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結露が少ない軽量ダブルウォールテント『ゼログラム-スルーハイカー1Pゼロボーン』

結露が少ない軽量ダブルウォールテント『ゼログラム-スルーハイカー1Pゼロボーン』

今回紹介するゼログラムのダブルウォールテント「スルーハイカー1Pゼロボーン」は様々な点において、他の登山用テントとは一線を画す快適性が特徴です。

  • 結露がほとんどない素材の採用
  • 前室と構造による居住性の高さ
  • 素早い設営が行えるデザイン
  • フライ、インナーテント、ポール3本、ペグ4本で978gと軽量

これらの特徴について他のテントと比較しながらレビューをしていきます。

製品概要

ブランドゼログラム
商品名スルーハイカー1Pゼロボーン
商品説明フライとインナー、フットプリントを連結して一度に設営できる革新的な一体型構造です。軽量ながら、設営撤収の簡単さや悪天候での安定感、居住空間の広さなどソロハイカーがストレスフリーでお使いいただけるバランスを追求
価格¥74,800
重量ミニマム 978g (フライ、インナーテント、ポール3、ペグ4)
総重量 1,206g (フットプリント含む)
素材フライ:15D N/R silicone/PU coated
インナー:20D monofila
フロア:15D N/R silicone/PU coated
ポール:ZERO-BONE UL (ジェラルミン)

管理人の評価レビュー

総合評価★★★★☆
快適性★★★★☆
汎用性★★★★★
耐久性★★★★★
コストパフォーマンス★★★★☆

ゼログラム-スルーハイカー1Pゼロボーンのスペックを紹介

まず初めにゼログラムのスルーハイカー1Pゼロボーンのスペックを紹介します。

サイズはインナーテント内のサイズは長さ210センチ、横幅は短いところで65センチ、長いところで85センチ、高さは最も高いところで100センチあります。

重量はフライ、インナーテント、ポール3本、ペグ4本で978g、専用のフットプリント追加して1206gです。

素材はフライシートが15デニール、インナーテントが20デニールのモノフィラメント、フロアは15デニール。フライとフロアにはポリウレタンコーティングのほかに耐性に優れたシリコンコーティングがされています。

デザインはベンチレーションが1つ、出入り口のほかに前室が1つ、ポケットが1つ、ランタンフックが2つ備わっています。

結露がほとんどない素材「モノフィラメント」

続いてゼログラムのスルーハイカー1Pが他のテントとは異なっているポイントについて紹介をしていきます。

まず初めに結露がほとんど生じないテントであると言うことです。

結露は外気とテント内側の温度の差が原因で、テント内側の暖かい空気が外の冷たい空気に冷やされ、フライシートの内側に水滴が付くというのが原因なわけですが、ダブルウォールテントの場合は壁が2つあるので、インナーテントの外気温が少し暖かいので結露が生じにくいというメリットがあります。

更にゼログラムのスルーハイカーはインナーテントの素材にモノフィラメントを使用しているので程よい通気性があり起床したときにほぼ結露がありません。それでいてメッシュ素材のインナーテントのような寒さがありません。

前室と構造による居住性の高さ

インナーテントの平面サイズを見ると、例えばモンベルのステラリッジ1人用のサイズと比べてみるとほぼ一緒なのですが、中に入ったときの居住空間が広く感じます。理由はポールで、長いポールは緩くベンドされていて、短いポール2本をクロスさせたことで天井部分が広く、テントの中で座っても窮屈に感じません。

普通のテントの前室は出入口兼用なのですが、ゼログラムのスルーハイカーは短辺にザックと登山靴を置いておけるスペースが設けられています。晴れている時は前室が2カ所あるような状態を作ることができますが、雨が降って出入口部分のフライジッパーを閉めると完全に閉じてしまうので、この時は前室としては機能しません。その分出入りするときに荷物が邪魔になりませんが、ここは好みが分かれるところです。

素早い設営が行えるデザイン

ゼログラムのスルーハイカーはフライとインナーテントが連結しているので、ポールをフライシートに連結してペグダウンしたら設営完了です。実際にスタッフザックにテントが入った状態から設営までにかかる時間が約3分です。寒い時、雨が降っている時は雪へと撤収が早いことで体が冷えづらくリスク軽減になります。

設営方法は簡単で初心者でも無理なく設営ができます。

まず初めにテントを広げて四角をペグダウンします。こうすることで強風にあおられてもテントが飛ばされません。

その後メインポールの前後を確認してポールの両端をアイレットに差し込みます。短いボールを取り付ける部分から先端までの長さが長い方が前です。

差し込んだら2本の短いボールをメインポールに取り付けます。その後ポールにフックをかけていきます。

最後に必要な場所にペグダウンを行って設営が完了です。このテントは半自立式なのでペグダウンが必須です。

2023年モデルからポールとペグにオリジナル素材が採用されました。有名なポール素材メーカーのDACと遜色ない軽さと強靭さを備えていると言われています。1本わずか7グラムの「ZEROBONUL」ペグを見ると、素材の良さがよくわかります。このペグはとても優秀で、地面に挿すと抜けづらく、強い風に当たってもペグが抜けづらいので安心して就寝することができます。

ゼログラムのスルーハイカー1Pの推しポイント

今まで紹介してきたポイントも推しポイントではあるのですが、さらに個人的に気に入っている点について最後に紹介します。

天井に設けられたフック

天井に設けられたフックは2カ所あって、2カ所にロープを通せばランタンや干物を吊るしたり、小物の置き場所にできます。片側だけに荷重がかからないようにぶら下げるコツが必要ですが、乾かしたいものが多い縦走登山では便利です。

トレッキングポールでミニタープが作れる

出入り口が長辺にある開放的な空間が好みです。フライシートの隅にトレッキングポールをさして細引きを使ってテンションをかければミニタープを作ることができます。テント内から見る景色を楽しむ時の空間づくりにバリエーションがあるのが好きなポイントです。

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