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行動食
2018.01.31
干すことでエネルギーも栄養価もアップする行動食 『干し芋』

干すことでエネルギーも栄養価もアップする行動食 『干し芋』

山に入るときの行動食として気にしているのは、重さに対してのエネルギー量と栄養価です。だからナッツやドライフルーツを好んで持ち歩いていますが、長い縦走になると、毎日の様に食べるので味に飽きてしまいます。そんな環境を打破するためにバリエーションを持たせて行動食を持ち歩くようになったのですが、中でも気にいっているのが干し芋です。

干し芋はサツマイモを蒸して乾燥させて作るんですが、成分値が乾燥させることで変わるんです。蒸しただけの芋、焼き芋と比べてもその成分値は高く、行動食としてはうってつけです。

行動食 干し芋の栄養価

行動食の干し芋の作り方


成分値が大きく変わるのはカロリー、タンパク質、食物繊維、カリウム、マグネシウムなどがあり、いづれもアクティビティ中に補えて嬉しい栄養群です。

カロリーは生のサツマイモに比べて約2.5倍、タンパク質は約3倍、食物繊維は約2.5倍、カリウムは約2倍、マグネシウムは約2倍と、おおよそ倍に増えるんです。干すことによって水分が抜けるとともに、紫外線の影響で縮合反応という反応が起きるようで、これらが栄養素を増やす要因となっているようです。

行動食 干し芋の作り方

行動食の干し芋の作り方

この干すという作業は注意さえすればとっても簡単です。僕の場合は自宅がマンションという事もあってベランダで干し作業を行います。

自宅のベランダは日が当たるのが午前中の限られた時間のみですが、風通しが良ければ水分は抜けやすくなりますし、空気が乾燥している秋から冬にかけては尚のこと乾燥させやすいです。湿気が多い室内や、気候ではカビが生えやすいので注意が必要です。

行動食の干し芋の作り方

干すための道具はキャンプでお皿を乾かすためのドライバスケットを物干し竿に吊るして乾燥させます。

干し芋を作る最初の工程は生のサツマイモを8等分ほどの切って、鍋の中で蒸します。蒸し終わったら好みで皮を剥いて、食べやすい大きさに切ります。切るのは蒸してからの方が切りやすいので、そのようにしています。また皮のちかくは栄養が多く含まれているので、包丁で切るより蒸したあとに剥く方がいいように思います。

切り終わったらドライバスケットの中に並べていきます。この時気を付けているのは、サツマイモ同士がくっ付かないよう間隔をあけて並べることです。

出来上がった干し芋はなるべく早めに食べきるようにしているので、登山計画が明らかになってから時期をみて作るようにしています。乾燥の度合いによって保存期間にも違いが出てきて、半乾燥で冷蔵庫保存時のうえ5日以内、完全乾燥で3週間以内を目安に食べきるようにしています。

登山にいかなくとも、おやつがわりに食べています。ただしカロリーは高めなので食べすぎには気をつけなくちゃいけません。

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