新潟県妙高市に位置する妙高山(みょうこうさん)は日本百名山のひとつに選定されており、2,454mという高さを誇ります。今回は中級者以上の方から挑戦できるコースを難易度別に3つ紹介します。
妙高山の基本情報と魅力
裾野を広げ、悠然と大地にたたずむ妙高山。馬蹄形をした爆発カルデラ型の外輪山を擁し、中央には溶岩ドームの山頂がそびえる活火山です。その堂々たる山容が富士山に似ていることから「越後富士」という別名をもっています。山の麓には良質な温泉地が広がり、またリゾート地やスキーなどのウィンタースポーツのスポットとしても賑わっています。
古名は「越の中山(こしのなかやま)」。その「中山」を「名香山」と書き「みょうこうさん」と読んだものが現在の呼び名の由来と言われています。山頂には「妙高大神」が祀られ、古くから山岳信仰の山としても親しまれてきました。連なる火打山、焼山と合わせて頸城三山(くびきさんざん)とも呼ばれています。
標高が高く、初夏でも積雪が見られるため、登山の時期には注意が必要です。雪山に慣れていない方には、7月中旬以降から10月始めごろの登山がおすすめです。また9月から10月には紅葉も楽しめますよ。
山の名前 | 妙高山 |
標高 | 2,454m |
エリア | 上信越 |
詳細情報 | 妙高山の天気・詳細 |
魅力①山の麓や道中にまで!尽きぬ温泉の楽しみ。
前述した通り、妙高山の麓にはたくさんの温泉地があります。その数は7つ(赤倉、新赤倉、池の平、妙高、杉野沢、関、燕)もあり、あわせて「妙高高原温泉郷」と呼ばれています。また後ほど紹介する「燕温泉コース」の道中では無料の露天風呂「河原の湯」や「黄金の湯」に立ち寄ることもできます。大自然の中で浸かる露天風呂はきっと新鮮に感じるでしょう。また登山コース近辺には源泉が湧く場所が点在しているので、硫黄などの温泉特有の匂いが鼻腔を刺激します。渓流の色が白っぽかったり、土の色が酸化して赤茶色に変色している場所もあったりと、面白い発見にも出会えます。
魅力②山頂から見渡せる壮大な景色
妙高山は南峰と北峰の2つの山頂がある、双耳峰です。実際は標高2454mの南峰が最高点になっており、北峰は標高2446メートルと少し低くなっています。また、山頂には日本岩などの溶岩由来の大きい岩石が点々と転がっており、かつての噴火の痕跡を目の当たりにできます。
この山頂では壮大に広がる雲海の大パノラマを楽しめます。さらに天気に恵まれれぼ、北アルプスの山々や日本海、野尻湖などを臨むことができます。幸運な人は富士山も見ることができるかもしれません。また、山頂には妙高大神が祀られており、山岳信仰の面影を感じることができます。
魅力③ふれあえる貴重な植物や自然
妙高山を含んだ新潟県と長野県の県境一帯は国立戸隠連山国立公園になっています。自然が保護されており、四季折々の高山植物や生き物、風景に触れることができます。登山コースによってはブナの自然林を通ったり、また季節によってはサンカヨウやミョウコウトリカブト、ハイマツ群落に出会えたりするかもしれません。
妙高山の難易度別おすすめコースの紹介
妙高山はいちばん短いコースでも片道7時間ほどかかります。今回紹介する2つのコースは、念入りな計画と準備を行い、ある程度場数を踏んだことのある初心者の方だと挑戦できるものになっています。
【温泉を満喫】燕温泉コース
まずは妙高山登山コースの中で最もメジャーなコースをご紹介します。それは乳白色の湯が特徴的な燕温泉街から始まる「燕温泉コース」です。山頂までの道のりには様々なスポットがあり、変化に富んだコースとなっています。
登山コース
燕温泉登山口→黄金の湯→(95分)→湯道分岐→(55分)→天狗堂→(90分)→山頂(南峰)→10分→山頂(北峰)
山頂(北峰)→(10分)→山頂(南峰)→(70分)→天狗堂→(45分)→湯道分岐→黄金の湯→(85分)→燕温泉登山口(天狗堂から2時間10分)
