この記事の要点:天城山(最高峰・万三郎岳1,406m)は伊豆半島の日本百名山で、初心者は天城縦走登山口から万二郎岳・万三郎岳をめぐるシャクナゲコースの周回(約8.8km・休憩込み約4時間20分が目安)がおすすめです。11月は紅葉の季節ですが日が短く、冬は八丁池が凍るほど冷え込むこともあるので、防寒と早めの下山を心がけましょう。
(2026年11月2日更新:季節ごとの見どころと注意点、クマ対策など最新の登山情報を加え、コース・アクセス・服装と持ち物・よくある質問を書き直しました。)
天城山(あまぎさん)は、静岡県・伊豆半島の中央に連なる火山群の総称で、日本百名山のひとつです。主峰の万三郎岳と万二郎岳は、かつてこの地に住んでいた天狗の兄弟の名にちなむという伝説も。日帰りで歩けて、苔むした森やブナ林、5月のアマギシャクナゲ、秋の紅葉と、季節ごとに表情を変える山です。初めての登山で不安な人は、伊豆市観光協会天城支部に問い合わせると有料でガイドを頼むこともできます。
最新の登山情報(2026年11月2日確認)
- 紅葉と日の短さ:伊豆森林管理署の紹介では、天城の紅葉は11月下旬ごろ。紅葉の時期は日没が早く、午後4時半ごろには暗くなるので、遅くとも午後3時には下山できる計画にしましょう。
- 冬の冷え込み:同署によると、冬には八丁池が全面結氷したこともあります。12月以降は登山道の凍結に備え、チェーンスパイクなどの滑り止めを持っていきましょう。
- クマへの備え:静岡県によると、県内のツキノワグマの目撃情報は令和7年度に過去最多の200件でした。クマ鈴などで音を出しながら歩き、県の「静岡県のクマ出没マップ」も確認しましょう。(出典:静岡県 くらし・環境部長トーク)
- バスの運行:伊東駅から天城縦走登山口へのバスは、運行日や本数が季節で変わることがあります。出かける前に東海バスの公式サイトで最新の時刻を確かめてください。
- 登山道の通行止めについて、新しい公式発表は確認できませんでした。大雨のあとは倒木や崩れに注意し、現地の掲示に従ってください。
天城山の基本情報と魅力

- 都道府県:天城山(あまぎさん) 静岡県
- 標高:天城山(あまぎさん) 1,406m(万三郎岳)
- 登山者の多い季節:天城山(あまぎさん) 5月(シャクナゲ)、11〜12月(紅葉)
- 詳細:天城山(あまぎさん) 天城山詳細
魅力①アマギシャクナゲとヒメシャラ

万二郎岳と万三郎岳の間にある石楠立(はなだて)付近には、固有種のアマギシャクナゲの群生地があります。一般的なシャクナゲより少し小さいピンクの花で、花の季節は5月です。赤褐色のすべすべした幹が目をひくヒメシャラの木も多く、見つけたら触れてみるのもおすすめです。
魅力②苔むした森とブナ林

天城縦走登山口から少し進むと、苔に覆われた岩や倒木が続く森が広がり、まるでアニメ映画の世界に迷い込んだよう。ブナやヒメシャラの森を歩く時間そのものが天城山の楽しみです。
魅力③野鳥との出会い

シジュウカラやコゲラなど、多くの野鳥がすむ山です。さえずりが聞こえたら、立ち止まって木の上を見上げてみてください。
初心者・中級者向けのコース
- シャクナゲコース周回(天城縦走登山口から):向いている人 初心者 / 距離の目安 約8.8km / 登り/下りの目安 約731m/約729m / 時間の目安 約4時間20分(休憩込み)
- 天城縦走(登山口→八丁池→天城峠):向いている人 中級者 / 距離の目安 約16.1km / 登り/下りの目安 約957m/約1,375m / 時間の目安 約7時間(休憩込み)
時間は実際の山行記録をもとにした目安です。体力や季節で変わるので、余裕をもって計画しましょう。
【初心者向け】シャクナゲコース周回

天城縦走登山口→万二郎岳→石楠立→万三郎岳→シャクナゲコース→天城縦走登山口
- 登山口〜四辻:ヒメシャラの木を探しながら森の中を進みます。四辻の分岐は万二郎岳方面へ。
- 万二郎岳〜石楠立:馬の背と呼ばれる尾根や、アセビの木が絡み合ってできた自然のトンネルを抜けると、シャクナゲの群生地です。
- 万三郎岳〜登山口:最高峰の万三郎岳に登ったら、山頂の西の分岐でシャクナゲコースへ進み、登山口へ戻ります。
注意する所:岩や木の根が多く、雨のあとは滑りやすい道です。周回の下山路が不安なら、万三郎岳から来た道を戻る往復に切り替えてもかまいません。
【中級者向け】八丁池をめぐる天城縦走

