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登山で使えるサコッシュの選び方と使い方・おすすめモデル10選

登山で使えるサコッシュの選び方と使い方・おすすめモデル10選

背中に位置する登山ザックは登山中に物の出し入れをする際に一度ザックをおろさなくてはいけませんが、サコッシュがあることで登山中に細かなものの出し入れをスムーズに行うことができるようになります。この記事では登山向けにおすすめのサコッシュの選び方と使い方、最後におすすめのモデルを紹介します。

登山で使うサコッシュとは

サコッシュとはフランス語で鞄や袋を意味する言葉です。もともとは自転車のレースで補給食を入れるために使われていた歴史があります。競技中に邪魔にならないように軽くて荷物の取り出しに優れています。

登山アイテムのコンパクト化と、様々な種類の行動食の開発、登山におけるスマホの普及などが進み、登山中に使えるものが増えたことでサコッシュの認知も深まりました。

サコッシュがあることで快適に登山が可能になる

サコッシュが普及する前は行動食やカメラ、紙地図やコンパスなど登山ザックの雨蓋などにしまっていた方も多いのではないでしょうか?

登山中にこれらを使用する時には一度立ち止まりザックを下ろして、道具を取り出し、またザックを背負う手間が生じていました。

サコッシュの中に頻繁に使う道具や行動食を入れておくことで、いちいちザックを下ろすストレスから解放されます。

サコッシュの中に入れておくのにおすすめのアイテム

サコッシュは体の前に位置するように肩から斜め掛けするモデルが一般的です。この他にもチェストベルトに取り付けることができるモデルや、腰に取り付けてウエストポーチとして活用するモデルなど様々です。

体の前に位置するためたくさんの荷物を入れることができる大きなサコッシュは登山の邪魔になるためおすすめしません。よって必要最低限のアイテムを入れるようにしましょう。

サコッシュの中に入れるアイテムは個人個人でまちまちですが以下は代表例です。

  • スマホ
  • 行動食
  • 紙地図
  • コンパス
  • グローブ
  • コンパクトカメラ
  • 登山計画書
  • 財布
  • 鍵などの貴重品
  • ボールペン
  • ノート
  • サングラス
  • 日焼け止め
  • 目薬
  • リップクリーム
  • タオル
  • ティッシュペーパー
  • 使用頻度が高いファーストエイド
  • ゴミ入れ

登山に使いやすいサコッシュの選び方

次に登山中に使いやすいサコッシュの選び方について紹介します。

頻繁に出し入れしやすいデザイン

上にあげたようにサコッシュの中に入れるアイテムは細かな物が多いです。取り出す時に取りづらくないように開口部が広く、アイテムを整理して収納できるタイプがおすすめです。深いタイプのサコッシュは小さなものがどこに行ったかわからなくなってしまうので、できるだけ浅くて物の出し入れがしやすいタイプがおすすめです。

肩に食い込まないテープ

細引きや細いテープを使用したサコッシュは肩に食い込みやすく使い続けてるうちに肩が痛くなります。肩のテープ幅を確認するようにしましょう。

保水しない防水性の素材

雨が降った時にレインジャケットの中にサコッシュを隠すことでサコッシュの中を濡らさないように登山を続けることができますが、レインジャケット着用しなくてもいいような小雨程度であればそのまま登山をし続けることになります。この時サコッシュの素材が保水してしまう素材や、中のものが濡れてしまうようなジッパーだと、いささか不安です。雨に濡れても大丈夫な素材とデザインを確認しましょう。

整理整頓ができると使いやすい

数種類のポケットで道具をカテゴリー化して整理整頓しておくことができると物の出し入れがしやすくストレスを感じづらいです。どのようなアイテムをサコッシュに入れておきたいかを考えてポケットの数や大きさを確認するようにしましょう。入れるアイテムが少ない場合はシンプルなサコッシュがおすすめです。

サコッシュの大きさで選ぶ

サコッシュに入れたいものを考えて必要サイズで選ぶようにしましょう。例えば手持ちのスマートフォンをしまうことができるのか?紙地図を入れることができるのか?など、サコッシュの中に入れたいアイテムを考えて、サコッシュの必要最低限の横幅や高さなどを事前に決めておきましょう。