必要日数 | 日帰り登山 |
総コースタイム※ | 7時間40分 |
距離 | 9.9km |
累積標高 | 1524m |
難易度 | ★★★☆☆ |
※休憩時間を含めない
登山詳細レポ
スタート地点になる燕温泉街の手前に、約50台分の駐車場があります。そこには登山案内板や水洗トイレもあります。燕温泉温泉の入り口には目印となる石碑がありますよ。
そこから温泉街の方へ進み、抜けたところにある階段を上ると、登山届のポストがあります。こちらが登山口になります。さらに進むと、薬師堂があるので左側の舗装された登山道から巻いて登っていきます。
しばらく舗装された道を進むと、無料の露天風呂「黄金の滝」があり、協力金箱と女湯男湯の表示が目印です。湯船には白濁した温泉が張られています。(「河原の湯」は少し手前にある分岐を右手側にすすむとあります。こちらは混浴です。)
登山口から1時間ほど歩けば、30メートルほどの高さの、見応えある称名滝・光明滝の2つの滝を臨むことができます。称名滝は滝つぼのあたりまで見に行くことができますよ。
滝を楽しんだ後は、いよいよ本格的な登山が始まります。ところどころい道があるので、十分注意して進みましょう。しばらく行くと湯道分岐があり、広めの場所になっているのでゆっくりと休憩を取ることができます。
休憩が終わったらここから沢を右手に見ながら登っていきます。そして1800メートル地点に差し掛かると、待ち受けているのが「胸突き八丁」です。ここからは急勾配との闘いになります。5合目を過ぎると胸突き八丁が終わり、少し道が緩やかになります。
そして6合目には天狗堂という地点に到着します。ここは後で紹介する赤倉登山道との合流地点にもなります。こちらも広めの場所になっているので、休憩して力を取り戻しましょう。
2070メートル地点には光善寺池があります。池というよりは湿地のような見た目をしています。さらに進んで8合目には風穴というスポットがあります。岩の間から吹いてくる涼しい風が心地よく、気分転換になりますよ。そこから急登になり、樹林帯の尾根道を上っていきます。
そして、最後の難関は9合目(2260メートル地点)から始まる鎖場と岩場です。鎖場ではほぼ垂直の岩壁をよじ登っていきます。岩壁に深く刻まれた足場はしっかりとしていますが、無理をせず十分注意することが大切です。
岩場を抜けると、山頂(最高点の南峰)が待っています。天気に恵まれたら、360度の素晴らしい展望を楽しむことができます。
山頂標識がある北峰までは10分ほど歩くと到着します。こちらは南峰よりも広めなので、昼食や休憩が取りやすくなっています。
下山後はお待ちかねの温泉。燕温泉は開湯100年の歴史ある温泉です。「温泉宿 花文」の横にある足湯は宿泊者以外の方も立ち寄ることができます。いくつかお土産屋さんもありますよ。登山日の前後に宿泊するのもいいですね。
利用する登山口「燕温泉登山口」
燕温泉登山口そばにも5台ほどの駐車スペースありますが、土日などは手前の燕温泉駐車場を選んだほうが無難かもしれません。温泉街には5件ほどの旅館があります。
【スカイケーブルで時間短縮】赤倉登山道コース
燕温泉コースだときついなぁという方にはスカイケーブルを使って山麓駅(標高726m)から山頂駅(1260m)まで登り、登る標高差と所要時間を短縮できるコースもあります。(※2023年のスカイケーブルの運行は7月15日~11月5日となっています。)
登山コース
山麓駅→(スカイケーブルで11分)→山頂駅→(110分)→大谷ヒュッテ→(30分)→天狗堂→(90分)→山頂(南峰)→(10分)→山頂(北峰)
山頂(北峰)→(10分)→山頂(南峰)→(70分)→天狗堂→(25分)→大谷ヒュッテ→(90分)→山頂駅→(スカイケーブルで11分→山麓駅
必要日数 | 日帰り登山 |
総コースタイム※ | 約7時間15分 |
