ハイパーラミナ スパーク

テント泊をする時に一番の悩みは『心地よく就寝できるか?』ということです。
・首が痛くならない寝心地のいいピロウか?
・背中がバキバキしないマットか?
など気になる点は多くあるのですが、中でも
・寒くて夜中目が覚めないか?
というのは寒がりの僕にとっては死活問題で、次の日に疲れを残さず登山を楽しむ為にも熟睡できるという時間はとても大事だと思ってます。寝る時間に辛苦が付きまとうとそれこそテント泊そのものが嫌になってしまうと思うので装備にも気を使っています。

ダウンシュラフと化繊シュラフのメリット・デメリット

化繊シュラフ マウンテンハードウェア

そんな僕が現在3シーズンで使用しているシュラフはマウンテンハードウェアのハイパーラミナ スパークです。このシュラフは化繊で、それまではずっとダウンシュラフを使っていました。

化繊シュラフ

ダウンシュラフを持って3日間の縦走をしたとき、大雨にふられちゃったんです。シュラフこそ雨に濡れることはなかったのですが、テントの中の結露と自分の汗とで1日目からダウンが湿気を含んだ状態になってしまいました。そのあとの2日間も雨は降り続け、シュラフを乾かすことができず、夜中はウェアを全部着込んでも寒くて熟睡できず、辛い思いを経験しました。その経験を経て、濡れても保温力が落ちにくい化繊シュラフに変えたいと考えたんです。

しかしながら化繊はダウンに比べると保温力が落ちる。さらに重量と嵩張りが出てきてしまうというデメリットが付きまとうんです。天秤にかけて、どちらが自分に合っているか?じっくり悩みました。

マウンテンハードウェアの化繊シュラフの保温力

化繊シュラフ

そんな時にマウンテンハードウェアのハイパーラミナ スパークが保温力にも優れ、更に重量と嵩張りが同じ保温力のダウンと比べても大差がない。というより軽いんじゃないか?ぐらいの目から鱗の化繊シュラフと出会ったんです。

化繊シュラフ マウンテンハードウェア

マウンテンハードウェアのハイパーラミナ スパークのカタログに見る使用温度基準はEU規格で、快適が5度、最低が0度、限界が-16度と3シーズンでは幅広いシチュエーションで活用ができるものです。ちなみに限界温度が最低から大分温度が落ちていますが、こちらもカタログ説明の記述をそのまま引用すると「スリーピングバッグに入ったときに標準的な成人女性が耐えることのできる限界温度。極限状況での使用を想定した評価で、一般的な登山者には推奨できない温度評価です。」と書かれています。ここはあまりあてにしないほうが良いと感じていますが、0度以下の気温でも工夫(ダウンシュラフを着込んだり、マミーライナーを取り入れたり、エマージェンシーシートをシュラフカバーの様に使ったり…)をして結構持ちこたえてます。

ハイパーラミナ スパーク

シュラフの保温力1つとっても、作りによって体感は大幅に変わると、今まで多くのシュラフを使っていて感じるところです。ハイパーラミナ スパークを含めたマウンテンハードウェアの化繊シュラフは、マミー型で体にフィットした作りです。フィットしすぎると寝心地が奪われてしまうのですが、足曲げや寝返りなどがしづらいということもなく、快適な寝心地です。自身の体型は細見なので、ガッチリした方の場合はまた違う印象を感じるのかもしれません。

マウンテンハードウェアの化繊シュラフの構造

ハイパーラミナ スパーク

マウンテンハードウェアの化繊シュラフのもう1つ凄いところは、保温性能を3つのゾーンで分けて、冷えを感じやすい部分は多めにインシュレーションを配置しているんです。体幹と足元を温めると冷えを感じにくいことからも、この部分を多く、それ以外のゾーンは少なめにと、配置しており、結果軽量性・コンパクト性が高まっています。

化繊シュラフ

シュラフやダウンジャケットなどをじっくり吟味したことがある人なら聞いたことがあると思われる『コールドスポット』。コールドスポットが生まれやすい場所として縫製部分が主に挙げられますが、ハイパーラミナ スパークを含めたマウンテンハードウェアの化繊シュラフは、ウェルデッドラミナ構造とよばれるシームレスな作りによってコールドスポットによるヒートロスを防いでくれているんです。

シームレスになると中綿がシェルとずれてしまい途切れが生まれてしまうと思うんですが、ウェルデッドラミナ構造は中綿とシェルを溶着固定しているので、そういった心配はご無用というわけです。溶着技術はマウンテンハードウェアの防水ザックなんかを見ても優れているところがあり、面白いメーカーだなあと感じることが多いです。

マウンテンハードウェアの化繊シュラフの軽量性

化繊シュラフ

ハイパーラミナ スパークはカタログ数値(目安)で重量737グラムと化繊シュラフにしては驚くような重量です。重量を図るときにシュラフの持つ使用温度基準と対比しながら『軽い・重い』をジャッジしていますが、難しいのはメーカーによって規格が異なっていたり、快適・最低・限界の考え方が違っていたりするので、非常にややこしいんです。
こればっかりは実体験に基づいて、シュラフで人気のあるISUKA、モンベル、ナンガ、ウェスタンマウンテニアリングなどなど色々使ってみて、自分なりの基準値を設けられればベストですが、大変ですね。

マウンテンハードウェアにおいては、最低温度を「スリーピングバッグに入ったときに標準的な成人男性が寒さを感じず、快適と思える室外の最低温度を表しています。」と記載されているので、-5度ぐらいまではダウンを着込むなどで快適な睡眠ができると考えて使っています。

軽量性を実現するための作りとして、ゾーン別でインシュレーションの量を調整している(前述)という点は見逃せない点です。それ以外にも、ジッパーはハーフレングスで、出入りがしやすいダブルスライダーを備えセンタージッパーというユニークな作りで軽量化を図っています。

化繊シュラフ マウンテンハードウェア

化繊シュラフ マウンテンハードウェア

これらの軽量化は嵩張りを抑える役目もあり、更にハイパーラミナ スパーク用のコンプレッション付スタッフバッグで嵩張りを抑えています。保管用メッシュストレージパッグと一緒に購入すると付属されています。


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