ちなみに昭文社の山と高原地図の紙地図サイズは185×100mmです。

最も出し入れの頻度が高いスマホの取り出しやすさ

左:山旅『ULダイニーマサコッシュ』 右:アークテリクス『マンティス 1』

写真撮影や地図確認などで 登山中にスマホの出し入れを頻繁に行うことが 多くなりました。 このような機会が増えたことで スマホをサコッシュ にしまっておく人も増えたと思います。 サコッシュのファスナーを開閉しなくとも 素早く出し入れが可能な外付けの ポケットがあるタイプのサコッシュは非常に便利です。

登山で使いやすいおすすめのサコッシュ10選

次に登山で使いやすいおすすめのサコッシュを、厳選してご紹介します。以下のサコッシュはおすすめモデルからは省いています。

  • 出し入れがしにくいモデル
  • ストラップが肩に食い込むモデル
  • 重い厚手の素材を使用したモデル

山旅『ダイニーマ製ULサコッシュ』

素材にダイニーマを使用した雨に強く軽量で耐久性に優れたサコッシュです。体側にはスマートフォンの出し入れを容易にしたポケットが備わっています。またメインポケットの裏側には、ペンや鍵を収納しておける透明ポケット、フロント部分にはキーチェーンのついたコンパクトポケットを備えた整理整頓がしやすいデザインを採用しています。

ストラップを取り外すと本体のみになり、チェストベルトに通してザックの容量を拡張することができるギミックが備わっています。

  • 重量:97g
  • サイズ:120×230×65mm

山旅 ダイニーマ製ULサコッシュ(軽量ウエストポーチ/登山用サコッシュ/おしゃれ/メンズ/レディース/アウトドア) | 山旅

山旅 ダイニーマ製ULサコッシュ(軽量ウエストポーチ/登山用サコッシュ/おしゃれ/メンズ/レディース/アウトドア) | 山旅

登山から普段使いに置いて細部にまでこだわったダイニーマ製ULサコッシュです。頻繁に使用するスマホ、財布、カードケース、紙地図、行動食、ペン、サングラス、リップクリーム、目薬などを出し入れするのに適したデザインです。ポケットは全部で4つ。⚫︎メインポケットメインポケットは上部が大きく開口するため中のものが取り出しやすく、ダブルジッパーなので左右どちらからでも開閉することができます。メインポケットの中には2つのループが備わっているので、カラビナを取り付けて貴重品の確実な落下を防ぐことができます。⚫︎メインポケット内の透明ポケットポケットの中は、蓋の裏側にスナップボタン付きの透明ポケットが付いており、ボールペンや車の鍵などを収納しておくのに便利です。⚫︎フロントポケットキーループが備わっており貴重品の収納に適した幅14×高さ6.5cmのポケットです。山旅ウォレットがシンデレラフィットするようにデザインされています。https://socal.official.ec/items/50978604⚫︎体側のポケット体側には様々なサイズのスマートフォンを入れておくのに便利なポケットが備わっており、体に当たる部分の素材はクッション性と通気性を備えたストレッチ素材で優しく体にフィットします。スマートフォンのバイブが気づきやすいようにデザインされています。⚫︎ジッパーメインポケットとフロントポケットの開閉のために使用されているダブルジッパーは止水ジッパーなので、中のものが濡れづらく雨が降っても安心して使い続けることができます。⚫︎ストラップストラップは長さ調整がしやすく、余ったストラップが邪魔にならないようにデザインされています。またバックルがついているのでザックを背負ったままサコッシュを体から取り外しと取り付けが簡単に行えます。⚫︎チェストベルトへの取り付けストラップはサコッシュ本体から取り外すことができ、スマホポケットの左右についたホールにザックのチェストベルトを通すことでザック容量の拡張を行うことができます。<スペック>サイズ:横幅23×高さ12×奥行き6.5cm重量:97g

アークテリクス『マンティス 1』

アークテリクスのマンティスの特徴は上から見るとバックパックの雨蓋のような形をしており、メインポケットと外側に小さなポケット、背面にはスマホ用ポケットが備わっています。非常にシンプルなのだけど、非常に使い勝手がよく、登山やハイキング、キャンプといったアウトドアシーン以外にも、タウンユース、旅行にも大変重宝するアイテムです。