距離 | 約9.2km |
累積標高 | 約1273m |
難易度 | ★★★☆☆ |
※休憩時間を含めない
登山詳細レポ
スカイケーブルの最終運行は平日15時30分、土日祝16時です。営業開始は8時から。最終便の時刻を考慮すると、朝一番のケーブルを利用する必要があります。約11分の空中散歩では、ゴンドラから志賀高原や野尻湖などを一望できます。万が一最終便に間に合わなかった場合、赤倉観光ホテルのゲレンデの中を歩いて行けば40分ほどで山麓駅に到着します。往復チケット2000円、片道チケット1400円で往復チケットを購入するとお得です。また、先ほど紹介した燕温泉ルートを通って燕温泉街に下山することも可能です。
山麓駅から山頂駅に到着すると登山開始です。まず目標にするのが無人避難小屋の大谷ヒュッテ。ゲレンデを直進していくと、20分ほどでブナの原生林に入ります。そこから90分ほど歩き、比較的歩きやすい舗装された林道に出てしばらくすると大谷ヒュッテが見えてきます。中にはトイレや寝具もあり、近くに水場もあるので安心です。そこからは最初のコースで紹介した天狗堂まで目指します。また大谷ヒュッテの左手前には南地獄谷の源泉地があり、湧き出た温泉は妙高温泉へと供給されています。近辺では水蒸気が上がっているのをあちこちで見ることができ、硫黄の匂いも感じ取れますよ。
6合目の天狗堂に到着した後は、先ほど紹介した燕温泉コースと同じルートになるので一つ目のコースを参考にしてください。
利用する登山口「スカイケーブル山頂駅」
山頂駅のそばには、現在改装中ですがエートルというレストランがあります。下山後はこちらで地ビールを楽しむこともできますよ。また、付近には足湯などのスポットやホテル、スキー場などもあります。
火打山との縦走を楽しむ!「笹ヶ峰登山口コース」
これまでは日帰り登山コースを紹介しましたが、体力と時間に余裕がある方には妙高山に連なる火打山と合わせて縦走する1泊2日のコースもあります。火打山は頸城山塊の最高峰で標高2462m。多様な高山植物に恵まれ、絶滅危惧種に指定されているライチョウも生息しています。山小屋は高谷池ヒュッテ、黒沢池ヒュッテの2つありますが、今回は高谷池ヒュッテに宿泊するルートを紹介します。
登山コース
笹ヶ峰登山口→(20分)→笹ヶ峰一周歩道分岐→(40分)→黒沢橋→(90分)→富士見平→(35分)→高谷池ヒュッテ→(15分)→天狗ノ庭→(75分)→火打山→(65分)→天狗ノ庭→(15分)→高谷池ヒュッテ
高谷池ヒュッテ→(25分)→茶臼山→(30分)→黒沢池ヒュッテ→(25分)→大倉乗越→(30分)→長助池分岐→(65分)→山頂(北峰)→(10分)→山頂(南峰)→(10分)→山頂(北峰)→(50分)→長助池分岐→(30分)→大倉乗越→(25分)→黒沢池ヒュッテ→(60分)→→富士見平→(70分)→黒沢橋→(35分)→笹ヶ峰一周歩道→(20分)→笹ヶ峰登山口
必要日数 | 2日 |
総コースタイム※ | 14時間 |
距離 | 23km |
累積標高 | 2235m |
難易度 | ★★★★☆ |
※休憩時間を含めない
登山詳細レポ
笹ヶ峰登山口には立派な門が構えられており、そちらでまず協力金を支払います(大人1000円・子供500円)。協力金を支払ったら、記念品をもらうことができます。
出発したら、整備された登山道をしばらく歩いていきます。笹ヶ峰一周歩道を右手に見ながら進んでいくと、ブナの原生林が生い茂る場所に入り、黒沢橋に到着します。こちらはコースの中でも貴重な水場となっています。
その次に待ち構えているのが十二曲。ジグザグとした、なかなかの急登を進んでいきます。短い区間に区切られた、1から12までの番号それぞれの立て札が目標です。
急登を抜けると、富士見平という開けた分岐点に到着するので、ここで休憩を挟むこともできます。
