今年12日目の山行は霊仙山へ。
鈴鹿山脈最北端にある霊仙山は花の百名山にも選定されている花の多い山。
山頂付近はカレンフェルトやドリーネといった独特の地形で、伊吹山や白山、琵琶湖等、360°景色が楽しめる。
霊仙山の登山のルート
今畑~笹峠~近江展望台~最高点~山頂~霊山神社~汗ふき峠~今畑(反時計回りの周回)
霊仙山の登山の気温とレイヤリング
- 山頂気温…4.8℃(11時30分頃)
- 山頂風速…5.8m/秒
- インナー…ノースフェイスの100DRY
- ベース…ARC’TERYXのポリ100
- アウター…アンドワンダーの山シャツ
- パンツ…アクシーズクインのベンチレーションパンツ
- グローブ…メッシュグローブ
- 帽子…被らず
- 靴…ARC’TERYXのアクルックスTR
- 着用せず…ウインドシェル(ARC’TERYX)、レインウェア(SALOMON)、カリマーのインナーインシュレーションジャケット
霊仙山の登山のレポート
8時30分駐車場到着。登山口に近い廃村前はほぼ満車。奥の駐車場はまだまだ空いていた模様。
さすがこの時期の霊仙山人気がある。登山口や道中にトイレは無いので、途中で済ませてくる必要あり。
霊仙山登山開始
久々に冬靴ではない靴を履いて軽さと歩きやすさにテンションが一気に上がって山行開始。靴だけでなくウェアも春使用にしてきた。
特に新入りのアクシーズクインのベンチレーションパンツの履き心地を試したくてウキウキ。登山口すぐから急登なのでゆっくり進む。射し込む光が春の雰囲気。見上げれば木の枝の先に新芽が。
あっという間に笹峠。少し水分補給し近江展望台への急登に備える。新パンツはここまで調子が良い。
アクシーズクインのベンチレーションパンツ紹介
COOL DOTSというリップストップの交差点に小さな穴を開けている素材を使用していて、抜群の通気性とストレッチ性がある。まるで履いていないと感じるほどの軽さ。
ベルトを無くしたり、ザックの腰ベルトが干渉しないようにポケットを低くしていたり、こだわりが見られる。ゴリゴリの藪こぎや岩場には向かなさそう。
普段使い出来るデザインもお気に入りポイント天気予報的には風が強くこのパンツでは少し寒いかなと思ったけど、試したくて履いてきた。予想とおり稜線上では気温低く、風も強い為に、どんどん空気が入ってきて寒かった。ジメッとした梅雨や夏に大活躍間違いなし。
近江展望台への登り
岩と砂のミックスの急登は、時折砂に足をとられながら、でも順調に進む。
左側から継続的に風が吹くために、顔の左側と左足だけ冷たい。
足を大きくあげる場面もあるが全くストレスなく歩くことが出来る。
あえてスピードを少上げてハイクアップしてみるけど、上半身は火照ってもパンツ内は快適そのもの。
近江展望台到着。
目の前にはカレンフェルトの稜線が山頂まで続いている。
何回来てもワクワクする光景。
別の星に来たのか?!とすら感じる。
少し進んで福寿草ポイント。
太陽に向かってたくさん咲いていて、眩しいくらいの黄色が元気をくれる。
福寿草ポイントを堪能したら山頂へサクサクと進む。
毎回やけど山頂に近づく程に風が強くなる。(過去に爆風で経塚山の山頂で動けなくなり、15分以上看板にしがみついてやり過ごしたことあり)
風が強くなると下半身がスースーっする。寒い。
最高点、山頂と順調に到着。
やはり風がそこそこ強く(5m/秒前後)、レインを着るのも面倒やし、昼食休憩はなしにして写真を撮ったら下山開始。数組が休憩してはったけど今回の装備では無理。
冬靴、冬グローブ、ニット帽、インサレーション等、これらの冬用ウェアの凄さを改めて感じる。
霊山神社付近でさすがに空腹となり行動食を頬張る。
この先は崩落か何かで迂回路が出来ているけど、少し狭く落ち葉で覆われているため要注意。
5合目の少し拓けたとこで昼食休憩にするか悩む。次の予定があるのと、お手洗いしたくなってきたので急いで小走りで下山継続。
ふと崖を見ると濃い緑に包まれた白い花を発見。ヒトリシズカ。
まさか見られると思ってなかったからラッキー。汗ふき峠まで来たら水分補給。
この先の沢におりる道はかなり急で細く、しかも落ち葉がふかふか。
集中力を少し上げて慎重に。
無事沢におりたら後は平坦に沢沿いを進む。2回程渡渉あるけど問題なし。
駐車場に到着したら次の予定とお手洗いしたさで登山靴を履いたまま急いで発車。
何回来ても素敵な霊仙山大好きだ。
番外編
次の予定の前にコンビニでお手洗いと腹ごしらえを。
マルト第二工場さんが解放してくださっている駐車場に停めて、いざミツマタ散策へ。
入口からほどなくしてミツマタがポツポツと。
もう少し進むとミツマタ大群生。
白と黄色のホワッとした球体が空に浮かんでいるかのように漂っている。
そして辺り一面は甘い香り。
西陽が射してキラキラしている。
なかなか思ったとこにピント合わせられなかったり、画角や設定難しいけどトップにした写真はお気に入り。先まで進めば高畑山に登れるけど今回パス。
帰阪して王将の餃子で乾杯。山に花に大満足な1日となりました。