僕は行動着としてのウェアを着用する際に、透湿性の良さというのを重視します。そして寒さから身を守りつつ、汗をかかないというコントロールが、レイヤリング時に重要と感じています。
ただし、気を付けなくてはいけないのは、体温コントロールを行い発汗を抑えるというのは個人差があるということです。
例えばバックカントリーによく一緒に行く女性がいるのですが、彼女はいつも寒がっていて、結構厚着をしているんです。僕が同じようなウェアを着ていたら絶対汗だくになるんです。
逆に暑がりの男性も仲間にいて、彼はスキーのビブパンツの下はアンダ-ウェア一枚です。こういうパーソナルなレイヤリングを見ていると正解はないんです。
僕がレイヤリングを慎重に考える時に心がけている方法は、まず向かう場所の外気温は大体わかります。それに対して自分の体温コントロールと湿度コントロールが上手にできるレイヤリングが何かを、持っているウェアの組み合わせで考えます。
バックカントリーならば、ベースレイヤー+インサレーション+ハードシェルという組み合わせで、ハイクアップ時と滑降時とで、どのようなレイヤリングがベストかを考えます。
そんな中、バックカントリースキーで大活躍するウェアの1つが、パタゴニアのR1です。今回はその良さを紹介したいと思います。
おすすめポイント
- 透湿性と保温性のバランスに長けている
- レイヤリングしやすいジャケットタイプ
- ポーラテックとパタゴニアで開発した生地のヌケ感がちょうどいい
- レイヤリング方法の工夫の1つに欠かせないのがウインドブレイカー
商品概要
ブランド | パタゴニア |
商品名 | R1 |
商品説明 | 保温性、伸縮性、通気性を備えたレギュレーター・フリースに耐摩耗性と悪天候に対応する機能を加え、冷涼な山の変わりやすい天候下で多用途に使えるジャケット。 |
価格 | ¥22,000(税込) |
重量 | 326g |
素材 | 5.2オンス・ポリエステル92%(リサイクル・ポリエステル69%)/ポリウレタン8%。DWR(耐久性撥水)加工済み。 |
管理人の評価・レビュー
総合評価 | ★★★★☆ |
快適性 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★☆ |
コンパクト性 | ★★★★☆ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
独自に開発されたポーラテックを採用したR1
生地として信頼がおけて、実際に着ている中で大好きなのがポーラテック社の生地です。やっぱり生地専門の会社は強いなあと実感しています。
パタゴニアのR1はパタゴニア社が独自に開発したポーラテックのパワーグリッド素材を生地に使用していて、バックカントリースキーのハイクアップにはちょうどいい抜け感で、心地よく行動できます。
R1を着用していて汗をかいても、保水もせず、寒さも感じにくいです。また丈が程よく長いので、ミドルレイヤーとして着用中も、たくし上がることが少なくてストレスに感じる事が少ないです。
パタゴニアR1を着てハイクアップ時に気をつけている事
樹林帯から抜けて、風がでてきた時などは、さすがにR1だけでは寒く、状況によってはハードシェルを取り出すこともあります。でもハードシェルを取り出すほどでもない時に、非常に重宝するのがウィンドブレーカーなんです。
僕はアークテリクスのスコーミッシュフーディや、アクシーズクインのハゴロモが好きで持ち歩くことが多いのですが、こういった寒さを凌ぐシーンに出番がきます。
寒さだけでなく、樹林帯をハイクアップしている最中にウェアに雪がついて、そのせいで濡れにつながる可能性があるんです。そういう時にもウィンドブレーカーをパッと羽織るだけで、雪がついても安心なんです。樹林帯でどさっと雪が落ちてきても安心ですね。
僕は比較的寒がりで、汗をかきやすいタイプです。だから汗をかかないように薄着をするけど、運動量が多い時にメリノウールを着ちゃうと、汗をかき、その乾きが気になるので、厳冬期や複数日のツアー以外では、化繊ものを選択することが多いです。