山小屋は高谷池ヒュッテと黒谷池ヒュッテの2つがありますが、今回は高谷池ヒュッテに宿泊し、初日に火打山、2日目に妙高山に登頂するルートを紹介します。案内板が設置されているので、それをもとに宿泊する高谷池ヒュッテを目指しましょう。30分ちょっとで三角屋根が特徴的な高谷池ヒュッテに到着したら、まず受付を済ませて荷物をデポするのがおすすめです。当日の受付時間は15時までになっていますので、先に受付をしておくと安心です。(途中で受付しない場合は、火打山登頂予定を正午頃に設定すると時間に余裕ができます。)
高谷池ヒュッテは高谷池湿原の岬にあり、山小屋からは美しい湿原を眺めることができます。
受付が終わったら、火打山を目指して再スタートです。ここからは開放的なコースとなり、周辺の景色を楽しみながら歩くことができます。15分ほど歩くと標高2110m地点に天狗ノ庭という湿原が広がっています。
池塘には逆さに写る美しい火打山の山容を見ることができるかもしれません。また、ハクサンコザクラやアオノツガザクラなどの高山植物の群生も有名です。またこのあたりから山頂までの道のりの中でライチョウに出会えるかもしれませんよ。
天狗ノ庭から山頂までは開けた木道を歩いて行きます。75分ほど歩くと、ついに火打山山頂に到着です。山頂には、妙高山と同じく日本アルプスの山々や日本海など壮大な景色が広がっています。また、頸城三山の仲間である焼山や妙高山を臨むことができます。山頂で存分に景色を楽しんだら、来た道を戻って高谷池ヒュッテに宿泊です。
二日目は妙高山を目指します。高谷池ヒュッテから25分歩くと、標高2171m地点の茶臼山の山頂を通過します。山頂と行っても眺望はほとんどありません。そこから30分で青いドーム型の屋根が特徴的な黒沢池ヒュッテに到着します。ここではトイレなどを済ませられるポイントの場所になります。
ここから樹林帯の中を120mほど登ると、大倉乗越に出ます。ここでは妙高山の山頂部、振り返ると火打山も眺めることができます。そこからはまた120m下る登り返しとなり、少しハードな道のりになります。またトラバース道となっているので谷の方に滑落しないよう十分な注意が必要です。た左手にある長助池という湿原を臨むことができます。
下った先は長助池分岐となり、その手前には水場もあります。季節によっては枯れてしまっている場合もあるようです。分岐から山頂(北峰)までは、樹林帯を通る約1時間ちょっとの急登となります。
きつくて地味なルートになりますが、最後にダケカンバの林を抜け、ロープが取り付けられた急斜面を乗り越えると山頂が待っていますよ。
北峰から南峰まではほぼ平坦な道を10分ほど歩けば到着します。
帰りは黒沢池ヒュッテ、富士見平を経由し、笹ヶ峰登山口に戻るルートを紹介していますが、先にご紹介した燕温泉ルートなどで下山することも可能です。
利用する登山口「笹ヶ峰登山口」
30台収容可能な駐車場の他に、近くのキャンプ場の150台収容の広い駐車場があるので安心です。またそばには登山客限定の山小屋明星荘があるので、前泊することも可能です。
妙高山のQ&A
妙高山登山についての質問で多いのが、ゴールデンウィークなどの初夏に登山できるかという質問です。
Q.今度のゴールデンウィークに妙高山に登ろうと思っていますが、登山できますか?
5月はまだ積雪期なので、雪山に慣れていない方にはオススメできません。十分な経験と冬山の装備がなければ登ることは不可能です。妙高山を登山する時期は、夏山になる7月中旬以降から10月までがより安全です。
Q.トイレはありますか?
「燕温泉コース」はスタート地点の駐車場のトイレのみとなっています。また、「赤倉登山コース」では無人の避難小屋赤倉ヒュッテで用を足すことができます。笹ヶ峰登山口から登る場合は、山小屋が2つあるのでそちらを使用することができます。
Q.妙高山は活火山ですが、噴火しているのですか?