  • 重量:150g
  • サイズ:140×170×40mm

コムフィアウトドアガーメント『サコッシュXパック』

1915年にアメリカのワシントンで誕生した快適さを目的にアイテムを作り続けるブランドです。Xパック製の生地にジッパー付きの2つのポケットが設けられています。ジッパーはダブルジッパーで開閉しやすくポケットの中には仕切りがついているので整理整頓がしやすいデザインです。

容量は不明ですが中サイズの大きさです。

  • 重量:不明
  • サイズ:不明

パーゴワークス『スイッチM』

スイッチという名の通りショルダーバッグのように使うこと以外に、ウエストポーチ、チェストバッグ、登山ザックに取り付けるなど変幻自在に使い方をスイッチすることができます。

サイズは1.2LのMサイズ(重量120〜130g)と2LのLサイズ(重量140〜160g)、3.2LのXLサイズ(重量150〜180g)の3種類から成り立ちます。重量は使用されている素材が色によって異なるため、軽量なモデルの場合はグレーカラーがおすすめです。

  • 重量:MosGreen:130g RPGray:120g PCBlue:130g
  • サイズ:120×240×95mm

グラナイトギア『ハイカーサチェル』

シンプルなリップストップナイロンで作られた軽量なサコッシュです。ジッパー付きのメインポケットには仕切りが設けられており、縦長のものを収納しておくのに便利なサイズです。外側にはベルクロテープで止めておくことができる簡易ポケットが付いているのでゴミなどを入れておくのに便利です。

  • 重量:MosGreen:130g RPGray:120g PCBlue:130g
  • サイズ:175×200×40mm

トレイルバム『ハイカーサコッシュタートル』

シンプルな構造で非常に軽量な巾着タイプのサコッシュです。サコッシュそのものを裏返せばスタッフバッグとしても使用することができます。物を整理したりする必要がなくシンプルな使い方をしたいかたにおすすめです。

  • 重量:44g
  • サイズ:230×280×50mm

RawLowMountainWorks『ナッツパックスペクトラ200DX-GRIDSTOP』

開口部が大きく開き、中のものを取り出しやすいデザインです。外側にはドローコードが付いているのでウィンドブレーカーなどを固定しておくことができます。耐久性に優れ撥水加工が施されているので水をはじく軽量な素材を使用しています。使用しない時はパッカブルして持ち歩くこともできます。

  • 重量:80g
  • サイズ:150×230×90mm

カリマー『fannypack』

高強度のナイロン素材を使用し大きな開口部を持ったジッパーポケットと上部にメッシュポケットを配したサコッシュです。メインポケットの内部には一部に起毛生地を採用しているのでスマホを入れておくのに安心です。

  • 重量:120g
  • サイズ:140×340×90mm

モンベル『ULMONOポーチS』

紹介するサコッシュの中では最も軽量なモデルです。モンベルオリジナルの素材であるシリコンコーティングをした30デニールのバリスティックナイロンを使用しているので雨を弾いてくれます。コンパクトにパッカブルすることができ持ち運びにも便利です。シンプルな使い方をしたい方におすすめのサコッシュです。

  • 重量:30g
  • サイズ:90×80mm

パタゴニア『ウルトラライト・ブラックホール・ミニ・ヒップ・パック1L』

コンパクトでシンプルなウエストポーチです。メインポケットは容量1Lで必要最低限のアイテムを収納しておくのに便利なマチ付きのポケットです。フロントに配置された小さなジッパー式ポケットの中にパッカブルすることができるモデルです。

  • 重量:100g
  • サイズ:不明

ゼログラム『ロストクリークULブロックサコッシュ』

Xパックライトスキンを使用した雨に強く耐久性に優れた軽量のサコッシュです。ジッパー付きポケットが2箇所備わっていて整理整頓がしやすい設計です。ボトム部分にはスナップボタンが設けられ、ボトムの幅を変えることができます。体側にはベルクロテープで解放することができるポケットがついており様々なものを収納しておくのに便利です。

  • 重量:85g
  • サイズ:240×200×100mm
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