山に入る際、僕は必ずベースレイヤーにファイントラックのドライレイヤー(旧スキンメッシュ)を着用するようにしています。Tシャツ、タンクトップと形の違いがあって、季節に応じて使い分けています。このウェアは登山で大敵な汗冷えリスクを軽減してくれます。
商品概要
ブランド | ファイントラック |
商品名 | ドライレイヤー・ベーシックT |
商品説明 | 肌に直接着て、その上に吸汗速乾ウエアを重ねることで、肌をドライにキープ。着ているだけで、汗冷え・濡れ冷えのリスクを軽減し、登山やアウトドアでの安全・快適性を高めます。 |
価格 | ¥ 4,620(税込) |
重量 | 46g |
素材 | 100% ポリエステル |
管理人の評価レビュー
総合評価 | ★★★★★ |
快適性 | ★★★★☆ |
軽量性 | ★★★★★ |
フィット感 | ★★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
汗冷えを起こすメカニズムを知る
ファイントラックのドライレイヤーを肌にフィットさせていることで、汗をかいた瞬間ドライレイヤーが汗を吸い上げ汗が肌から離れてくれます。これによって汗冷えを伏せぎます。
身体が冷えを感じる大きな原因の1つに汗があります。汗が蒸発する際に身体が持つ熱も一緒に奪っていきます。その後冷えが生じて寒いと感じるのですが、寒さを感じると、体が体温を維持するためにエネルギーを使います。
山の中で体を動かすだけでも普段以上の体力を要するのに、その上、冷えによって余分なエネルギー消費が生じると疲労がたまり、リスクにつながっていきます。
だから汗をかかないように、レイヤリングを考えることがまずは大事なんですが、登山の最中様々なシーンにおいて全く汗をかかないというのは難しく、汗対策は必須と考えてファイントラックのドライレイヤーをファーストレイヤーに取り入れてます。
季節に関係なく使えるスキンメッシュ
夏のシチュエーションで考えると、スタートは樹林帯で暑く汗をかいやすい状況下にあって、稜線にでると風に叩かれる。そうすると一気に熱が奪われていく。最初は涼しいという気持ちも風に叩かれ続けると自ずと寒くなり、体力が奪われていきます。
冬のシチュエーションで考えると、ハイクアップをして汗をかいてしまい、頂上に出て風に叩かれ、滑走時は運動量がハイクアップに比べて減るので、冷えを感じやすくなる。そんな状況下でも、ドライレイヤーは有効に働きます。
厳冬期においては寒さ対策の為にも、ベースレイヤーにはファイントラックのスキンメッシュの変わりに、よりメッシュ生地に厚みのあるミレーのドライナミックメッシュを着ています。厚みがあることで保温力が増します。
雨の日にこそ重要な汗冷え対策
雨が降ると多くの皆さんはゴアテックスのレインウェアを着用すると思います。行動していて暑いと感じていても、雨が降っているのでレインウェアを着用しなくちゃいけない。そうすると汗をかきやすくなります。
更にレインウェアの外側が雨によって飽和状態になるとゴアテックスウェアの透湿性が損なわれてしまって、いわゆる漏水感があり、水分の進入が無いのにも関わらずウェアの内側に水滴が付着してしまうということがあります。
そんな状況下においてもドライレイヤーは、外側からの肌の濡れも防いでくれるので有効だと思っています。