妙高山は安山岩の成層火山ですが、堆積物が確認できた最も新しい噴火は約1500年前の水蒸気噴火と考えられており、最近では噴火は確認されていません。ただし、近くに位置する焼山は過去に噴火活動が確認されているので、念のため情報に注意したほうが安心かも知れません。
登山口へのアクセス・各種情報
これまで紹介した3つのコースの登山口は、妙高市営バスが運行する周遊バスで移動することも可能です。また笹ヶ峰登山口までは頸南バスが運行する直行バスもあります。この3つの登山口間を移動する場合は、妙高高原ビジターセンターそばのいもり池バス停で乗り換えができます。ビジターセンターにも駐車もできます。紹介した3つのコースの中から、自分好みに行きと帰りのコースの組み合わせを変更することもできますよ。ただし、時期と本数にがあるので下調べが必要です。
燕温泉登山口
登山口情報(駐車場)
燕温泉街を通り抜けた奥の階段を上ると登山口があります。燕温泉街の手前には約50台分の広めの燕温泉駐車場があります。敷地内に登山案内板とトイレがあるので安心して利用できますよ。そこから温泉街に向かって6分ほど歩けば、登山口があります。
登山口までのアクセス
〈車利用〉 妙高ICから燕温泉駐車場まで、車で約15分です。
〈バス利用〉 JR関山駅から関・燕温泉線にて約20分で燕温泉のバス停に到着します。そこから歩いて3分ほどで登山口に到着です。通常の路線バスに加えて、周遊バス(妙高ぶらっと号)も利用可能です。トイレは駐車場の方に戻る形になるのでご注意ください。
スカイケーブル登山口
登山口情報(山麓駅まで)
妙高高原スカイケーブルの山麓駅には約1000台分の広い駐車場があります。利用料金は無料です。
登山口まで(山麓駅まで)のアクセス
〈車利用〉 妙高ICから妙高高原スカイケーブル山麓駅まで車で約10分で到着します。
〈バス利用〉 妙高高原駅から市営バス赤倉線にて約10分から15分で、最寄りの新赤倉三叉路というバス停に到着します。そこから歩いて3分ほどでスカイケーブルの山麓駅に到着します。通常の路線バスに加えて、周遊バス(妙高ぶらっと号)も利用可能です。
笹ヶ峰登山口
登山口情報
登山口のそばに約30台収容可能な駐車場があります。その近くにも150台収容可能な笹ヶ峰キャンプ場の駐車場があり、こちらも利用できます。
登山口までのアクセス
〈車利用〉妙高高原ICから車で約30分で到着します。
〈バス利用〉周遊バスのほかにJR妙高高原駅から直通のバスが出ており、便利です。ただし、運行期間は6月頃から11月頃までなのでご注意ください。
おすすめスポット
妙高高原ビジターセンター
妙高高原ビジターセンターは2022年4月にリニューアルオープンした新しい施設です。(妙高市関川)
施設内には妙高戸隠連山国立公園の自然を紹介する展示室のほか、地元の特産品を扱った「SOF&(そふと)」というカフェや約200点の展示販売を行う「THE NORTH FACE妙高」も入っています。暖炉のあるラウンジでは、大きめの窓から外の景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。また天気の良い日には、観光スポットのひとつである「いもり池」の水面に映し出された妙高山の姿を見ることができますよ。
妙高高原温泉郷
妙高市には7つの温泉地、5つの源泉(泉質)、3つの湯の色があることから、別名「七五三(なごみ)の湯」と呼ばれています。
「七五三の湯」湯めぐりガイドブックなるもの無料で配布されています。妙高のグルメやショップの紹介されているほか、スタンプラリーにも参加できます(スタンプラリー開催期間は2024年3月末まで)。対象施設は30カ所。スタンプの個数に応じて、宿泊チケットやジェラートなどの素敵な賞品をもらうことができます。配布場所は妙高高原観光案内所をはじめ、対象の日帰り入浴施設となっています。この機会に様々な表情を見せる妙高高原の温泉巡りを楽しむのはいかがでしょうか?
道の駅あらい
「道の駅あらい」は高速と国道どちらからもアクセスできるという好立地にあります。広大な敷地内には観光案内所、土産物店、農産物直売所、ジャンルに富んだ数々の飲食店、ビジネスホテルコンビニ、コインランドリーなどと勢揃いで便利な施設です。営業時間は施設によって異なります。