登山では様々な持ち物がありますが、小物類は数えると最も多く、これらを上手に収納することで登山中を快適に過ごすことができます。今回は僕が使用している登山中に使用する小物類、これらを収納するおすすめの収納ポーチ、おすすめの収納方法について紹介します。
登山中に使用する小物類
登山中に使用する小物類は以下のようにカテゴリー分けすることができます。
- ファーストエイドキット
- 食事中使用する小物
- 電化製品類
- 行動中に使用する小物
- 小物とは言えないけど行動食
- 化粧品類
いずれの小物も日帰り登山、縦走登山といったスタイルに関わらず必ず持ち歩くもので、これらの小物類を上手に収納することができれば、登山中小物類を取り出す行動をルール化ができて、「あれどこにしまったっけ?」とものを探す時間が省けます。
それぞれのカテゴリーで持っていく小物類をざっと紹介すると
ファーストエイドキット
- 大きなバンドエイド
- 小さなバンドエイド
- ムヒアルファ
- ダクトテープ
- ビニール袋
- マダニ取り
- ヘッドライト予備
- ステロイド外用剤
- 足のマメ対策用テープ
- 三角巾
- 包帯
- かゆみ止め錠剤
- 笛
- マルチツール
- ローソク
- 紐
- グローブ予備
- サバイバルマッチ
食事中使用する小物
- ナイフ
- カトラリー
- ライター
- ランタン
- ガスバーナー
- 歯ブラシ
- 調味料入れ
- マルチ布巾
電化製品類
- ヘッドライト
- モバイルバッテリー
- ケーブル
- 予備の電池
行動中に使用する小物
- 日焼け止め
- 目薬
- リップクリーム
小物とは言えないけど行動食
- ブラックサンダー
- カロリーメイト
- 羊羹
- SOYJOY
化粧品類
- 基礎化粧品
- 下地
- パウダーファンデーション
- アイブロウ
- アイシャドー(茶系)
- チーク
- 色付きリップクリーム(SPF20PA++)
おすすめの収納ポーチ
これらの小物類を収納する際に重視するポイントは、サイズ、素材、出し入れのしやすさです。
小物類を収納するのに便利なポーチは全部で5種類あります。
- 山旅X-PAC製ファーストエイドキットポーチ:27g|サイズ:約9cm×18.5cm×6cm
- 山旅ダイニーマ製キューブポーチM:18g|サイズ:約8.5cm×18.5cm×6.5cm
- 山旅X-PAC製キューブポーチM:27g|サイズ:約10cm×17cm×4.5cm
- 山旅ダイニーマ製キューブポーチS:13g|サイズ:約7cm×12cm×3.5cm
- 山旅X-PAC製キューブポーチS:17g|サイズ:約6cm×12cm×3.5cm
素材は2種類で、サイズはそれぞれ異なります。
統一している特徴は、ジッパーに止水ファスナーを使用しているので中に入れたものが濡れづらい特徴があります。縫い目にシーム加工は施していないので完全防水ではありません。また素材に使用しているX-PACとダイニーマはどちらも防水性と耐久性を併せ持った非常に軽量な素材です。
中に入れたものを取り出しやすいように、ジッパーはU字型に大きく開きます。またダブルジッパーでどこからも開け閉めができて使いやすく作られています。ポーチの上半分が開くので小物類がごちゃごちゃ入っていても中のものが取り出しやすいようにデザインされています。
ポーチ左右の中心部分にストラップがついていて、この部分にストラップを取り付けることでサコッシュに早変わりします。
おすすめの収納方法
今回紹介する5つのポーチのおすすめの収納方法について紹介をします。
山旅X-PAC製ファーストエイドキットポーチ
外側に十字のデザインでX-PACの生地が貼られていて、誰が見てもポーチの中にファーストエイドが入っていることがわかるようにデザインしています。自分だけでなく他人が見てもわかることで、自分が動けない時にファーストエイドキットポーチを探してもらうことができます。
外側の十字の部分には日常をよく使うバンドエイドを収納しておくことができるので、手や足にすり傷を負った時にジッパーを開けず、探さず、すぐにバンドエイドを手にすることができます。
山旅ダイニーマ製キューブポーチM&山旅X-PAC製キューブポーチM
ファーストエイドキットポーチとほぼ同じ大きさの黒いポーチです。ファーストエイドキットポーチとしても使用することができるし、女性の方は化粧品類を入れておくのにちょうどq良い大きさです。また行動食入れ、食事中に使用する小物類などを入れておくのにも便利で、登山アイテムの整理整頓をしたい方に非常におすすめのポーチです。
ダイニーマのポーチはX-PACのポーチより約10g軽く、装備の軽量化をする方に人気があります。またダイニーマのポーチはX-PACのポーチと比較すると横幅が広く作られていて浅めなので、小さなものが取り出しやすいです。対してX-PACは高さがあるので少し大きなものを収納するのに便利です。
- ダイニーマのポーチサイズ:約8.5cm×18.5cm×6.5cm
- X-PACのポーチサイズ:約10cm×17cm×4.5cm
山旅ダイニーマ製キューブポーチS&山旅X-PAC製キューブポーチS
非常に可愛らしいサイズのSサイズポーチはモバイルバッテリーとケーブルのセット、よく使用する日焼け止め、リップクリーム、目薬のセットを収納するのにちょうど良い大きさです。また小銭やお札、カード、家や車の鍵などの貴重品をまとめて収納しておくことで、「どこにいったっけ?」という一瞬の不安をなくすことができます。
山でご飯を作ることが好きな方は、調味料、食事の時に使用するナイフやライターなどを収納して、食材とは別に整理整頓するとスムーズに料理をすることができます。
まとめ
今回はファスナーがついているポーチを紹介しましたが、巾着型の小さなスタッフバッグや、雨汗に濡らしたくないものを収納しておくのに便利なドライバッグを合わせて活用することで登山道具の整理整頓が楽になります。
一度、山や旅行、キャンプなどに持っていく道具の中でも整理整頓をしたいアイテムをカテゴリーごとに並べてみて、そしてそれらを使うシーンを想像してみて使いやすいポーチやスタッフバッグを選んでみてください。