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【日帰り登山】天城山-初心者も楽しめる難易度別ルート紹介&アクセス方法も!

【日帰り登山】天城山-初心者も楽しめる難易度別ルート紹介&アクセス方法も!

静岡県の伊豆半島中央部に存在する天城山。日本百名山の1つに選ばれています。
日帰り登山が可能で初心者から楽しめる山となっています。初めて登山をするけど分からないことばかりで一歩踏み出せないという人でも、伊豆市観光協会天城支部に問い合わせれば、有料でガイドを頼めるので安心です。
本記事ではルート紹介やアクセス方法をはじめ、天城山の魅力や周辺スポット紹介、よくある質問にも答えていますので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

天城山ってどんな山?基本情報と魅力紹介

天城山

山と聞くと1つの山の名前のように思えますが、天城山は伊豆半島中央部に連なる火山群の総称です。
天城山の名前の由来は諸説ありますが、アマギアマチャという植物の生産地であることから、天城山と呼ばれるようになったという説があります。
また、天城山には天狗伝説という伝説があり、主峰の万三郎岳と万二郎岳は、かつてこの地に住んでいた天狗兄弟の名前にちなむと言われています。

山の名前天城山(あまぎさん)
都道府県静岡県
標高1,406m
登山者の多い季節5月、11月、12月
詳細天城山詳細

魅力その①アマギシャクナゲやヒメシャラの大群落

ヒメシャラ

天城山の万三郎岳と万二郎岳の間の石楠立にはシャクナゲの群生地があり、この地の固有種であるアマギシャクナゲが咲いています。
一般的なシャクナゲよりも、少し小さめなピンク色の花を咲かせていて、5月の下旬から6月の上旬が見頃です。
ヒメシャラは、日本の固有種で樹高は15mほどにもなります。特徴的な褐色と、すべすべした見た目でひときわ目を奪われるような樹木です。触るとひんやりしていると言われていますので、見つけたら少し触ってみるのもおすすめです。

魅力その②ジブリの世界に迷い込んだかのような大自然

倒木と苔

天城縦走路登山口の入り口から少し進んだ辺りには、苔の森が広がり、ジブリの世界に迷い込んだかのような感覚です。
子どもの頃は、目に映るものすべてが遊び道具。そんな記憶がよみがえってくるのではないでしょうか。
岩に生えた苔に大きな水たまり、様々な木々が広がる大自然を感じに行ってはみませんか?

魅力その③様々な野鳥との出会い

天城山では様々な野鳥と出会えます。カワセミやシジュウカラ、コゲラなど他にも多くの野鳥が生息しています。
野鳥のさえずりが聞こえたら、ぜひ上を見上げてみてください。もしかしたらすぐ近くの木々に可愛らしい小鳥がいるかもしれません。
野鳥たちを眺めながら歩く時間は、癒しの時間になること間違いありません。

天城山の難易度別ルート紹介

天城山のおすすめルートを難易度別に紹介していきます。ぜひ参考にして、登ってみたいルートを見つけてください。

初心者にもおすすめ!天城高原から登るシャクナゲ群落地周回ルート

シャクナゲ
天城縦走登山口→万二郎岳→石楠立→万三郎岳→天城縦走登山口

こちらのルートは、アマギシャクナゲの群落地を通る、初心者にもおすすめの周回ルートです。
天城縦走登山口からスタートして、万二郎岳を目指します。途中にヒメシャラの木も見られますので探してみてください。
進んでいくと四辻という分岐点が出てくるので、分岐を万二郎岳方面へ進んでいきましょう。
馬の背と呼ばれる尾根や、馬酔木(アセビ)の木が絡まり合って作り出した自然のトンネルを進むと、メインのシャクナゲ群落地へ到着です。
そこから万三郎岳へと登頂し、山頂から西にある分岐点へと進みます。分岐点では、八丁池とシャクナゲコース分岐が出てくるので、今回のルートではシャクナゲコースの道を選んでスタート地点へと戻っていきましょう。
また今回紹介しているルートは周回ですが、下山ルートが不安であれば、万三郎岳登頂後に分岐点の方へ向かわず、来た道をそのまま戻るピストンルートに変更も可能です。

合計時間4時間22分
休憩時間29分
距離8.8km
上り731m
下り729m

中級者向け!天城の瞳と呼ばれる八丁池も見られる天城山縦走ルート

八丁池
天城縦走登山口→万二郎岳→石楠立→万三郎岳→片瀬峠→小岳→戸塚峠→白田峠→八丁池→上り御幸歩道入口→向峠→天城峠→天城峠バス停

こちらのルートは、スタート地点とゴール地点が違う縦走ルートとなっていますので、公共交通機関でのアクセスがおすすめです。
アクセス方法は、本記事でこの後紹介していますのでそちらを参考にしてください。
まず、スタート地点から万三郎岳まではシャクナゲ群落地周回ルートと同じです。
万三郎岳へ登頂したら、山頂から西にある分岐点で八丁池方面へと進んでいきましょう。八丁池へ向かう道は広がっていて迷いやすくなっていますので、登山道をしっかりと確認しながら歩くようにしてください。
火口湖である八丁池へ到着すると、目の前にはブナ林に囲まれた八丁池が広がります。八丁池は、天然記念物のモリアオガエルの棲息地として知られています。
八丁池からは上り御幸歩道を使って、天城峠へと向かっていきましょう。天城峠の近くには、天城越えで有名な旧天城山トンネルがあります。
ここまでくれば縦走ルート踏破です。あとはゆっくり駅まで帰りましょう。

