2016年の春先からレイドライトのバックベスト、ジレット レスポンジブを愛用しています。「フィット感がとても良くて、8Lの割に入るよ」と勧められて試してみたのがきっかけです。短時間のトレイルランニングのときは別ですが、昨年と今年は、ほとんどの練習やレースでこのバックベストを愛用しています。今年のモデルはそのフィット感はそのままに、8L→10Lと少し容量が大きくなり、いくつかの点で進化していますので、ご紹介させていただこうと思います。
まず変わっていない点は、フィット感。私の身長は157cmで、上半身ががっちりしているわけでもないので、海外メーカーのギアは少し大きく感じられることがありますが、このバックベストはちゃんと私の体にフィットしてくれます。そのフィット感を作り出してくれるのが、脇のダイヤル。
このダイヤルをくるくる回すだけで、脇の部分を緩めたり閉めたりがとても楽にできます。余談ですが、このダイヤルがハイテク感を出していて、意味もなく回したくなってしまいます(笑)。このダイヤルとフロントの二箇所のベルトで、動きながらでも、緩めたり閉めたりの微調整が簡単にできます。
レイドライト ジレット レスポンシブの収納力
収納面では前モデルから変化した部分とそのままの部分があります。変化していない部分は、バックベスト前面のポケット。600mlまでのソフトフラスク・ハードボトルを入れられるので、もちろん500mlのペットボトルも楽に入ります。私はペットボトルを多用するので、このことはとても大事なのです。
背面のメイン・コンパートメントに容量がたっぷりあることも変わっていない良いところ。レインウェアやエマージェンシーキット、行動食などが3つのコンパートメントに整理して入れることができ、ファイナー等は一切付いていないシンプル構造なので、物の出し入れが上から素早くできます。
変化したところは、旧モデルには前面に2つ付いていたポケットがドリンク用のポケットのみになったこと。そのかわりにダイヤル脇のポケットが大きくなり、中身が飛び出さない構造になりました。旧モデルでもここにジェルなどを入れておくことはできたのですが、知らない間に上から飛び出てしまうことがありましたので、このアップデートはうれしいです。また、背面にポケットが付いたことも進化した部分。ここにもジェルや補給食などを入れておくことができます。難しい方もいらっしゃると思いますが、私はバックベストを脱がなくても、このポケットの中身を取り出すことができます。
軽量ながら(S/Mサイズで200g)100マイルなどの長距離レースに必要なものが全て上手に収納することができるこのバックベストとともに、今シーズンも快適に走りたいと思います。