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【隠れた名品シリーズ】登山用ベースレイヤー『アクリマライトウールスポーツTシャツ』

【隠れた名品シリーズ】登山用ベースレイヤー『アクリマライトウールスポーツTシャツ』

隠れた名品シリーズは、実際に登山で使用してみて快適なアイテムの中から、多くの登山者にまだ知られていないアイテムを紹介する連載記事です。今回は登山やトレイルランニングで発汗を抑えることのできるベースレイヤーを紹介します。その名は『ライトウールスポーツTシャツ』。

製品情報

ブランドACLIMA(アクリマ)
名称ライトウールスポーツTシャツ
素材100% MERINO WOOL 17.5µ 150g/m²
重量120g

アクリマというブランドについて

アクリマは1939年にノルウェーで生まれたメリノウールウェアのブランドです。北ヨーロッパ各地にある縫製工場と提携をして全工程を独自に管理する徹底した製造を心がけたクオリティの高さが特徴です。アクリマは斬新なアイディアを採用したメリのウールウエアが特徴です。

不快な汗蒸れを防ぐメッシュパネル

今回紹介するアクリマのライトウールスポーツTシャツを着用する前に愛用し続けていたのがノローナのビティホーンウールシャツです。このベースレイヤーもメリノウールで、通気性と速乾性を高めるためにメッシュパネルを配置したユニークなモデルです。

僕はこのベースレイヤーを発汗を抑え快適に登山を楽しめることから、登山、トレイルランニング、渓流、スキーなど様々なアクティビティで愛用し続け、見ての通りボロボロになってしまいました。そして全く同じものを購入しようと探しましたが現在は販売されておらず、肩を落としていたところ見つけたのがアクリマのライトウールスポーツTシャツというわけです。

ノローナのビティホーンウールシャツが背面部分が全てメッシュなのに対して、アクリマのライトウールスポーツTシャツはザックで擦れる部分にはメッシュ素材が使われておらず耐久性に優れている点。また脇から袖口にかけての内側全てにメッシュパネルが使用されているので、袖をめくらなくとも通気性に優れている点が異なります。

メッシュパネルが脇、背中に配置されていることで、体温の上昇を防ぐだけでなく、汗をかいたときにベースレイヤーに汗が付着するしづらいので、休憩中ベースレイヤーが濡れた状態だと体温が奪われやすいのですが、これを防ぐことができます。

多くの季節と様々なアクティビティできるベースレイヤー

ロングスリーブであることは日焼け防止、虫刺され防止など登山におけるリスクを低減することができます。日焼けは体力が奪われることを防ぐことができるし、虫刺されは最近問題になっているマダニを防ぐことができるなど多くのメリットがあります。

だから登山だけでなく道なき道を歩くことが多い原流域における釣り、バックカントリースキーにおけるハイクアップ、寒い季節のトレイルランニング、森林限界を超える縦走登山と幅広いアクティビティで活用することができるベースレイヤーです。

メリノウール100%の良さ

アクリマのライトウールスポーツTシャツは、メリノールを100%使用したベースレイヤーです。そしてメリのウールなので通常のウールよりも非常に細い繊維を使用しているので、チクチクした感覚がありません。

汗をかくと匂いが気になりやすいベースレイヤーですが、メリノウールなのでバクテリアの繁殖を防ぎ匂いを低減するので、長期における登山で力を発揮します。

メリノウールは化繊素材と違ってゆっくりと乾く性質があるので汗冷えしづらい素材として知られています。しかし汗を吸った後に拡散し乾いてく過程において、汗の量が許容範囲を超えるとそのサイクルが追いつかずにベースレイヤーが常に濡れた状態で、不快に感じることが懸念されます。

しかしアクリマのライトウールスポーツTシャツは、最も汗をかきやすい背中と脇の部分にメリノウール繊維で編まれたメッシュを配置しているので、拡散と速乾性に優れていて汗の量が多いアクティビティにこそ力を発揮するベースレイヤーです。

立体裁断で動きやすいベースレイヤー

アクリマのライトウールスポーツTシャツは立体裁断で、体のラインに沿って程よいフィット感を保った快適な着心地です。肌にぴったりとした密着感はなく動きやすいベースレイヤーで、それでいて肌についた汗を素早く吸い上げるシルエットです。

これによってベースレイヤーの上にミドルレイヤーを着用してもダブつくような違和感を感じづらく、また手をあげる、腕を振るなどの動作時に突っ張るような感覚がなく非常に動きやすいペースレイヤーです。

フラットシーマによる心地よさ

メッシュパネルと150g/m²のメリノウール生地パネルを縫い合わせる作りなので縫製部分が多いのですが、全ての縫い目にフラットシーマと呼ばれる縫い目が平たくなる縫い方を採用しています。これによってザックを背負った時に縫い目が肌に当たって違和感を感じることがなく快適な着心地です。

今回身長180cm、体重65kgの男性モデルが着用しているサイズはSサイズです。アクリマのSサイズは日本ブランドのMサイズ相当です。

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