天城縦走登山口→万二郎岳→万三郎岳→片瀬峠→小岳→戸塚峠→白田峠→八丁池→上り御幸歩道→天城峠→天城峠バス停
出発地と到着地が違う縦走コースなので、公共交通機関での移動がおすすめです。万三郎岳までは初心者コースと同じ。山頂の西の分岐で八丁池方面へ進みます。八丁池へ向かう道は尾根が広く道迷いしやすいので、地図で現在地を確かめながら歩きましょう。
「天城の瞳」と呼ばれる火口湖・八丁池はブナ林に囲まれ、モリアオガエルのすむ池としても知られています。展望台からは晴れた日に富士山や伊豆諸島も見渡せます。八丁池からは上り御幸歩道で天城峠へ。近くには「天城越え」で有名な旧天城トンネルがあります。
アクセスと駐車場
車の場合
天城縦走登山口のすぐ近く、天城高原ゴルフ場のそばに天城高原ハイカー専用駐車場があります。
- トイレ:約100台が目安 あり
- 標高:約100台が目安 約1,045m
- 住所:約100台が目安 静岡県伊豆市菅引638-83
紅葉やシャクナゲの時期の週末は、朝早くに満車になることがあります。
公共交通機関の場合
伊東駅から天城高原方面のバスで「天城縦走登山口」へ。縦走して天城峠に下りた場合は、天城峠バス停から河津駅か修善寺駅方面のバスに乗ります。運行日・時刻は東海バスで確認してください。車で来て縦走する場合は、天城峠からタクシーなどで車に戻る必要があり、時間も費用もかかるのであまりおすすめしません。
季節ごとの服装と持ち物
万三郎岳は標高1,406m。伊豆の海沿いの街より8℃前後低いと考えて服を選びます。服装の基本は登山の服装、持ち物は登山の持ち物リストを参考にしてください。
春〜夏(シャクナゲの季節)
秋〜冬(紅葉・冬枯れの季節)
根や岩の多い下りでは、トレッキングポールがひざの負担を和らげてくれます。山旅ショップの3Kカーボン-ULトレッキングポールは軽いので、縦走のような長い距離でも持ち歩きやすいのが特長です。
秋から冬の稜線は風が冷たく、汗をかいたあとに冷えやすくなります。着たまま歩ける軽い保温着が1枚あると、休憩のたびに脱ぎ着しなくてすみます。
よくある質問
Q:初心者でも天城山に登れますか?
A:登れます。天城縦走登山口からのシャクナゲコース周回は、初心者にもおすすめのコースです。ただし距離は約9kmあるので、5時間ほど歩ける体力をつけておきましょう。
Q:何時間かかりますか?
A:シャクナゲコース周回で休憩込み約4時間20分、八丁池を通る縦走で約7時間が目安です。
Q:トイレはありますか?
A:天城高原ハイカー専用駐車場にトイレがあります。コース上にはほとんどないので、出発前に済ませておきましょう。
Q:冬も登れますか?
A:雪の少ない日なら登れますが、冬は八丁池が凍るほど冷え込むことがあります。凍結に備えてチェーンスパイクと防寒具を持ち、日没前に下山できる計画にしましょう。
Q:登山記念バッジは買えますか?
A:登山口の天城高原ゴルフコースで販売されています。ゴルフコースの営業時間外は、東急ハーヴェストクラブ天城高原の売店で購入できます(販売状況は変わることがあります)。
天城山周辺の立ち寄りスポット
営業時間や体験の受付は変わることがあるので、行く前に各施設の情報を確かめてください。
天城わさびの里

出典:http://www.amagi-wasabinosato.co.jp/history/index.html
道の駅「天城越え」の中にあるわさびのお店。予約制でわさびの収穫やわさび漬けづくりの体験ができ、わさびを使ったおみやげも選べます。
浄蓮の滝

日本の滝百選に選ばれた、落差25mの伊豆を代表する滝。周辺は天然記念物のハイコモチシダの群生地としても知られています。
湯の国会館

出典:https://www.yunokuni-izu.com/74341/%e3%81%8a%e9%a2%a8%e5%91%82/
天城の自然に囲まれた日帰り温泉施設。狩野川のせせらぎを聞きながら入れる露天風呂で、登山の疲れをいやせます。
近くの山なら、富士山を望む愛鷹山や、箱根の金時山もあわせて歩いてみてください。
※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(確認日時点)と照合しています。





