僕の冬山の楽しみ方は、スノーランニング、スノーハイキング、軽登山での雪山テント泊といったアクティビティが主です。
例えば雲取山へは人気の登山道を重い荷物を背負って奥多摩小屋まで向かい、そこで雪の中晩酌を楽しんだり、赤城山へはスノーランニングを楽しみに出かけたりと、ツボ足、スノーシュー、アイゼンを使用しなくとも(使用したほうが安全な場合ももちろんありますが)楽しめる時期を狙って遊びに向かいます。
だから北アルプスなど雪深い急登の多い山に出かけることはないので、足回りもそれに見合った、できるだけ歩きやすさを重視するように心がけてます。
雪山に最適なソックスとの出会い
雪のないシーズンには源流にでかけてテンカラを楽しむことが、ここ2,3年のアウトドアライフの一部になっていますが、林道から源流に向かう走ることのできるトレイルはなるべく走るんです。単純に釣りをする時間が増えるのと、眺めは地味だけどトレイルランも楽しめるので一石二鳥ということで、そのようなスタイルを楽しんでいます。
そうすると足回りはトレイルラン用のシューズをセレクトして、釣りの時は川の中を歩くシーンが多いので、シューズもソックスもびしょびしょになることを覚悟します。
でもできるだけ足を濡らしたくない、もしくは逆に濡らしてもいいから水はけをよくしたいと思って色々な靴下やシューズを探していたんです。ビニールをソックスとシューズの間に挟んだり、ゴアテックス製のソックスを取り入れたりしましたが、どれも自分の足にしっくりこなくて、思案していたんですが、そんな中非常に良かったのがSealSkinz(シールスキンズ)のソックスです。
シールスキンズの防水ソックス
シールスキンズというブランドはソックスからスタートして、その後帽子やグローブとアイテムが増えていっているのですが、そのどれもが防水というコンセプトです。
作りは3層構造になっていて、肌を濡らさず、更に暖かく快適に足を保ってくれるというのが特徴のアイテムで、ソックスは多くのバリエーションが発売されています。
僕が使っているソックスはMTBシリーズの中厚手素材のソックスで、膝下までの長さがあるのが特徴です。
ソックスの厚みはあるので、走るというのにはあまり適しておらず、スタート時は走りに適したシューズを履いて川に入るときにソックスの履き替えをというように、アクティビティによって対策の違いがあります。
MTBシリーズのシールスキンズソックス
このソックスの大きな特徴の1つに、ソックス上部の内側にシリコンテープが施されていて、肌と密着して上からの水や砂などの侵入を防いでくれるんです。渓流時に結構深く浸水しても、ソックスの中に水が入りづらいのはいいところです。
このシールスキンズの防水ソックスはメリノウールがライナーに施されているので、保温が素晴らしく、保湿コントロールにも優れているので、冬場にも使いはじめて、非常に快適です。
シューズに保温性をすべて委ねるとどうしてもシューズが頑強になってくるので、ソックスにも保温性を取り入れて、シューズをトレイルラン用のシューズというように、トレードオフの状況で上手な選択肢を行っていると思っています。
動きが止まってから、テント場で山時間を楽しむときにもシューズを履くのが面倒で、ソックス1つで雪の上を歩くこともあります。
このソックスをアクティビティに取り入れてから、雪、水と上手に付き合いながらアウトドアを満喫できるようになったと感じています。