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アークテリクスの代表的な化繊インサレーション『アトム ジャケット』の2023年モデルの特徴と着心地の良さをレビュー

アークテリクスの代表的な化繊インサレーション『アトム ジャケット』の2023年モデルの特徴と着心地の良さをレビュー

アークテリクスのアトム LT ジャケットから名前が変わってアトム ジャケットとして2023年リニューアルされました。アークテリクスの化繊インサレーションの中でも、汎用性の高さから人気のあるアトム ジャケットを今回はレビューします。

アークテリクスの化繊インサレーションの中におけるアトムの位置づけ

アークテリクスは化繊インサレーションに力を入れているアウトドアブランドです。中でも人気の高いモデルにアトムとプロトンがあります。

この2つの化繊インサレーションはどちらもアウター、ミドルレイヤーとして機能し、保温着としても行動着としても着用できる特徴を備えています。

化繊インサレーションは

  • アトム:コアロフト60
  • プロトン:コアロフト60とコアロフト80を戦略的に配置

重量においてはプロトンにはジャケットタイプがないのでそれぞれフードタイプ付きで比較すると、

  • アトム:370g
  • プロトン:400g

ここまでのスペックを見るとプロトンの方が保温力が高いように思いますが、プロトンの方が通気性に優れた表面素材「Fortius™Air20」を使用しており、アトムに比べてよりアクティブユーザー向けにデザインされています。

対してアトムは防水効果にも優れた表面素材「Tyono™20」をしており、アウターとしても着用することができる汎用性に優れたモデルとして認識されています。

だから風や悪天候にも強く、さらには動きやすく、登山や街中にも使用しやすいモデルです。

化繊インサレーション「アトムモデル」の種類

アークテリクスのアトムは、過去にはアトム SL、アトム LT、アトム ARというようにいくつかの種類がリリースされていましたが、2023年時点では最も軽量なアトム SL フーディと、中間的な位置づけのアトム ジャケットとアトム フーディ、今年から新たに保温力に優れたアトム ヘビーウェイト ジャケットとアトム ヘビーウェイト フーディがリリースされました。

このような位置付けからもわかるようにアトム ジャケットは最も汎用性が高く、またフードがついているモデルとジャケットタイプの2種類から選ぶことができます。

フードタイプはアウターとして使用する時に首から頭全体を温めるのに便利で、ジャケットタイプはフーディーよりも40g軽量で、軽やかな着用感とミドルレイヤーでの使用に適したデザインです。

使用されている化繊インサレーション「コアロフト」とは?

アークテリックスが開発した化繊インサレーションはコアロフトと呼ばれ、アークテリクスがリリースする化繊インサレーションのほとんどに使用されています。

この化繊インサレーションは濡れても保温力が失われづらいということ、また着用し続けているとへたり易いインサレーションが多い中、圧縮と収納と着用・・・と様々な使われ方によって酷使されても耐える仕様で、一度購入すれば長い期間愛用し続けられます。

耐久性に優れているだけでなく保温力に重要なロフトの高さと維持にも優れた素材です。

ダウン抜けもないし、メンテナンスも容易で、濡れても保温力が失われづらい安心感から雪山登山やバックカントリースキーをする人に人気のあるアイテムです。

アトム ジャケットのデザインと他の化繊ジャケットとの違い

アトム ジャケットのデザインで最も特徴的なのが体の側面に使用されたフリースです。このフリースはストレッチ性に優れているだけでなく、コアロフトよりも通気性に優れているので、アトム ジャケットの中に熱がこもり始めると効率的に換気をしてくれます。

例えばアップダウンを繰り返す雪山登山、バックカントリースキーなどでは着用し続けていても汗をかきづらく快適に行動することができます。街中であれば肌寒い外から公共施設内に移動しても蒸し暑くなりづらいです。

ポケットはジッパー付きのハンドウォーマーポケット、ジャケット内の右胸に当たる部分にジッパー付きポケットが備わっています。ジッパータブにはグローブをした状態でもつまみやすいゴム製のタブがついていて使いやすいです。

ハンドウォーマーポケットは手を突っ込んだ時に手の甲に当たる部分が起毛したフリース素材で気持ちよく手を保温してくれます。内側のポケットはスマートフォンを入れるのにちょうど良い大きさで、寒い季節にスマートフォンを温めてバッテリー低下を防ぐのに便利です。

襟の部分は、首に風が当たらない高さで、内側にあるフリース素材が首を温めてくれます。

袖口はストレッチ素材で程よく手首にフィットし、裾には左右にドローコードがついており、裾からの冷気の侵入を防ぐように腰回りにフィットします。

表面素材は柔らかく、動いていてもシャカシャカと音がしづらく、ほどよくストレッチをして動きやすく、小雨程度であれば水も弾く素材です。3シーズンにおけるテント泊登山の防寒着としても使いやすいアイテムです。

サイズ感

着用しているのはMサイズで、身長約180cm、体重67kgでTシャツの上から着用して少しゆとりがあり、ミドルレイヤーを着用するとちょうど良い大きさです。

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