熱いスープでカトラリーが熱くなることはなく安心して使用することができます。指を使った時の持ちやすさ、先割れ部分で麺を絡めることができる優れたデザイン、しっかりとお米やスープをすくえる形状を採用しています。
7gなので空気を持っているような軽やかさで食事をすることができるのがなんとも不思議な感覚です。
使い終わったカトラリーをしまっておける『山旅X-PAC製カトラリーケース』
縦走登山を楽しむ時に使い終わったカトラリーをそのままスタッフバッグなどに入れると周りのものを汚して不快な気持ちになります。だからといってカトラリーケースに入れて、次に使う時に不衛生です。山旅のX-PAC製カトラリーケースは保水しないX-PAC製なので水でバシャバシャ洗えてタオルなどで拭けばすぐに乾いてしまいます。
カラビナを取り付けることができるループ、マジックテープとベルトループによるカトラリーサイズに合わせて収納ができる汎用性がお気に入りポイントです。
エバニューのチタンクッカー用スタッフバッグ『山旅ダイニーマ製クッカーケース』
山旅のダイニーマ製クッカーケースは2種類のサイズがあり、エバニューのチタン400FDやチタン570CUPを収納するのに丁度良い大きさです。またこのクッカーケースはヘッドライトと組み合わせてランタンシェードにすることもできます。
ダイニーマ1.0という厚みは引裂き強度に優れているだけでなく明かりを拡散するのに適した厚みで、程よい張りがあるのでヘッドライトを被せた時に形を維持する特徴があります。現在最も軽量な登山用ランタン「HEXARUL3」がバッテリー込みで63gなのですが、この道具を省くことができます。