合計時間7時間4分
休憩時間16分
距離16.1km
上り957m
下り1,375m

天城山付近の駐車場情報

天城高原ハイカー専用駐車場

天城高原ハイカー専用駐車場は、天城高原ゴルフ場のすぐ近くにあります。
ここから登山口へのアクセスも容易ですので、マイカーの場合はこちらの駐車場を利用しましょう。

台数約100台
トイレの有無あり
標高1,045m
住所静岡県伊豆市菅引638−83

登山口へのアクセス方法は?

今回紹介する登山口は天城山縦走登山口です。
こちらは本記事で紹介しているルートのスタート地点となっていますので、アクセス方法を確認しておきましょう。

公共交通機関の場合
伊東駅から天城東急リゾートシャトルバスに乗車し、天城縦走登山口で下車。
※縦走ルートで天城峠から駅へ帰る場合は、天城峠バス停から河津駅か修善寺駅へのバスに乗車
詳しくはトップページ - 東海バス (tokaibus.jp)から確認してください。

マイカーの場合
天城高原ハイカー専用駐車場からすぐの場所にあります。
最寄りの天城高原ICからは7.7kmで約12分です。

天城山のQ&A

天城山についてよくある質問と回答を3つ紹介していきます。

  1. 登山記念バッジは買えますか?
  2. 縦走ルートにマイカーで行きたい場合の車の回収方法は?
  3. 天城山に登る際の服装は?

登山記念バッジは買えますか?

登山バッジは登山口の天城高原ゴルフコースで販売されています。
ゴルフコースの営業時間外は、東急ハーヴェストクラブ天城高原のホテルの売店で購入が可能です。

縦走ルートにマイカーで行きたい場合の車の回収方法は?

本記事で紹介している縦走ルートであれば、ゴール地点は天城峠です。
そこからスタート地点の天城縦走登山口に戻る場合、天城峠からタクシーに乗って戻るか、バスで駅に戻りタクシーを利用する形になると思います。
しかし、お金も時間もかなり掛かってしまうのであまりおすすめはできません

天城山に登る際の服装は?

シャクナゲの見頃である5月下旬から6月上旬の服装は、長袖と長ズボンを着用し歩きやすい運動靴やトレッキングシューズを使用しましょう。持っていれば帽子も被っていた方が紫外線対策にもなり、体温調節の手助けにもなります。
急な雨に備えて、雨具の準備も忘れないように気を付けましょう。
秋から冬にかけては、気温に合わせた服装をすることが大切です。標高が上がるほど気温は低くなっていくので、冬用の登山用アウターを持っていた方が良いでしょう。汗冷え対策として、簡単に脱げるアウターを着ていくのもおすすめです。

天城山付近の観光スポット

天城山付近のおすすめ観光スポットを3つ紹介します。
登山で疲れた身体を癒せる温泉も紹介していますので、天城山に登った際にはぜひ訪れてみてください。

  1. 天城わさびの里
  2. 浄蓮の滝
  3. 湯の国会館

天城わさびの里

わさびの里
出典:http://www.amagi-wasabinosato.co.jp/history/index.html

天城わさびの里は、道の駅「天城越え」内にあるわさびのお店です。
予約をすれば、わさびの収穫体験や、わさび漬けの加工体験に参加できます。
わさび漬けを持ち帰ることもできますし、わさびを使った様々な商品の購入もできますので、お気に入りの一品を探してみるのも良いですね。

浄蓮の滝

浄蓮の滝

浄蓮の滝は、伊豆を代表する滝で日本の滝100選に選ばれています。
25mもの落差を持つ浄蓮の滝は、滝つぼで上がる水しぶきまでも圧巻の眺めです。
天然記念物のハイコモチシダの群生地でもあり、国内では浄蓮の滝と九州南部でしか見られたことがありません。
悩みを吹き飛ばしてくれるほど圧巻の滝を、ぜひその目で確かめに行ってみてください。

湯の国会館

湯の国会館
出典:https://www.yunokuni-izu.com/74341/%e3%81%8a%e9%a2%a8%e5%91%82/

湯の国会館は、天城の自然に囲まれながらゆっくりくつろげる、天然の温泉施設です。
大浴場はもちろん、露天風呂やサウナ、温泉スタンドまで設置されています。
露天風呂からは、狩野川のせせらぎと四季折々の景色を楽しめるようになっていて、体も心も癒されます。登山で疲れた体をひと休みさせるには、最高の温泉ではないでしょうか。

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