山に行く前に、装備のメンテナンスは大事です。ファーストエイドやエマージェンシーキットを山で使おうと思ったら、全く使い物にならない。いざっていう時にしか使わない道具ほど、時々みてあげて、問題ないか確認しておくようにしています。
ものによっては処分して買い替えなければいけないものも出てくると思いますが、僕は『セメダイン スーパーX』を使っておおよそのものは直しちゃいます。
多用途で使いやすいセメダイン スーパーX
セメダイン スーパーXは自宅で装備のメンテナンスをする時に使うものなので、これを山に持っていくというものではありません。
メンテナンスしたものを幾つか紹介すると、1つはSOLのエスケーブビィビィです。使っていたら、開口部のテープ部分が破れてしまったんです。
このままだとビィビィに入った時に破れが広がる一方だし、広がれば隙間から外気が入り込んでしまうので、破れをセメダイン スーパーXで直しました。
セメダイン スーパーXは固まるまでに、若干の余裕があるので、広い面積に塗ることができます。また粘度があるので、凹凸があっても、盛ってゴムのように固まってくれるので、柔らかい皮やビニールなどにも接着できます。
セメダイン スーパーX2、スーパーXゴールド、スーパーXハイパーワイドと種類があって硬化の速さ、透明度、使用できる素材範囲など用途によって選ぶことができます。今までX2、ゴールドを使ってみましたが、スーパーXが一番接着面の持ちが良い気がしています。
色はクリア、ホワイト、ブラックとあって、SOLのエスケーブビィビィを直したときはクリアを使いました。
軽量化の為にセメダイン スーパーXを使って改造
持っているトレッキングポールが自分にとっては長かったんです。こんなにも必要ないなあと思って、軽量化の為に必要のない長さは切断しました。これによって軽量化ができたんです。
だけど、切断面が空洞になっちゃったんですね。これをそのまま放置しておくと、水が入ったり、土が入ったり、強度も心配だったので穴を塞ぎたかったんです。
そういう時にもセメダイン スーパーXは有効で、こんもり盛って塞ぐことができるんです。
そんな要領でウェアのほつれが気になった時にボンドでとめてみたり、ザックが破けたりした時にも穴を埋めてみたり。今までの経験上では、セメダイン スーパーXの黒が色々と重宝するなあと感じています。
セメダイン スーパーXの保管方法
セメダイン スーパーXに限らずボンド類って、そんなに頻繁に使うものじゃないし、ちょっとだけあればいいっていう気分で購入することが多いと思うんです。次に使う時が、例えば購入してから半年後とかで、使おうと思ったら硬化していて使い物にならない。なんていう経験をした人も多いと思うんです。
そんな事のないように、セメダインを購入して使い終わったら蓋をしっかりしめて、ジップロックに入れて、それを冷凍庫で保存します。そうすると、ちゃんと使い切るまで使えます。
セメダイン スーパーXとの出会い
ウェットスーツやドライスーツの修復に良いとされているアクアシールっていう修正剤があるんです。
僕はこれをフライフィッシングで使ってたんです。アクアシールの使い方としてはシューティングヘッドという遠投がし易いフライラインがあるんですが、太いシューティングラインと細いランニングラインを繋ぐんです。
この結び目を、最後のフィニッシュとしてこういうボンド類で、継ぎ目を無くす為に、アクアシールをつかってたんです。ラインを振る時にも、アクアシールは柔らかくしなりを殺さないので、良かったんですが、つけてからある程度乾くまで液だれしないように、ぐるぐるラインを回しておかなくちゃいけなくて、これが難儀でした。アクアシールは信頼性はあるんですが、僕はインスタントに仕上げることができる、セメダイン スーパーXに惚れて、それからは多種多様に使っているという次第です。
アウトドアをやっている人には特におすすめしたいです。