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海外アウトドア紀行『ニュージーランド北島の旅 Vol.3 ~ザ・マウントから眺めるタウランガ~』

海外アウトドア紀行『ニュージーランド北島の旅 Vol.3 ~ザ・マウントから眺めるタウランガ~』

ニュージーランド北島の北東部にある都市タウランガ。ここは1年中を通して温暖な気候に恵まれています。そしてこの街のシンボルとも言える標高232mのマウンガヌイ山は、海を隔てたすぐの場所にそびえ、周囲に他の山がないため異様に目立ちます。ロトルアで大いにアウトドアフィールドを楽しみましたが、『まだ山という山に登れていない…せっかくだからニュージーランドの山で見ることが出来る植物や地形など楽しんでみたい』と思い、ロトルアから一路タウランガに向かいました。

パパモア ビーチ リゾート

ロトルアからタウランガまでは約70キロ。時間にすれば1時間ほどで到着します。タウランガでの宿泊場所はビーチ沿いにあるパパモア ビーチ リゾート。次の日の朝は晴天に恵まれそうなので、朝早く起きてビーチランを楽しもうと考え、近隣エリアをチェック。すると近隣は高級住宅地のようで、スーパーなどは皆無。とても静かな場所だということがわかりました。

午前中に移動をして午後から山に登るという計画をたてた僕は、途中スーパーで買い出しをする必要があるという事。ランチもどこかで食べておく必要があるという事を踏まえて、この日の計画をたてました。

ニュージランド北島のスーパー

ニュージーランドのスーパー

ニュージランド北島のスーパーでよく見かけるのはカウントダウン、ニューワールド、パックンセーブという3つのスーパーで、面白いのは同じ商品でも金額が若干違うんです。全体的に安いのはパックンセーブだけど、品ぞろえはニューワールド、カウントダウンの方が良いというイメージがありました。因みにほぼ自炊生活をしていた僕は、ほとんど夕食には牛肉が登場していたのですが、カウントダウンというスーパーで買ったフィレ肉がとっても美味しかった印象です。

ニュージーランドの牛肉

ニュージーランドの牛肉はグラスフェッドといって日本のように穀物を食べた牛ではなく、グラス、いわゆる草を食べている牛なので栄養価が高いんです。だからか毎日食べていても飽きずに楽しめました。ラム肉も豊富に安く手に入ります。ちなみに『キッチンあり』のホテルだけどガスコンロがないというところばかりでしたので、自炊をする場合はストーブやフライパンなどを日本から持っていくことをおすすめします。

ニュージーランドのフィッシュアンドチップス

この移動中のランチには是非食べてみたいと思っていたフィッシュアンドチップスを食べることに。タウランガの町にある『Fresh Fish Market Tauranga』は地元の人たちが愛する魚屋さんという佇まい。

ニュージーランドのフィッシュアンドチップス

この量でチップスは一番少ないハーフ。一日では食べきれず、数日に分けることになりました。ちょっと時間をおいてしまうと美味しさは半減してしまうので、揚げたてを直ぐにたべることを強くおススメします。

マウンガヌイ山の前にちょっと寄り道

ニュージーランドのモチュリキ島

こうして、腹ごしらいも済ませてマウンガヌイ山へ。近くに駐車をしてふと海に目を向けると、モチュリキ島という不思議な島がありました。この島、人工的に作られた橋で浜辺とつながっていて気軽に島の中に入れるんです。

ニュージーランドのモチュリキ島

島の入り口の看板にはその昔、水族館が建設され、その後これがなくなり、プールのあるウォーターパークが建設されたという説明がありました。

ニュージーランドのモチュリキ島
タウランガ「ザ・マウント」

今では静かになったこの島の奥に進むと、ゴツゴツとした岩肌が露出され、この岩に登ってマウンガヌイ山を眺めたその景色はとても気持ちの良いものでした。

タウランガ「ザ・マウント」のコース
タウランガ「ザ・マウント」
タウランガ「ザ・マウント」

島を後にしてマウンガヌイ山へ。「え?これ登るの?」と山登り経験者も高く見えるのは、周囲に山がないからこそ感じる高度感と威圧感なのでしょうか、いざ登ってみると232mはあっという間です。ルートは幾つかあって、僕は街を背にして、山の右側のルートを使って山頂をめざし、帰りは左側のルートを使って降りてくるというコースを辿りました。

マウンガヌイ山の魅力とトレイル

タウランガ「ザ・マウント」のトレイル

これ以外にも登頂を目指さない島一周を周遊するコースもあり、ここはトレイルランには非常に気持ちの良さそうなコースでした。実際に走っている人が何人かいて、頂上をめぐるコースと組み合わせて楽しんでいるようでした。

タウランガ「ザ・マウント」頂上

登頂すると、そこには雄大な南太平洋が広がります。そうして、エメラルドグリーンに輝く海に、白い砂浜、タウランガの町という景色がなんとも美しく『海外旅行を楽しんでいる』という気持ちを強く感じることができるひと時でした。

タウランガ「ザ・マウント」頂上

頂上はとっても広く、タウランガの町の反対側にあるマタカナ島の景色も望めます。

タウランガ「ザ・マウント」頂上
タウランガ「ザ・マウント」頂上
タウランガ「ザ・マウント」のトレイル

マタカナ島一帯は松林で、その島沿いにはなんとも魅力的な人っ気のない砂浜が点在し、綺麗な波が打ち寄せていました。このあたりはサーファーにとっては天国のような場所のようで、夏になれば大いに賑わうだろうことが容易に想像できました。

タウランガ「ザ・マウント」のトレイル

下山ルートには登るときには見かけなかった羊が山肌の草を美味しそうに食べていました。ニュージーランドらしい景色を楽しみながら下山し終えると、かかった時間は全部でおおよそ1時間30分でした。この後は約3時間かけてオークランドに戻り、北島の東領域で楽しむアウトドア旅は終了です。次はこのアウトドア旅でとっても役に立ったアイテムと、おすすめのグルメ情報やお土産を紹介したいと思います。

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