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クッカー
2023.06.11
【賢いスタッキング例】ストーブもカトラリーも燃料もコンパクトに収納できる

【賢いスタッキング例】ストーブもカトラリーも燃料もコンパクトに収納できる

登山ではクッカーやガスバーナー、カトラリー、マグカップなどは食事を楽しむために重要な装備です。しかし、登山ザックのスペースは限られており、これらのアイテムをいかにコンパクトに収納するかが重要です。今回は、より整理して効率よく収納できる「スタッキング」という方法を紹介します。

ソロで使えるクッカーへの上手なスタッキング方法とおすすめアイテム、各メーカーのスタッキングの組み合わせ例を紹介します。ご自身の登山でパッキングの際にお役立てください。

山ごはん道具をコンパクトに持ち運ぶスタッキング方法

スタッキングとはクッカーに燃料やガスバーナー、カトラリー、マグカップなどを収納する工夫です。

ポイントは、クッカーの中に燃料やガスバーナー、カトラリーを入れることで、アイテムがまとまり、コンパクトにすることができます。そうすることで、登山ザックに様々な装備をパッキングする際にスペースが小さくなり収納が楽になります。さらに、クッカーを使用する時に必要な道具をすぐに取り出すことができるメリットがあります。

スタッキングはそれぞれのアイテムのサイズや形状を考慮することが重要です。例えば、小型のガスバーナーは中型のクッカーに入るかもしれませんが、大型のガスバーナーは入らないかもしれません。そのため、クッカーを購入する前に、どのようなアイテムを収納する予定なのかをイメージしておくとよいでしょう。さらに、アイテムの重量を考慮するだけでなくコンパクト性にも目を向けることで、それがスタッキング時にどのように影響するかを考慮することも重要です。

ガスバーナー、カトラリーを積み重ねて収納するコツ

ガス缶、ガスバーナー、カトラリーなどを積み重ねるときは、次のようなポイントを覚えておくことが大切です。

  • 大きなものから収納します。ガス缶やマグカップなどが該当します
  • 燃料が固形燃料やアルコールストーブの場合はコンパクトになりやすいです
  • ガス缶を裏返して収納することで蓋が閉まることがあるので試して見ましょう
  • 蓋が完全に閉まらずともクッカーを収納するスタッフバッグで固定することも考慮しましょう

登山で使えるスタッキングの例

クッカーはソロ用や2人用まで様々で、さらに燃料もガス、固形燃料、アルコールなどスタッキングするための組み合わせは多岐に渡ります。ここではソロ用のクッカーに絞って、各メーカーのクッカーを使用したスタッキング方法とアイテムの組み合わせ例を紹介します。ご自分のクッカーのスタッキングを考慮する際のヒントにしてください。

アイデア1:ウィルドゥフォールダーカップ2種類のサイズをスタッキング収納

ウィルドゥのフォールダーカップには、2種類のサイズがあります。マグカップの使用に適した小さいサイズのフォールダーカップの容量が250mlに対して、お椀やお皿として使えるビッグサイズは約2.5倍の容量600mlです。

※横スクロールで表がスクロールできます。
商品名ウィルドゥ フォールダーカップウィルドゥ フォールダーカップ ビッグ
折り畳み時サイズ9.4cm×7.2cm×2.9cm12cm×10.5cm×3.9cm
容量約250ml約600ml
重量約25g約46g
価格(税込)¥660¥880

この2つのマグカップがあれば食事をしながらスープを飲むといった食事ができます。ビッグサイズの折り畳み時のサイズが12cm×10.5cm×3.9cmなので、内径が12cm以内のクッカーに収納することができます。

上はトランギアのミニセットのソースパンにフォールダーカップとビッグをスタッキング収納しています。

アイデア2:深型クッカーでガス缶とガスバーナーをスタッキング収納

深型のクッカーを活用すればガス管とガスバーナー、カトラリーを無理なく収納することができます。深型クッカーの中には小さいガス缶(105、110缶)を収納できるものから大きなガス缶(250缶)を収納できるモデルと2種類あります。最も多くの登山者が活用しているスタッキング収納方法です。

エバニューのチタンマグポットは深型クッカーの中でも非常に軽量なモデルです。このクッカーの中に110缶を入れてBRS-3000Tという非常にコンパクトなガスバーナーを収納することができます。

アイデア3:4つのクッカーをまとめて持ち歩けるスタッキング収納

エバニューの4種類のクッカーをスタッキング収納するアイディアです。最も小さいクッカーは400FD、次にTi570cup、その次にチタンウルトラライトクッカーS(1と2のセット)という順番でスタッキングすることができます。400FDの中にはガス缶やガスバーナーを収納することはできないので、固形燃料やアルコールストーブなどを使用することでコンパクトにすることができます。

もしガス缶を収納したい場合は400FDを省けばTi570cupの中にガス缶を収納することができるので使用したい燃料を考えてクッカーを選ぶと良いでしょう。

アイデア4:炊飯が楽しめるメスティンを活用したスタッキング収納

メスティンは炊飯が簡単にできるクッカーとして知られています炊飯だけでなく炒め物や様々な料理を楽しむことができます。メスティンの中にガス缶を収納することが難しいとされていましたが、山旅のメスティンコジーを使用することでスタッキング収納が楽になります。トランギアメスティンの中にガス缶とガスバーナー、五徳、折りたたみのカトラリーを収納して、蓋はメスティンの底に重ねて山旅のメスティンコジーの中に入れて持ち歩くことができます。

ガス缶はメスティン本体の上からはみ出てしまうので蓋をすることができません。蓋をしないと中のものがばらけてしまいますがこれを山旅のメスティンコジーで抑えるという方法です。

各メーカーのスタッキング事例から自分に合った収納方法を選ぶ

自分に合った収納方法を選ぶには、収納するアイテムの大きさや重さを考慮することが大切です。さらに、こだわりのクッカーやストーブに合うスタッキング方法を見つけることも重要です。メーカーごとにサイズや形、デザインが異なるので、自分のギアに合った組み合わせを見つけることが大切です。幸い、ネット上には各メーカーのスタッキング事例が公開されているので、それを参考にしながら、自分の登山スタイルに合ったスタッキングを考えてみてはいかがでしょうか。

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